マカっていいとも？

やあ、皆さん！私の研究室へようこそ。
今回の研究は、私にとって非常に苦しく、
そして難しい物でありました。
と同時に、何か使命感のような物も感じました。

今回は大変、真面目な内容となっております。
前置きは、これくらいにして、
早速、一緒に私の研究成果をご覧いただきましょう。
いささか長くなるとは思いますが、
最後までお付き合い頂けたら、幸いです。

BS放送のCM世界

皆さんは、BS放送のCMをご覧になった事はありますか？
BS放送は、現在の地上波からは失われた、
かつてのTV本来の姿が、現在もあります。
懐かしい時代劇、昔の貴重映像をふんだんに
使用した歌謡番組。それに付随したドキュメンタリー。

若い頃、熱狂した歌手が、現在も歌う姿が観られたり、
続きが楽しみで、毎週楽しみにしていたドラマなど。
懐かしい名作映画も。挙げればキリがないですが、
ご覧頂いたように、だいたいターゲット層が、
お分かり頂けたかと思います。

自然、CMもそれに合わせた層への物になります。
健康食品、お馴染みの夢グループ、
トイレの悩み系、生命保険の類、
一日中放送してる、幾つものTVショッピング番組も。
挙げればこちらもキリがないですが、
私が注目したのは、「男の元気お悩み系」。

人生１００年時代、
健康と共にこちらも、
いつまでも元気でいたいと願うのは、
私の４０代世代は、もちろんの事ですが、
大先輩シニア層男性にも、永遠の夢であり、
更に言うなら、人類誕生より続く、男のロマンであります。

私がその中でも、
今回の研究テーマに選んだ商品は、
すこやか工房様から発売されている

「マカDX」

です。但し、商品その物ではなく、
「コマーシャル」についての研究です。

その前に皆様は、知っておく
必要のある事が、幾つかあります。
いささかお時間を頂戴しますが、
共に、ひも解いて参りましょう。

女教師スタイルの魔法

大体、この手のCMは、
艶めかしいお姉さまが出て来て、
その後、シニア世代の愛飲者
男性一人が出て来て、
効果の程を語り、
そして商品説明が定番です。

今回選んだ
マカDXの場合ですと、
「マカガール」と呼ばれている
セクシーお姉さまが、何代にも渡り出演しています。

私が注目したのは、その衣装。
女性の服装は、私の研究範囲外ですが、
大体が、白のブラウスに黒のタイトスカート、
それにメガネというスタイルです。
変則的に、違う衣装のマカガールもおられますが、
大体において、のスタイルを踏襲しています。

男性視聴者は、このCMを観ていますと、
例えようのない、恥ずかしい気分にさせられます。
それは言葉にできない、
あらがえない本能的な何か。
かといって、すぐさまチャンネルを
変えるような不快感は、何故か感じない。

