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「書店新規オープン」と「応援」の思い出

9月2日オープンとのこと。

店舗面積は189坪。まあまあ広い。しかし求人を見ると、契約社員も短時間の販売要員も募集していません。すでに人員が足りているのでしょうか?

かつて新規オープンしたばかりの書店で働いたことがあります。私が入ったのは開店の1か月半後ぐらいですが、他店舗から応援に来てくれる人のおかげでどうにか凌いでいました。半月ぐらいはその状態が続きましたね。

ビジネス書と実用書の担当がいないことに驚きました(だから経験者の私が雇われたのでしょうけど)。棚下のストックを見たらすでにカオス。これをどうにかするのか、とげんなりしたのを覚えています。

あと応援に来てくれるのは助かるけど、同じ会社でも入っている施設によってクレジットカードの処理の仕方やポイントの付け方、レジのキー操作などに細かい違いがあるわけです。締めの際に誤差が出ると、だいたい原因は彼らのミスでした。もちろん何も言えません。閉店時にはすでに帰っているし、仮にいたとしても。わざわざ来てくれたわけですから。

逆パターンで他店舗の応援に出向いたこともあります。その店でひとつ唖然とさせられる出来事がありました。

データ上は在庫が10冊以上あるのに棚に見当たらない本のお問い合わせを受けたときです。私でも知っている定番の料理書。責任者に話すと、仕入れ室から持ってきてくれました。でも1冊だけ。明らかにそれが積まれていたスペースが空いているのに。

同じお問い合わせがまた来るかも、って普通は考えますよね。担当ではないから出せないじゃなくて、お客さん目線で考えたら即積まないと。担当には後で報告するかメモを残せば済む話ですから。

そんなわけで、新規オープンも応援もいろいろ勉強になりました。

お近くにお寄りの際は、ぜひ「紀伊國屋書店・アリオ亀有店」に足を運んでみてくださいませ。

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