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絵本を選書してみた

この季節は絵本がよく売れます。

私は児童書担当ではないのですが、絵本は好きでけっこう読んでいます。とはいえページ数の割に値段がそこそこするので、気軽に買えないのも確か。

そこで私が実際に購入して「買ってよかった!」と思えた三冊をご紹介します。

1、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」

「大人が子どもに読ませたい絵本」に見せ掛けた「大人が読むべき絵本」の代表格。何度も読み返せるし、そのたびに考えるキッカケをもらえます。

もちろんお子さんにも読んで欲しい一冊。ただプレゼントとしてもらっても子どもはあまり喜ばない?(出版社の方、スイマセン)かもしれないので、親御さんがまず読んで「これ面白かったけど読んでみる?」と勧める方がいいかも。

幼少時、親に「自分で読もうと思って買ったんだけど先に読む?」と興味の沸かない道徳的な本を渡されたことがあります。「読まない」と返したら「せっかく買ったのに」と渋い顔をされました。自分で読みたくて買ったって言ったのに。そういうエピソード、子どもは意外に覚えているものです。

2、「ポテト・スープが大好きな猫」

これも子どもよりは大人向けかもしれません。ヘミングウェイ「老人と海」みたいな雰囲気もありますし。でもおじいちゃんやおばあちゃんのいるお子さんには響く気がします。さらに猫好きだったら鉄板ですね。

ちなみに講談社文庫でも出ています。薄くてすぐ読めます。ちょっとした空き時間に開いてリラックスするのに最適かと。

3、わたしのわごむはわたさない

やっと子ども向けが来ました。

でもこれ、大人の方もお子さんがいない時にこっそり覗いてみてください。絶対楽しいから。

ヨシタケさんの本は、いまやどこの書店でも平積みのコーナーができている「信頼と安心」のブランド。だからこそ「どれを買うか迷う」という方もいらっしゃいます。大抵の絵本はシュリンクされていて中を見られないですし(もちろん店員に言えば快く外してくれます)。私ならまずはこれかなって。クリスマスの贈り物としては「なつみ」や「もれたろう」が定番ですけど、これの方が夢があるから。

よかったら参考にしてください!!!









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