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メンタルヘルスへのアプローチと誹謗中傷からも守る、ケアする仕組みを作りました

こんにちは。和賀です。

今回は新しい動きを始めますので宣言をこちらでも。

精神保健福祉士である和賀が、精神科医療機関での24年の勤務経験とニイラでのサービス実績を生かし、弁護士の監修とサポートのもと、誹謗中傷から自分を守る/ケアするためのサービスを始めます。

さて、インフルエンサーと聞くと、有名人や芸能人と思うでしょうか?

YouTuberや、TikTok、 Instagramなど芸能人ではなくてもフォロワーがたくさんいて、人気のある人もいます。

また、社会起業家やNPO法人の代表など社会課題に取り組む人達で人気のある人もいます。フォロワー数が多いことによって起こる様々な反応。それが行き過ぎると誹謗中傷にも繋がるもの。

場合によっては、アカウントを閉じて消えるしかなかったり。

インフルエンサーだからって
誹謗中傷を我慢しなきゃいけないわけじゃない。

インフルエンサーこそ、
より自分らしい表現をしていくために
メンタルヘルスを大事にしてほしい。

2021年1月から弊社の顧問をしていただいてる弁護士の小野田峻さんには、これまでも多方面で伴走してもらっています。そして、今回のインフルエンサーのためのメンタルヘルスについては、小野田さんとご一緒させて頂いた案件やこれまでの私の経験を踏まえ、やるしかない、と。

顧問弁護士がいる安心感もあります。
誹謗中傷についての対応は、1人ではできないことです。

顧問弁護士の小野田さんの記事を2つ、ご紹介します。

弁護士を社会改善のツールに…
https://journal.ridilover.jp/issues/358

僕らは人間だ。
https://note.com/jlseagull/n/n7abcc89303d3

「なぜ、このサービスをやるのか」


ここ数年、SNSにおける炎上、芸能人など有名人、インフルエンサーへの誹謗中傷は後を絶ちません。

誹謗中傷がきっかけになり、自殺。
そんなことがが起きても、一時的に良くないこととして認識はされるが時間の経過とともに過去のことになってしまう。

世間からは忘れられてしまうが、受けた本人の傷は消えないし忘れることは出来ない。

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SNSにおけるネガティブな事を書き込む人は全体の数%と言われます。たった数%の人がやることに、目くじらをたてなくても有名税だから仕方ない、我慢しろ、好きでやってるのだから、という考え方もあるかもしれません。

しかし、人数の多い少ないではなく人は他者にむやみに攻撃されるいわれは有りません。人気がある、人気が出ることはどうしても嫉妬や妬みとのセットにもなってしまう。

その人の持つ可能性、才能、明るさ、派手さ。一方で、誰しもが持つ怒りや悲しみや落ち込みなどの気持ち。人気が出る、注目を浴びる、人の目に多く晒される人は、エネルギーを奪われてしまうこともある。

インフルエンサーだからこそ、自らのメンタルヘルスを整えて、気持ちが安定した状態でこそパフォーマンスを発揮できる。

ネガティブな声や書き込みにエネルギーを奪われないように


メンタルヘルスを病まないように予防する。未病を意識する。
病気そのものは不可抗力な部分もあるが、予防することは可能だ。
鬱にならないように。

メンタルヘルスを大きく崩さないように。
本来の自分の才能を削がれないように。

誹謗中傷へは法的に対処する方法もあるが、弁護士、精神保健福祉士、などの専門家に相談するという事はなかなか敷居が高いと考えられているのではないでしょうか。

すぐさま、法的な対応をするのではなく、対処が出来ることについて一緒に考えていくことにより、誹謗中傷などのネガティブな事柄を1人で抱えずに、その抱えている”荷物”をシェア出来るようになること。メンタルヘルスへのアプローチと誹謗中傷からも守る、ケアする仕組みを作りました。

パーソナルなこと、特にネガティブなことを相談するには、誰に相談するのが良いのか。

自分が抱えていることを誰かに知られたくない。
相談したことで傷つきたくない。

人気のある人は、自分で何とかするべき。前に自ら出たのだから、ネガティブに転じてもその責任は自分で取るべきという自己責任論が空気のように蔓延る。

出る杭は打たれる。
戒めのような言葉や呪縛。
尊厳を侵される、
誹謗中傷とその影響が実は長く続くことは皆言わないし、言えない。
当然、トラウマのように身体と心に深く刻まれてしまう。

羽ばたけるように、応援しサポートすること。

誹謗中傷を責める、撲滅するのではなく、その人がネガティブな言動に大きく揺さぶられることなく自分のパフォーマンスを出すことだけに集中できるように環境を整えること。羽ばたけるように、応援しサポートすること。

