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「まず自分たちから」&「もし自分だったら」

4月の利用率が6.56%とのこと。

12月2日から現行の健康保険証の新規発行を停止すると決まっています。にもかかわらずこの状況。

不可解なシステム障害が多発するご時世です(皆さまと同様、レジを打つ我々も困惑しています)。ましてやセキュリティ等に対する不安を拭えぬマイナ保険証。現状のままで普及するとは考えにくい。もう一度紙のそれとの併用を検討すべきでは?

便利だと感じている人もいるでしょう。尊重します。使いたくない人に事実上の強制を促すようなやり方はどうなのかという話です。

この施策の目的は、マイナンバーカードと銀行口座を紐付けすることにより個人の資産状況を把握すること、だと考えています。要は厳格な課税をおこなうための情報管理。しかし海外のタックスヘイブンを使っている富裕層に対して有効とは思えない。

さらに例のパーティー券&キックバック問題で、こういう政策を打ち出す与党議員の側にこそ「厳格な課税」が必要であることが判明しています(与党に限った話ではないのかもしれませんが)。

きっと政治家になった頃は、国民のため公のためという純粋な意欲に燃えていたはず。いまこそ「先ず隗より始めよ」の精神を取り戻していただきたい。

かつての大型書店では、レジ打ちやお問い合わせ対応をろくにできない店長が普通にいました。ずっと事務所に座っていてパソコンをいじり、電話もほとんど出ない。そんな人が「もっとお客様目線で」とか「業界を改革しよう」と唱えたところで誰も付いていきません。そもそもお客さんの生の声にどれだけ接しているのか、と。

まず自分たちから。そしてもし自分だったらどう思うか? このふたつの視点を忘れないでほしいです。

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