でもなにか、
いけない事をしているようで、いたたまれない。
何なんだ、これは？
私はその正体を考えました。

連想したのは、「女性教師」。

そうだ、間違いない！
私は、はやる気持ちを抑えて
ゆっくり深呼吸して、
更に脳内の記憶と会話するのです。

さて、ここで私から、一つだけお願いがあります。
男性の皆様は、共にこの会話に、お付き合い下さい。

男性の皆様は、小学生もしくは、中学生の頃、
少なくとも一人くらいは、
女性の先生に、淡い恋心など、
抱いた事があるのではないでしょうか？

机の隣を通る先生の、甘い香りにドキドキしたり、
習字など、何か字を書いてる授業のとき、
後ろから先生が、手を握って一緒に書いて教えてくれる。

そんな時・・・・
何故か、とてもいけない事をしてるような気持ちになる。

夏休み前の暑い午後の授業。
給食を食べたあなたは、睡魔と格闘しながらも、
ふとみあげると、大好きな先生が、
背を向けて黒板に何か書いてる。

白いブラウスから透ける、先生のブラ線をみて、
誰にも言えないけど、自分だけ凄く得をして、
そのあとの一日が、
凄く幸せになったりは、しませんでしたか？

プールのある学校だったら、
好きな先生のまぶしい水着姿に、
ドキドキしたり、しなかったでしょうか？

・・・・いいんですよ。
ここには、私とあなたしかいません。
ハートをオープンにして下さい。

大抵、そういう先生は、元気で若くて美しい。
ひょっとすると、メガネなんかかけてませんでしたか？

服装もありありと、覚えているでしょう。
先生らしい、清潔でいい香りのする、
白いブラウスと、黒いタイトスカートでは、
なかったですか？

さあ、思い出して下さい。
普段、他の先生が言う事には、
特に男性教師には、
反抗的になるけど、

何故か、その好きな先生には、
何だかんだ言っても、素直に言うことを聞いてしまう。
あなたは、きっとそんな小学生・中学生
だったのでは、なかったでしょうか？

成長して大人になって、
職場で、何かわからない事があった時に、
なかなか年齢や立場的な事もあり、

「教えて」と、同年代や年上の男女。
ましてや、年下の後輩男性には言いづらいが、
自分よりずっと若い後輩女性には、
何故か素直に教えてと、
頼めた事は、なかったでしょうか？

マウスの上に手を添えられて、
ドキドキ・・・しちゃった事
あるのでは、ないのでしょうか。

いいんです、いいんです。
わかってます。
私は、わかってますから。

あなたが、悪いんじゃない事は、
分かってます。大丈夫です。
これから、これからねっ、
私が証明して差し上げますから。

そう！つまりは、そういう事です。
ジーニアスな皆様は、もうお気づきでしょう。

１９７３年度、ノーベル賞受賞者、
動物行動学の祖の一人と言われる、
コンラートロレンツが提唱する
かの有名な、

imprinting（インプリンティング）

そう

刷り込み（すりこみ）

これなのでは、ないでしょうか。

１９４９年初出版の名著
「ソロモンの指輪　動物行動学入門」
は、ぜひとも読んで頂きたいが、
簡単にここで説明すると、

生まれたばかりのひな鳥が、
初めて見た物を、親と認識し後をついて行く。
というエピソードに代表されるように、

生後まもなくとか、ある特定の時期に、
ごく短時間で学習した事が、
その後も経験によって、修正する事が出来ず、
長期に渡って、行動に影響を及ぼす、
あれです。

加速する年齢に、比例するようにして、
衰え行く肉体、「男の元気」も失われてゆく、
誰にも聞けない。
どうしたらいいのだ。誰か教えて欲しい！

そんな所に、女教師スタイルのマカガールです。
自分でも、忘れていた若いあの頃、
まるで魔法にでもかかったかのように、
無意識に刷り込まれていた、
好きだった女教師との淡い記憶が、
脳内から湧き上がるように、
よみがえって来るじゃないですか！

そして、男性視聴者は無意識に、
忘れていた記憶の中の
憧れの女教師に再会して、
求めていた答えを得て安堵します。

「そうだ！これだ！」と。

マカガールを観た時の、
あの説明できない気持ちは、
ほとんどの男性が、
淡いあの時期に刷り込まれた、
あれなのでは、ないでしょうか。
本当に、このCMはよく出来ています。

男性の皆様、ご協力ありがとう。
あなた方のおかげで、
これからCM本編の研究成果に行く前に、
これでより深みを増す事が出来ました。

女性の皆様、何か言いたいのをぐっと堪えて、
その優しさで包んで、許してくれてありがとう。
全ての男は、女性の手のひらで、
転がされてるだけなのです。
ナイスな貴女に、感謝します。

お待たせしました。
いや、お待たせし過ぎたのかもしれません。

いよいよ、CM本編の研究成果をご覧になって下さい。

２分０４秒のファンタスティック

さあ、随分と寄り道しましたが、
いよいよCM本編に、参りましょう。

今回、私が研究素材として選んだCMの
マカガールは、悠木ゆうかさん。
先ほど、お時間を頂いた事が活き易いように、
このあとは、
「ゆうか先生」と表記する事を、
何卒ご了解頂きたい。

