見出し画像

イチ本好きの「勝手な本音」

正式に発表されてしまいました。

「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」が来年1月末で閉店。思い出の詰まった場所なので寂しいです。ワンフロアの本屋としては最大規模の広さと在庫量があり、マニアックな専門書を探す際に重宝しました。

なお「代替店舗での営業については候補物件の選定など検討しているところですが、まだ具体的な進展はございません」とのこと。

図書館みたいな雰囲気でじっくりと本を選べる空間です。お近くへお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。ちなみに私はここに来ると、必ず近くの「嵯峨谷 渋谷東急本店前店」で「納豆そば」を食べます。よかったら、こちらも。

ところで、SNS上では「渋谷本屋なくなるじゃん」という声が出ているそうです。「えっ?」となりました。「紀伊國屋書店・西武渋谷店」と「HMV&BOOKS SHIBUYA」は健在のはず。厳密にエリアを区分した場合、あの辺りは渋谷に含まれないのでしょうか? そんなことないですよね。

ただ、もし「オールジャンルの本が幅広く充実しているガチの専門店」という意味での「本屋」であれば、あるいはその通りかもしれません。5月に「三省堂書店・神保町本店」がなくなり(隣の小川町で仮店舗を営業中)「八重洲ブックセンター本店」も来春閉店。渋谷に限らず、都内から「本屋」がどんどん減っているのが現状です。

前にも書きましたが、今後は「何でも見つかる超大型店」よりも「何かの傾向に特化した小規模店」「思いがけない一冊と出会える中規模店」がスタンダードになっていく気がします。一方で「紀伊國屋書店・新宿本店」や「ジュンク堂書店・池袋本店」「丸善・丸の内本店」みたいな「本屋」にもしぶとく生き残ってほしい。それがイチ本好きの勝手な本音です。

代替店舗が見つかることを祈っています。

この記事が参加している募集

業界あるある

仕事について話そう

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!