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月見 まる
2020年3月13日 13:06
現在、以下の様に更新しています。不定期・「夢うつつ絵本」月曜日or火曜日・「創作記録」小説は現在「夢うつつ絵本」を中心に創作中。更新は不定期です。日々描いて作って、何かしら活動しております。毎週月曜日(予定)に「創作記録」としてゆるくまとめて投稿中です。(2022.1.4)※以下の文章は、これまで小説として描いた物語の概要です。『 BOX SPACE:夢現 』(物語の
2020年3月11日 07:01
夢の解体時生まれた「星の子」ミィクと、インク屋の店主・ワニの姿をした「緑の子」のジジアは客として訪れた墓守の兄弟、ドミノとドムの注文を聞く前に欲しいものを言い当てた。 「欲しいのは、新しい日記と……そっちの子のペンかい?」 ドムはジジアの鼻先がスンスンと動いているのをじっと見ていた。 「はい。よろしくお願い致します」 ドミノは自分のカバンから長年愛用したペンと手帳を取り出し
2020年3月8日 06:53
夢の壊し屋・ファミリーの火影は、墓守の兄弟・ドミノとドムに夢の壊し方について簡単に説明した。 「壊し屋は、位があってな、1番のトップが『リザード』って呼ばれる火炎滅(かえんめつ)だ」「リザード?」「こいつだよ」 火影は背中にくっついている第2の守護柱の「リズ」を指差した。リズはトカゲの姿をしているが、その大きさは猫ほどあった。爬虫類特有の固い鱗顔のリズは、長い尻尾を振って火影
2020年2月16日 08:17
墓守のドミノとドムの生活は毎日が新鮮だった。今まで村に住んでいたドムは、見たことのない植物や動物に。今まで山で1人っきりで暮らしていたドミノは、ドムの驚いた様子や反応1つ1つに。 小川の淵を覗き込むドムは、こちらを警戒する緑色の葉っぱを凝視した。ドミノは手頃な木の枝を拾い、ドムの隣に立った。 「食料は主に家の前の庭や、裏の畑で調達できます。もし、腕に自信があるのなら狩りをすればい
2020年2月13日 07:04
薄暗い山道を歩く2人の兄弟、兄のドミノと弟のドム。ドムは墓守であるドミノの置いた足場を頼りに不安定な山道を進んで行く。 さらに一層暗闇が広がる山道へと差し掛かった。ゴツゴツとした大きな岩場には、何年もかけて木の根が張り付きそこに生い茂る木々や植物がトンネルの様に陽の光を遮っている。 「今、ランプを!」 ドムは荷物を下ろそうと肩に手をかけたが、ドミノは必要ないと首を横に振った。