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2年間で約50名のエンジニアを積極採用した理由【ブックリスタで働く仲間 大募集中!】

こんにちは。ブックリスタ人事担当です。

私たちは、電子書籍ストア 「Reader  Store(運営:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)」「auブックパス(運営:KDDI株式会社)」と包括的なパートナーシップを結び、その運営をトータルにサポートしています。また、創業10周年を迎えた2020年には、“エンタメ×テック(知的好奇心×感動体験)”という新しいビジョンを掲げ、現在は様々な新規事業の開発を進めています。

今回から数回に渡ってブックリスタのメンバーにインタビューを行い、「なぜブックリスタは今、新たな人材を必要としているか」のテーマを深堀りしていきたいと思います。ブックリスタで実現できること、チャレンジできることを、メンバー視点でご紹介し、今まさに転職を検討している方へ、私たちの事業に少しでも興味や関心をもっていただきたいと思います。

こんな方にぜひ読んで欲しい!
・事業会社への転職を検討しているエンジニア、
 UIデザイナー、デジタルマーケター
・新規事業のスタートアップを経験したい
・マンガや本といったエンタメ商材を扱う仕事に就きたい

田中
ブックリスタ プロダクト事業本部 本部長
2011年入社(ブックリスタ社員第1号)


2年間で挑んだシステムの内製化

―― 今日はよろしくお願いします。田中さんは現在プロダクト事業本部 本部長として、プロダクト開発、デジタルマーケティング、プラットフォームソリューションの3セクションを統括されています。プロダクト事業本部は、会社全体で半数近いメンバーが在籍しています。会社のテクノロジーを支える組織ですね。

田中 はい。創業時から続く既存事業のプロダクト改善はもちろんですが、現在は会社をあげて新規のプロダクト開発を推進していまして、開発エンジニアを中心に、様々なスキルを持った人材にジョインしていただいています。

―― 「エンタメ×テック(知的好奇心×感動体験)」のビジョンを会社として掲げた2020年以降、特にプロダクト事業本部の変化はめざましいですね。

田中 はい。この2年間は、ブックリスタにとって大きな転換期でした。このビジョンを達成するための前段として、まずは”システム内製化”に取り組みました。内製化の気運は、提携するソニーの電子書籍ストア「Reader Store」の2017年のリニューアルオープンの頃から既にあったのですが、当時の会社規模や採用のリソースを考慮すると、とてもハードルが高く、私たちは従来の「プロダクト設計をブックリスタが担い、システム開発は外部と協業する」というビジネスモデルを長らく続けてきました。しかし、この2年間で状況は一変しましたね。

ブックリスタの基幹事業である電子書籍ストアへのストアシステムは、間違いなく内製がフィットすると確信していたので、ついにこの時が来たなという感じです。新たにジョインしていただいたメンバーは、様々な知見や価値をブックリスタに提供してくれています。

システムの成長は事業の成長に直結する

―― ずばりお聞きします。”システム内製化”のメリットとは?

田中 それはもちろん、スピードです。シンプルに、システムは自前で作って自分で改善していくのが最も効率的です。ユーザーの反応をログデータから早く正しく分析することが可能になり、すぐ改善に着手できます。ブックリスタの場合は、社内のマーケターや電子書籍ストアの運営側からも生の意見をダイレクトに吸い上げられるので、優れた改善案はすぐにシステムに反映できる。このような動きを推進・加速するためには、やはり完全な内製化を実現する必要がありました。そしてもう一つは、マインドの醸成です。

―― マインドの醸成?

田中 はい。エンジニアのマインドは、どうしても外からは醸成されません。これは外部SIerさんが悪いとか、そういうことでは決してなくて。ただ、誤解を恐れず言うと、内製と外部SIerさんではお互いの見ているゴールが違うんです。僕らはユーザーに直接、ソフトウェアの機能を提案して、事業を成長させることがミッションです。一方、外部SIerさんのミッションは、究極、発注側からお金をもらうことなんです。外部SIerさんはそれこそが事業目的だから、それは正解なんです。長く質の良い仕事をしていただき、ビジネスを回してもらってきて、そこに不満はありません。ただ、やはり本質的に見ているゴールは違うと思うんですよ。