ゆうか先生の服装は、
言うまでもなく、
白のブラウス、黒のタイトスカート。
そして、メガネ。これぞパーフェクト。
では、早速、ご覧いただこう。

「CM本編」

（画面に、ゆうか先生の
　上半身アップから始まる。）

ゆうか先生

「６０歳以上の男性の皆さん！
　奥さんと今もラブラブですか？」

（ちょっと役者っぽい細身の
　　シニア男性のアップ。自信タップリに）

沢　英則さん　７４歳

「オフコースですよ！」

（上品な奥様が、
　隣に座っているアングルへと、
　画面は切り替わり、
　奥様の名前と年齢が出る。）

紀子さん　　　４９歳

英則さん（はにかみながら）

「大体、僕がアプローチします！」

紀子さん（少し恥じらいながら）

「ラブラブです♡」

「スキンシップが、うれしいです！」

英則さん　（上半身アップで物凄い自信満々に）

「年齢は全然関係ない事は、私が断言できます！」

（続けて、英則さんとは対照的な、
　日焼けしたロマンスグレーで、
　ジャケットを着たナイスシニアの男性が、
　上半身アップで、少し恥ずかしがりながら）

平良政泉さん　　　６７歳

「ラブラブです♡」

（手前に政泉さん、結構離れた奥には、
　奥様が座っている構図。
　顔は、ぼやかしている感じだが、
　上品な雰囲気が、伝わってくる。
　
　名前だけが、表示される。
　奥様　みゆきさん）　

政泉さん（たどたどしく恐縮しながら）

「毎晩、同じベットで腕枕して寝てます！」

（だいぶ離れた後ろで、笑いながら）

みゆきさん（何度も、うなずきながら）

「元気です！うふふ♡」

政泉さん（思わず大爆笑）

（画面切り替わり、
　このトーク一番の、
　なめらかなセリフで、
　政泉さんが最後に）

政泉さん

「あと１０年は、グイグイいけます！」

（再び、椅子に座ったゆうか先生が、
　ナイスアングルで、男性視聴者を釘付け！）

ゆうか先生

「ん～～。すご～い♡」

（画面切り替わり、ゆうか先生の
　上半身アップ。更には、背後に、
　ハートマークたくさんの特殊効果。）

ゆうか先生（かわいいポーズを取りながら）

「ゆうかはいつまでも、
　好き好きしてくれる旦那さんが
　　　　　　　　　　　　好きだな♡」

（これで、
　男性視聴者のハートに
　ジャストミート。
　放心状態の彼らに向かって、
　ゆうか先生が、全身で商品の説明を始める。

商品中のマカをはじめ、
スッポンなど
入っている成分の言葉が舞い踊る。
無防備な男性視聴者の頭の中に、
それらは、簡単に刷り込まれていく。）

ゆうか先生

「これ一粒で、取れるんです！」

（画面は、突如切り替わる。
　さすがは、
　ラストにふさわしい姿勢の良い、
　堂々とした、明らかに威厳のある
　どこかの社長な感じのシニアと、
　隣に若くて元気あふれる奥様登場。）

武田考士さん　７１歳（明らかにしゃべり慣れてる）

「１８歳差があります！」

「今でも夫婦で、一つのベッドで毎晩！」

かつみさん　５３歳（楽しそうに）

「出会った頃に戻った感じですよね。うふふ。」

武田考士さん（デレデレしながら）

「マカDXを飲むようになって、人生が変わってきます。」

（画面が切り替わり、ゆうか先生のアップ
　売上No.1をアピール。
　更に、驚愕の数字を発表する事で総仕上げ）

ゆうか先生

「８０歳以上でも、およそ６割の愛飲者が、
　今後も、夫婦生活を楽しめそうと回答！」

（更に、男性視聴者に考えるスキを与えずに、
　ゆうか先生が、セクシーポーズで決断を迫る。）

ゆうか先生

「あなたもぜひ♡」

　（後は、ゆうか先生が申し込みの仕方と
　　半額と商品名の書いてない袋でお届けしますと、
　　もう頼むしかない所までダメ押しして、
　　この壮大なCMは、終わりを迎える。）