有名だから、人気があるから、仕方ないことではなく。
有名でも、人気があっても、尊厳は守られるべきもの。

「なぜ私がやるのか」 

私がこのサービスをなぜやるのかは、私自身が他者からとても好かれる事ととても嫌われることの両方を小さい時から経験してきたからです。私自身の存在や言動が、ある人にはとても好ましく見えて、またある人にはとても不愉快に見える。私自身にはコントロールできないことだけれど、極端な好き嫌いの感情を直接ぶつけられるという経験を沢山してきました。

両親からは、いるだけで目立つのだから仕方がないし、誰かの目を気にして自分を変える必要はないと言われて育ちました。恐らくこれは、日本では特に珍しい家庭の方針かもしれません。

「あなたは目立つ存在」「あなたはそのままで良い」と許容されていることは、とても心強くそして寄りどころにもなりました。今もそれは私のベースになっています。

インフルエンサーほど、私自身が人に好き嫌いの感情をぶつけられることは経験がありません。しかし、自分の経験してきた相手の感情を直接ぶつけられるしんどさについては、とても共感できます。

相手の勝手なイメージや解釈を自分の意図しないことで、好き嫌いの感情を増幅させられる怖さ。好きという感情も行き過ぎると、こちら側には恐怖でしかない現実もある。

私は、人との距離感が近すぎると違和感を感じるので、他者からの好き嫌いの感情を出来るだけ直接的に引き受けないように努力しています。とはいえ、特に嫌いな感情を持っている相手からは、土足で踏み入れられるような言動を受け、傷付くこともあります。怒りをそのままぶつけられると、私のせいではないとわかっていてもやはり「自分の言動が悪かったのかもしれない」と思ってしまうのです。

私自身の経験が、インフルエンサーのためのメンタルヘルスをサポートするには前提となることだと思うのです。


「なぜ、今なのか」


これまで、たくさんの誹謗中傷についての報道を目にしてきました。行き過ぎた誹謗中傷が自殺に追い込まれるケースも何度となく起きている事です。
芸能界のことは遠い世界のことだとも思っていました。

福利厚生としてのHUGを立ち上げ、活動を通じてNPO法人の団体や個人への誹謗中傷の案件に携わる経験をしました。報道で知ることと、実際に誹謗中傷を受けている人が傷付いている状況を目の当たりにし、そして話を聴かせてもらう中で感じた多くのことがありました。

SNSにおける課題は、自由がある一方で節度が欠ける場面が多くあります。
特に誹謗中傷を受けた側は、反論したくてもやり取りにキリがないので「我慢する」「泣き寝入りする」「アカウントを消す」という方法が積極的に取られているように思います。
いなくなったら、誹謗中傷をしていた側の人が勝ったかのようにも見えます。

勝ち負けのコミュニケーションは、
本来のコミュニケーションではないと思います。

誹謗中傷による有名人の自殺の影響は、はかり知れず、しかしそれさえもエンタメ化しているような報道もあります。

人の痛みや苦しみは目に見えず、
言葉の暴力の影響も目には見えません。


私は、誹謗中傷を受けた人、団体を弁護士と共に時間をかけて支援をさせてもらいました。その中で体感してきたことを、他の誹謗中傷を受けた人または受けている人にもサポートが出来ると確信したのです。

誹謗中傷を撲滅することはできないが、今すぐ出来ることがある

社会起業家や、NPO法人で影響力を持つ代表や団体はたくさんいます。けれども、誹謗中傷を受けないように、色々なことにとても気を使っているとも聞きます。それは何だかおかしいなと思います。
それでも誹謗中傷を受けることはある。数の多さではなく、ネガティブな声の大きい人が1人でも執拗に攻撃してくれば、人はメンタルヘルスを崩してしまいます。

誹謗中傷を撲滅することはできないと思います。
しかし、誹謗中傷を受けている人の話を聴かせてもらい一緒に考えていく事、そしてサポートすることは今すぐに出来ることです。

メンタルヘルスと誹謗中傷から守る、ケアする仕組みを作りました。

インフルエンサーのためのメンタルヘルスを、と聞くと有名人じゃないし私には関係ないわと思われてしまうかもと思います。
SNSにおけるインフルエンサー、ユーチューバー、など主に個人でやっている人。

社会起業家など個人でやっている人、またはNPO法人など小規模な団体だが影響力を持つ人や団体。もちろん、芸能人、俳優さんなどエンターテインメント業界の方々にも。

インフルエンサーを幅広く捉えています。
応援したい推しの幸せを願う。

それが実現できればどんなにいいだろう。
そして、推しのメンタルヘルスを守る、
守れたらどんなにいいだろう。

私の出来ることをやるしかない。

とても素敵で美しいインスタです。
サイトは鋭意作成中です。

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そして、必要な方に届きますように。

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