―― 外部SIerさんに内製と同じ熱量を求めるのも、やはり違うと。

田中 ええ。システムを内製化することで、エンジニア1人1人が事業会社の社員として、いかにユーザー体験を良くするかという点にフォーカスする。個々が意識して取り組まなければEC事業は絶対にうまくいかないという思いが私にはありました。もちろんコスト面を見ても、内製化するメリットはあると思います。ですが、内製化することで得られる1番大事な要素は、スピードとマインドです。この要素をもって、質の高いプロダクトのデリバリーは加速するんです。そして、何よりシステムの成長は事業の成長に直結します。未来のブックリスタの成長は、内製化なしには考えられませんでした。ブックリスタ代表取締役社長に就任した村田から、内製化、すなわち人材獲得への合意をもらい、私たちは2020年に大きく舵を切りました。

―― そしてこの2年間で、内製化のミッションはほぼ完了しつつあるということですね。

田中 はい。これは私の予想以上の出来です。まず、売り手市場であるエンジニアを大量採用するハードル。これは相当高かった。このハードルは人事だけではなく社内の部門の垣根を越えて、社員のみんなが一丸となって動いていただき、飛び越えることができました。外注していたシステムの開発を内製化し、新たにジョインしたメンバーにドライブしてもらう状態を内製化のゴールとすると、それは2年間で達成しています。この点は私の予想を大幅に上回る出来だったと思います。今だから言える話ですが、マネジメント側の本音としては、すごく申し訳ないけど…「できないかもしれないな」という思いが脳裏をかすめる瞬間もありましたよ。

―― 時間も限られている上に、高いハードルですね。

田中 そうです。大きなチャレンジでした。でも私はメンバーを信じ、「できる」と言い切りましたね。私が「できないかも…」と弱音を吐くのはそもそもメンバーへの裏切りだし、士気も落ちますよね。本当に社員が一丸となってくれた。それはひとえにビジョンが明確だったからだと思います。
それと、今回ブックリスタに集まってくれた多くのエンジニアの「自分の作ったソフトウェアを直接ユーザーへ届けたい」という熱い思いが、内製化を推進してくれました。システムの内製化はやらされ作業では決して実現しません。今、ブックリスタのエンジニアは、とても熱いんです。

―― 大きなチャレンジを熱い思いで乗り越えたんですね。

田中 はい。プロダクトに熱量と愛情があるから、このハードル、いや、もはや山ですね、山を乗り越えたんです。私がトップダウンで 「何年間でやってくれ」と言っても上手く行かないミッションだったと思います。業務命令ではできません。みんなが同じゴールに向かって、熱い気持ちで登り切ったんです。

ブックリスタは「チャレンジ」できる場所

―― 先ほどもお話しいただいた通り、ブックリスタでは、昨年度から新規事業の取り組みも本格的にスタートしています。エンジニアの業務領域は今や、既存の電子書籍ストアから新規のアプリの開発まで広範囲に渡ります。実務では、例えばシステムを“開発する人” ”保守する人” といった分業の体制を取られているのですか?

田中 いいえ、分業制はとっていません。ブックリスタのエンジニアは「作る&守る」がモットーです。

―― そうなんですね。その心とは?

田中 自分で開発したシステムをリリースした後、ユーザーの反応を徹底的に分析して欲しいんです。良い反応があれば素直に嬉しいだろうし、当然、悪い反応も受けるはずです。そんな時は「どうしてダメだったのだろう?」という分析と改善を繰り返してもらっています。その研鑽があってプロダクトは磨かれ、ユーザビリティも向上するのだと思っています。エンジニアが結果を直に浴びることが大切なんです。だから、ブックリスタのエンジニアは「作る&守る」。これこそが内製化の醍醐味だと思いますよ。

―― なるほど。実はブックリスタにジョインしてくれたエンジニアの方からも、入社の決め手として「ユーザーの声をダイレクトに感じたい」という言葉をよく聞きます。

田中 はい。面接時にそう言ってくれた人を積極的に採用しています。そして「ブックリスタの“チャレンジできるカルチャー”を思う存分利用して欲しい」と、エンジニアには常々伝えています。例えば、この秋に電子書籍ストアの検索に新たな体験機能を提供する予定ですが、これは社内のエンジニアが自ら企画したものです。

―― おお!