オフコースですよ！
私で良かったら、２４時間好き好き・・・

ゴホン！

失礼しました。徹夜が続いたもので。
以上が、およそ２分０４秒にわたる
ファンタスティックなCMの全貌です。
皆様、いかがでしたでしょうか？

少々、裏話的な事を披露しますと、
最初、オフコースですよ！を聞いて、
録画してなかった物ですから、
あわてて可能な限り、メモしたのですが、

皆様の前で講義するのに、不完全な素材は
使えないので、後日、夜や夜中に色々と番組を
録画したのですが、全然放送されなくて。

では、昼間にという事で、あったのですが、
この夫婦だけのバージョンは、
なかなか放送されなくて
諦めかけた時に、やっとありました。
その幸運のお陰で、めでたく今日の日を、
迎える事ができました。
それだけに、これはレアなのです。

逆に考えますと、シニア層がよく観てる
昼間という、油断している時間帯に絞って、
これだけのパワフルな内容を、
放送するという、見事な戦略と、
言えはしないでしょうか？

ちなみに、ゆうか先生版には、
別のバージョンも存在するのですが、
そちらは、仕事帰りのシニア男性２人
その後、今回の２組目の夫婦が登場して、
３組目がありません。

CM全体としてのテーマも異なり

ゆうか先生

「６０代以上の男性の皆さん。
　男に自信ありますか？」

そして決めゼリフが

ゆうか先生

「男に自信のある方が、
　　　　私は、大好き♡」

男の自信が、テーマになっています。
こちらは、私の好み・・・
私の研究素材として
適さなかったので、外す事にしました。

今回の研究も、
いよいよゴールが
見えてきました。
CMの検証をして、
終わりにしましょう。

CM全体を通して、
未来を担う、現代の若者が、
草食化などと呼ばれる中、

ジャパンアズナンバーワンの頃、
さらに、バブルの時代にと、
躍動してきた、この世代は、
こういった方面においてもなお、
現在も力強い事を証明してる事実に、
驚いたのではないのでしょうか。

最初のご夫婦に関しては、もう
「オフコースですよ！」
これ以外は、無粋という物でしょう。

この研究室に、お集まりの皆さんは、
様々な年齢、男女おられる訳ですが、
何か聞いた時の答えが、
「オフコースですよ！」
こんな返事が返ってきた事は、
恐らくないのでは、ないのでしょうか？

ここで不意打ちをくらってしまうから後は、
英則さんのペースに自然、乗せられてしまい、
自信満々に、「年齢は関係ない」という彼の言葉に、
男性視聴者は、何か言葉にできない期待と自信が、
生まれてくるのでは、なかろうかと思います。

男性視聴者、特にシニア層の方は、
私と変わらない、
もしくは上の英則さんが出来るなら、
ひょっとしたら私にも。
という希望が、わいてきます。
全く、この初手は素晴らしいとしか言えません。

２組目のご夫婦にいきましょう。
英則さんで、ほのかに芽生えた自信も、
やや役者風な容姿なので、
まあ、宣伝だしな。
と、冷静に戻りつつ中、

明らかに、先ほどとは違い、
普通のおじいちゃん
である政泉さんが登場する事で、
離れて行きそうだった、
シニア層の男性視聴者のハートを、
ぐっと引き寄せる。

普通のシニアな彼からは、想像もつかない言葉。
更には、奥様の顔がみえないという事で、
自らの奥様や、通院している病院など

ほのかな恋心を抱く、
ずっと年下のあの女性を
重ね合わせる事で、
「よし！俺も」と
購入意欲をかき立てられる。

そして、３組目です。
考士さんに、自らがなるべく理想形があり、
ぐっと年下のかつみさんは、
そういう感情をかき立てられる、
独特のフェロモンを感じる女性です。

いやがおうにも、
シニア男性のボルテージは、上がります。
更に、人は数字に弱いもの。

ゆうか先生の、８０歳以上の６割が
今後も、夫婦生活が楽しめそう。
という言葉にいつも、
どの場面でも年長者であると思っていた、
自らの過ちを感じ、
等身大の自分を、取り戻します。

