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ソクラテスが決算ついでにNetflix理解に必要なKPIチャートをひたすら並べます
こんばんは。爆騰する米国IT株もひとまず調整モードで、先行きを占う第1弾としてNetflixの決算が先週発表されました。足元好調だったものの、保守的な見通しで株価は大きく調整しました。本日は同社サービスを楽しむ皆様、長期的な投資を考える皆様のために同社を理解するにあたって有用となるKPIチャートをひたすらシェアさせていただければと思います。合わせてソクラテスの個人的な感想(結論、長期買い増し!)をシェアさせていただければと思います。ぜひ役立ててください!
直近の新規有料ユーザー数の推移(百万人)
総有料会員数の推移(百万人)
四半期別粗利率
四半期別営業利益率(研究開発費・マーケ費用除き)
四半期別売上高マーケ費用比率
四半期別売上高研究開発費比率
四半期別営業利益率
ソクラテスの戯言:直近の数字と決算説明会コールを聞いて
ソクラテス自身もそれなりに同社株を保有しているポジショントークも含めて同決算と株価下落を考察させていただきますと、結論ソクラテスはマーケットが勝手に過剰期待をし過剰反応しただけで長期的には保有すべき株だと思っています。以下思ったポイントです。
【新規ユーザー数について】
たしかに、チャートだけ見ますと新規ユーザー数は明らかに減速してます。ただコロナによる目先の数字だけでなく、一歩下がってみてますと仮に同社が3Q見通しのとおり新規ユーザー数250万人を加えたとしても、2020年に入ってからの四半期平均新規ユーザー数は950万人と従来の新規ユーザー数水準を大きく上回ってます。同社CEOも決算コールで”Tamping Down Expectations”と表現していましたが、明らかに市場が勝手に期待を膨らましただけで、長期的に同社をみるのであれば確実に同社プラットフォームの吸引力は強まっていると思います。また、同社はKPIとして直接チャーン(ユーザー離脱率)やエンゲージメントの数字を開示してませんが、それらについては確実に社内ではKPI管理を行っており、状況としては悪くないと経営陣もコメントしております。
【収益性について】
同社の場合あまり収益性は注目されませんが、上記で共有させていただきましたチャートからもわかりますように収益性は確実に上がっております。純粋な収益性もそうですが、個人的に特に注目しているのがマーケ費用に関するコメントです。マーケ費用が売上高に占める比率は低下傾向にありますが、こちらについては抑制というよりは構造的に顧客獲得コストが低下していることを同社は決算コールで示唆しております。
巣ごもり需要も当然ありますが、ユーザーベースが拡大するにつれて効率的にマーケティング活動を行えるようになってきており、まさしくITプラットフォーマーの1番の強みである規模の経済性が働いている状況です。
また、今後につきましても今回変更がありました経営布陣が長期的にコミットするコメント、コロナ下におけるコンテンツ制作管理の優位性、コンテンツポートフォリオの最適化(リアリティーショー・アニメ・ドキュメンタリー・コンテンツ買収等)、配給ルートに関する考え方など引き続き安心するコメントが多く、非常に統制がとれている印象を受けました。
株も仕事もそうですが、期待されすぎというのもつらいですよね。ただそこの高い期待を超え続けるのも一流企業である所以ですので、これからも同社には頑張ってほしいところです!今後も同社とは末永く付き合っていきたいと思ったソクラテスでした。
最後までお読みいただいた方はありがとうございました。皆さんのご意見・感想・質問お待ちしております!!
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