田中 私はこうしたエンジニアのチャレンジを推奨しています。会社の主要なミッションに取り組むのはもちろんですが、合間に自分たちでもアイデアを出して、その中で良いアイデアが出てきたら、「世の中に出そう」と。

―― そうなんですね。

田中 こういう動きが楽しいんですよ。かつては私も経営層に「良いね」「面白いね」と背中を押してもらいましたから。私も率先してブックリスタのカルチャーを伝えていきたいんです。ブックリスタには5つの行動指針があって、その中の「挑戦を楽しもう」という項目、このカルチャーは本当に、私自身を救ってくれましたから。

―― というのは?

田中 実は私はブックリスタの社員第1号なんです。2011年のことですが、当時はわずか4人のメンバーで「システム部」を組織していて。…4人ですよ(笑)。

そしてこれはちょっと自慢なんですが…。4人のメンバーで、現在も事業収益の基盤である取次システムと、ブラウザビューアーを開発しているんですよ。自分で描いた取次システムの青写真を、当時の経営陣は信用してくれたんです。電子書籍業界のことすらほとんど分からない一(いち)エンジニアだった私に対して、「君に作って欲しい」と背中を押してくれたんですね。ひとりでは絶対にできないプロジェクトでしたが、私は内外問わずプロジェクトメンバーに恵まれました。そして「挑戦を楽しもう」というブックリスタのカルチャーに支えてもらって、システム開発を実現したんですよ。

―― 田中さんご自身がブックリスタのカルチャーを体現されたんですね。

田中 今でこそ平穏に稼働している取次システムですが、リリース当時は、いや、そこから数年は、毎日が事故。事故、事故の連続で、毎日が悪い意味でドラマチックでしたよ。

―― (笑)。

田中 今だから笑えるけど…なかなかスリリングな経験でしたね。ただ、私はここでもブックリスタのカルチャーに支えられました。日夜運用チームが援護してくれたんです。そして、経営陣も他部門も「ナイストライ」と、決してエンジニアを責めなかった。今もそのカルチャーは生きています。だから、挑戦することを楽しんでください。

―― ブックリスタにはチャレンジできる環境がありますよね。

田中 はい。ダメだったら何がダメだったかを検証して改善していけば良いし。何が正しいか分からない世界だから、躊躇しないでチャレンジして欲しいです。

―― とにかく「やってみようよ」と。

田中 そして、必然的に複数のプロジェクトが立ち上がっています。新規事業開発室も同じようなマインドでやっている。それらを私たちは内製で受け止めている。どんどんチャレンジ できる領域は広がっていきますよ。これは内製の素晴らしさです。

―― 「チャレンジできる環境」にワクワクできる人に、来ていただきたいですか?

田中 はい。ジェットコースターではないけれど、時にはちょっとドキドキもしますよ。でも、そこがやっぱり刺激的だし、楽しい。


0→1フェーズを乗り越える組織へ

―― チャレンジを許容してくれる社風でチャレンジを楽しむ。これから新しくブックリスタにジョインしていただける方たちも、チャレンジする余地は残っていますか?

田中 残ってるというより、もう、”だらけ”ですよ。今まさに0→1フェーズを乗り越えるためのエンジニア、デザイナー、PdM、アナリストを包括した組織ビルディングに取り組んでいます。質の高い体験価値を内製で作り上げてユーザーに提供する、という歯車がいよいよ回り出すタイミングですから、チャレンジできるし、活躍できます。そしてブックリスタのチャレンジマインドがその土台を支えてくれます。どんどん新しい事業や、新しいソフトウェアを世の中に出そうという状態で。もう、やればやるほど世の中にアウトプットできますよ。ただ、今、私にはそのパワーが不足していて。

―― パワー?

田中 はい。要するに人材です。もっと人材が増えれば、もっとどんどん世の中にプロダクトをデリバリーできますよ。だから、新しいメンバーにジョインしていただきたいですね。

―― そうですね。最後にこのインタビューを読んでくれている、今まさに転職を検討している方へメッセージをお願いします。

田中 ブックリスタに興味を持ってくれた方、転職を検討している方々に伝えたいのは、ずばり「エンタメの事業会社であるブックリスタでエンジニアとして働くことは、ものすごく楽しい。ワクワクする世界だよ」です。熱量を持って、主役になろう!

―― ありがとうございました!


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