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「売れないとき」こそ選書チャンス

職場の売り上げが芳しくありません。

先日「大量発注を控えるように」というお達しが本部から来ました。要は売れるものを売れる量だけ入れろ、棚に出せないものは返品しろと。在庫というものは抱えているだけで店の財政を圧迫しますから。

うーん、でもね、言わせてもらうと私の担当する棚はそこまで過剰にだぶついてはいないのですよ。ストック過多なのはコミックと文庫&新書辺り。特に新書はもう少し数を絞り、並べ方も工夫して担当者の色を出さないと面白くないような。。

売れないものを返すのは仕方ない。でも「売れないときだからこそ良書を置きたい」のもたしか。そもそも売れそうな本を注文するだけならAIでもできるのです。

こういうとき、私は好きな書店のオンラインショップを眺めます。客層や立地や店の規模も異なるゆえ、そこで売れているものがウチでも動くとは限らない。でも本の面白さに変わりはありません。そうでしょう? だから「おっ」となったら、まず自分がそのお店で購入します。そして読んだうえで仕入れるかどうかを決めます。

先日「おっ?」となったのが↓です。

目次を見てください。「多数決の罠」「常識のつくられ方」「パンデミック宣言を巡る疑問」「フェイクニュースはどちらか」「大都市集中から地域分散へ」「『ない』ことが強みになる」

どうですか? 知的好奇心をそそられるキラーワードの宝庫でしょう。あと「はじめに」も注目です。「社会の異様さに一度立ち止まって冷静に考えたい人、自分が何かを選択する上で間違えないようにするためのヒントを得たい人には、この本が示す考察が有益なものになると思っている」

まさにいま必要な一冊ではないでしょうか? そんな気が強くしています。

さっそく「読書のすすめ」に注文します。読了後はレビューを書きます。チャンネルはそのままで。

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