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「実態」は明らかなのに

大阪府の発表によると、オミクロン株の重症化率は0.05%、致死率は0.03%だそうです。ちなみにデルタ株の第5波では重症化率1.0%、致死率0.4%とのこと。

なおオミクロン株の60代以上の重症化率は0.4%となっています(デルタ株の第5波では4.7%)。弱毒化の傾向がさらに強まったと判断して間違いないでしょう。

インフルエンザで肺炎になる人は毎年数万~11万人以上いて、少なくとも1万人以上が入院していたそうです。一方オミクロン株患者の初期の事例においては、95%が無症状もしくは軽症とのこと。やはり肺炎に至るリスクはインフルエンザよりも低いと考えられます。

東京都の新規陽性者数が1万人を超えても町は賑わっています。2年前の4月みたいな状況にはなっていません。皆さん、言葉には出さなくても「オミクロン株の実態」に薄々気づいているのでは? 

なのに、なぜ政府や知事、そして一部のマスコミはいまだに2年前と同じようなことを言い続けているのか? なぜいまだに新規陽性者の数ばかりを強調して危険性を煽るのか? あと尾身さんの「ステイホームなんて必要ない」は正論です。ただ「人流ではなく人数制限」というのがちょっとわからない。

もちろん風邪だってこじらせれば命にかかわります。油断せず、手洗いうがいはちゃんとするべきです。でもエボラ出血熱やペストならまだしも、風邪が流行っているから飲食店は短縮営業してくださいって、そんな理屈が通りますか? 憲法22条で認められた「営業の自由」を制限する根拠たり得る「公共の福祉」に該当しますか? 

答えは明らかですよね。

政治家やマスコミには、科学的根拠に基づいた「オミクロン株の実態」をもっと声高に訴えて欲しい。必要以上に怖がらなくていいですよと。なぜそれをしないのか不思議です。何か「オミクロン株=脅威」でなければいけない事情でもあるのでしょうか?

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!