「ネット・ジャッジ」を惜しみますか?

話題の「3球連続誤審」です。

最後のは「ストライクでしょ」と思いました。でもあとの2球の判定は私には高難度。ボールに見えなくもない。

どこかのコメント欄に「それまできわどい球をストライクにしていたからバランスを取ったのでは」と書かれていました。たしかに、そういう帳尻合わせは日本のプロ野球でも目にします。3ボール0ストライクのシチュエーションだと判定が甘くなったり。

選球眼の良さに定評のある名打者が当然のように見送ったらボール、みたいなケースもありました。昔の落合さんとか。阪神時代の福留選手もそれで押し出し四球を選び、サヨナラ勝ちを呼び込みました。

こういうのも「人間がおこなうスポーツの醍醐味」なのでしょうか?

たまに「誤審も野球の一部」なんて声を聞きます。しかし一球一打に人生を懸ける選手、そして必死に応援するお客さんの気持ちを考えたらミスジャッジはないに越したことはありません。

テニスの4大大会を見ると、サービスがネットに触れるたびに「ピー」と音が鳴っています。あのシステムができる前は、人間の「ネット・ジャッジ」がいたそうです。いなくなる前後は「伝統が崩れる」みたいな話が出たとか。でもいまはどうでしょう。惜しむ声を聞きますか?

先日、職場でセルフレジに対して「横着するな」「昔よりサービスが悪くなった」と憤る年配の方がいらっしゃいました。申し訳ございません。レジ業務で得られるものが多いのも事実です。でもベストは、お金を払っているお客さんにとって不利益がないこと。現在はポイントカードやクーポンが増え、支払い方法も多様化し、以前よりミスが起こり易くなっています。

一方で従業員は少なくなり、荷物や業務の量は減っていません。

これらの状況を考えると、やはりセルフレジの導入は必要なのです。我々にとってもお客さんにとっても。

ご理解いただけると幸いです。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!