渋谷地下を探検する③

珈琲店トップで渋谷地下の印象を若干、早送りでしゃべり倒したわたしたちは、地下フロア奥にひっそりと君臨している「渋谷いんでいら」へ向かった。なぜ、ゆっくりと話さないのか。地下街と長居は禁物、だと誰に教わったわけでもないが、地下を探索して自然と身に付いた所作だった。
いんでいらはカレー屋であるが、えび飯発祥の地らしく、初代社長が岡山でいんでいらをのれん分けする際にえび飯も広め、現在岡山のソウルフードに

渋谷地下を探検する②

いくら目を凝らしただろうか。渋谷地下には飲食店、その他店舗がほとんどない。新宿地下でその隙があろうものなら、今ならタピオカで一儲けするだろう。いやチーズドックか。なんらな私が出店しようか、と言いたいくらい、無駄にスペースが空いている。目的出口約150mに至っては、人がほぼおらず頭上には109と、あのスクランブル交差点と人だろう？…信じがたい。

Sは以前、別の渋谷地下の開けたスペースでオーケストラ

8はどんな数字にも変身する。だから…

図書館より、町の本屋より、コンビニより、今自分に足りない、ちょっと小さな何かを補いたいならば、スーパーの雑誌売り場はちょうどよいかもしれない、と小学館から発売している「小学8年生」を見ながら思った。

知らぬ間に「小学一年生」以外、休刊になっていた。学校に売りに来ていた学研の「科学と学習」は付録が好きでねだって買ってもらっていたけど、こちらも休刊か。

渋谷地下を探検する①

2018年11月、渋谷ヒカリエへ用があった私は渋谷地下を見に行きたい、とSを誘った。渋谷区にも精通しているSの提案で、ヒカリエからSHIBUYA109を地下で結ぶ「渋谷ちかみち」を観察しながら、一度地上に出るが別地下に店舗を構える「珈琲店トップ道玄坂店」と「渋谷いんでいら」へ行くことにした。

Sは地下ガイドのようにすらすらと説明する。
S「ここは普段タレントの掲示物が大量に貼られているゾーンで、

カニと駅と表現