ゆうか先生をずっと観てる事で、
ただでさえ、
刷り込みに拍車がかかっている中、
最後の最後で、
初めて考士さんから出された商品名は、
抵抗もなく脳内に、インプットされる。

半額だし、買ってもバレないからと。
お得と安全が、更にハードルを下げる事で、
シニア層含め、男性視聴者は、
気が付いたら
電話を手にしているのである。
これを見事と言わずして、
何を見事と言うのだろうか！

あえて最後に持ってきましたが、
皆様、中盤でゆうか先生が放った、
この言葉を覚えているだろうか？

ゆうか先生

「ゆうかは、いつまでも
　好き好きしてくれる旦那さんが
　　　　　　　　　　　　好きだな♡」

歴史好きのあなたは、
ニヤリとされたのでは、ないだろうか？
「好き」が、３回出ましたね。
そうです。あなたのご想像通り。

時は、天正３年（１５７５年）
織田・徳川連合軍　３万８千
武田勝頼軍　１万５０００
とが激突した、

かの有名な「長篠の戦い」において、
当時、戦国最強といわれた、
武田騎馬隊を完膚なきまでに
この戦で壊滅させた、

戦国の風雲児
織田信長が、考案し用いた
画期的な戦術、
それが

「　『好き』の三段撃ち　」

であります。
従来の「好き」は、
相手に考える時間を与えて、
失敗する事が多かった。

しかし、ジーニアス信長は
「好き」を三段構えにする事で、
この弱点を見事に克服して、勝利したのです。

この合戦以降、戦国における戦術の流れが、
大きく変わったと言われています。

戦国最強と言われた武田騎馬隊が
大敗したこの戦術に、
どうして我ら現代人がかなうものか。
歴史学者の、はしくれとして、
ゆうか先生には、尊敬の畏怖にたえない。

また、全体的にみて
この３組の夫婦にも、
３段撃ちの戦術が、いかされており、
このCMが、いかに優れた戦術の下で、
練りに練られた物であったかを、
改めて考えさせられます。

これで一通り、
マカDXのCMについての研究が、
お分かり頂けたかと思います。

ようやく、この長い講義に、
終止符を打つことが出来ました。

最後まで、この研究室に残って頂いた
皆様のご協力があったおかげで研究は、
よりベターな物になりました。
改めて、感謝します。

そして、この方がおられなければ
今回の研究は、完成しませんでした。
この方に、声を大にして御礼を申し上げて
今回は、終わりにしたいと思います。

この研究成果を
ご覧にお越し頂ける方のうち、
はっきり言いますが、
９９％は、

ジーニアスなクリエーター
「ミント様」
が生み出された、
魅惑的な女教師の
見出し画像のおかけで、
いらして下さるものと、断言できます。

本当に、
今回は、見出し画像選びに難航しました。
なかなか納得がいく物に出会えなくて、
諦めかけた時、この素晴らしい画像に、
運命的に出会う事が出来ました。

安易に、商品の画像を
お借りして使う事は、
私のパッションが、それを許さず、
妥協せずに完成した事に、
あらためて感謝申し上げます。

ミント様、
ありがとうございました。

あとがき

人類最古の絵画　ラスコー壁画を、
描いたクロマニヨン人。

「何かを残したい！」
という彼と同じく、

オフコース！
これを聞いたとたんに、
私が書き残さなくては！
という使命感にかられ、
あわててその場にあった紙とペンを、
夢中で走らせました。

研究の始まりは、この様な感じであり、
何度も挫折しようとする中、
私を支えたのは、
研究への消えることのない、
パッションでありました。

今回の研究は、
本当に困難の極みでした。
こうして完成できた事は、
夢のようであります。

さあ、蛇足はここまでで
終わりにしましょう。
長丁場に最後までお付き合い頂き、
本当に、ありがとうございました！

では、今日はこのあたりで失礼します。
また、次の記事で、
この研究室で、お待ちしております。