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生活のための分析 : 30年間圧倒的一般庶民が貧乏になった理由 : 財務省とマスコミが積極財政を嫌う理由 by 鮫島浩

Part1 : 権力者はお金で人を支配する

鮫島さんの「財務省とマスコミが積極財政を嫌う理由」講演内容が印象深かったので分解させて頂きます。
こちらの記事はこちら や こちら の記事のスタイルを継承したものです。

ベテラン記者

鮫島さんは27年間にわたり朝日新聞記者として政治部で働き、数多くの政治家、財務省官僚と接してきました。政治の裏側を知り尽くしたベテラン記者です。

「正極」

政治の本質は「正極」、つまり少数派を味方につけて多数派を形成し、政治的に勝つことにあると指摘しています。家庭の中でも政治の世界でも同じことがいえ、子供を味方につけて家庭内で発言力を高めたり、議員を味方につけて法案を通したりするのは正極の実例です。

財務省は国民をお金で縛り、支配している

財務省は国民をお金で縛り、支配していると断じています。限られた予算を自らの支持者に配分する一方、批判者からは予算を切り捨てることで、財務省へのすり寄りと従属を生み出しています。

積極財政こそが本来の政治

緊縮財政は国民を経済的に困らせ、財務省に頼る体質を作り上げます。これに対し、積極財政こそが本来の政治、国民の幸せを実現する政治を取り戻すカギとなります。

民主主義の本質

権力者は国民をバカにしており、積極財政はモラルの崩壊につながると恐れているのですが、これは偽りの論理です。むしろ財政支出の使途を国民が決めることが民主主義の本質なのです。民主主義の本質は、国民一人ひとりの幸せを考えることにあるはずです。限られたお金の配分に執着する現在の政治は、その本質を見失っているのです。

マイノリティの立場にある人々の連帯

権力を変えるには、同じようにマイノリティの立場にある人々の連帯が必要です。支配者への上下対決がカギとなります。

れいわ新撰組

れいわ新撰組は、積極財政を訴えることで、この権力変革の担い手となりうる存在です。経済政策と政治闘争の両面から現体制に挑戦すべきだと提言しています。

Part2 : 消費税増税についての分析

消費税増税に焦点を当て分解

緊縮財政の姿勢

岸田政権は2025年度のプライマリーバランス黒字化を掲げており、これは消費税増税を視野に入れた緊縮財政の姿勢を示している。

プライマリーバランス黒字化とは

プライマリーバランス黒字化とは「税収と支出を均衡させる」ことで、消費税増税なしには実現が困難。

法人税減税と消費税増税をセット

自民党は法人税減税と消費税増税をセットで進めてきた歴史があり、今回も消費税増税が狙い。

消費税増税は庶民の負担を増やす政策

消費税増税は格差拡大につながる可能性が高く、庶民の負担を増やす政策である。

Part3 : 積極財政vs緊縮財政

上の講演のCORE? のVIDEOではないだろうか?と判断させて頂きましたので、続けて以下のVIDEOを分解させて頂きます。

積極財政派と緊縮財政派の経済学的な対立

国債は国の借金ではないという議論があるが、これは積極財政派と緊縮財政派の経済学的な対立を反映している。この対立は非常に重要で、日本の財政政策の方向性を左右する最重要課題の一つである。

試行錯誤の経済学

経済学に絶対的な答えはなく、時代とともに理論が進化してきた。古典派のアダム・スミス、マルクスの労働価値説、ケインズの有効需要説、新古典派の市場原理主義など、経済学説は時代状況によって変遷してきた。今後も絶対的な正解はなく、試行錯誤が続くと考えられる。

世界は大きな転換点

現在、世界的には長年の新自由主義政策による格差拡大への反動から、トランプやサンダースなどが台頭し、従来の緊縮財政から積極財政重視への流れが生まれている。世界は大きな転換点にあるといえる。

安倍政権下でのアベノミクスとは

日本では、安倍政権下でのアベノミクスは、金融緩和により株高を実現し上級国民に恩恵を与える一方、消費増税により庶民の負担を増やすなど、上級国民には積極的な政策を取りながらも、庶民には緊縮的な政策だったといえる。

野党の選択肢

岸田政権は、2025年度のプライマリーバランス黒字化を 掲げ、消費増税を視野に明確な緊縮財政の姿勢を示している。これに対して、野党は可能な限り積極財政の選択肢を追求すべきだ。

積極財政のリスク

積極財政には、インフレや通貨安などのリスクがあるが、誰一人取り残さない社会を実現するという理念を貫徹するためには、一定のリスクを受け入れて積極財政を選択することも正当化できる。野党はこの立場を明確に示すべきだ。

積極財政は庶民の希望

要するに、緊縮財政は既得権益層を守るが、積極財政は庶民の希望となり得る。野党はできる限り積極財政の可能性を追求し、政策の対立軸を明確にすべきである。が、このVIDEOの核心かと??。

感想 : 

自己の経験を活かし分析し、これほど明確に解決案を提案するジャーナリストを他に知りません。このスタイルを続けて頂きたいものです。今回の鮫島さんの見解では、この30年間に圧倒的一般庶民が貧乏になったのではなく、貧乏にさせらたと考えるのが自然です。
+こちらの記事は私の備忘録としてUPさせて頂きました。


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