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「反・同調圧力」のススメ

↓の動画、癒されました。「作業用」として聞き流すだけでも効果的。新日本プロレス・矢野通選手のYou Tubeチャンネルです。

ソロキャンプ、すっかりブームとして認知されましたね。私の職場でもヒロシさんの著書が売れています。

以前ユニークな同僚がいました。休日に山に登り、頂上でテントを張って火を熾し、お湯を沸かしてカップヌードルを食べるのが趣味だと。ドイツまで行って同じことをやったそうです。面白い遊びを考えたなと感心しましたが、いま思うとまさに「ソロキャンプ」ですね。

子どもの頃ボーイスカウトに無理やり入れられ、キャンプを何度かやりました。飯盒でご飯を炊いたり、バーベキューしたり、テントで眠ったり。何も楽しくなかったんですが「ソロ」だと話が変わってきそう。

職場で「休日は何してるの?」と訊かれることがあります。時には問いの背後に「どうせ暇でしょ」「ダブルワークも家族サービスもしてないでしょ」というマウンティング願望が透けて見えます。あるいは「だから休み代わって」「出勤して」というリクエストの前振り。

私は「いろいろ」としか答えません。第一に本当に「いろいろ」だから。第二に「多数派に感心されること」をしていないから。世間はそういう人を「暇人」「怠け者」と見做す傾向にあります。己を磨けだの結婚しろだの働けだの。彼らの考え方を否定はしませんが、自分の休日の価値が劣っているとは思わない。比べる必要性すら感じません。

休日はカネのための労働に人生を支配されないためにこそ必要なものです(マルクスは労働時間の短縮以上に休日の確保を重んじていました)。「俺が頑張ってるんだからオマエも頑張れ」という謎のプレッシャーや個々の事情をスルーした画一的正論への反発こそ「ソロキャンプ」ブームの根っ子ではないでしょうか?

マスク警察や自粛警察に首を傾げるのはいいこと。でもついでに自分が結婚警察や出産警察、残業警察、意味警察、生産性警察になっていなかったかと省みるキッカケにしたい。キーワードは「反・同調圧力」。他の全員が休日出勤しても「私は休みます」と胸を張って言える国になって欲しいです。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!