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やる気のメカニズム【サウナ&カプセルAMZA@大阪】(1/3)

 やる気を出すための方法を脳科学的なアプローチで調べたところ、「とにかく始めること」が有効であることがわかった。やる気とは、目の前のことに取り組んでいるうちに自然と湧き上がってくるものであり、そして集中力とはあとからついてくるのである。逆にいうと、なんらかの行動を起こさない限り、やる気は起きないそうだ。
 そもそも、目の前のことに集中できない状態というのは「別のことを考えてしまう」ためにもたらされる。つまり理論的には、とにかく目の前のことに取り組んで、脳に別のことを考える隙を与えなければよいのである。むしろ、やるべきことを後回しにして脳にゆとりを与えてしまうと、その間に余計な思考が膨らみ、ますますやる気が削がれていくのだ。
 ちなみに、テスト勉強をしていると衝動的に部屋の掃除をしたくなるのは、そのネガティブな心理状態から逃げ出したくなるためだ。目の前のことに取り組まないから脳に余裕ができてしまい、そして意識が分散されて集中力が低下するために部屋掃除といった別の行動に逃げてしまうのである。
 どうすればやる気を出せるのか、どうすれば集中力を高められるかを考えれば考えるほど、その理想の状態から遠ざかるという、なんとも皮肉な話である。やる気や集中力を高める方法を考えている暇があれば、「なんでもいいから、まず始めろ」が正解なのだ。

 僕は大学の受験勉強でストレスが溜まった時に、よくジョギングをしていた。ジョギングをしている間は身体活動に意識が集中するため、他のことを考える余裕がなくなり、それが脳に適度なリフレッシュの機会を与えてくれるためだ。この時の脳は、考え事から解放され、とにかく目の前の「走る」という行動に意識を集中させることができているのである。
 大人になってから、大学受験におけるジョギングは、仕事におけるサウナへと変わった。サウナ室に入った直後は身体的に余裕があるため考え事に意識が集中してしまうのだけれど、それが次第に考え事をする余裕がなくなるほど身体的に追い込まれるようになっていく。そして水風呂でさらに身体にかけた負担を、休憩によって解放する。この身体的に自分を追い込んだ状態が、僕の脳に適度なリフレッシュ状態をもたらしてくれるのだ。
 このように、何かに集中しなければならない時、何かにやる気を起こさなければならない時、余計なことを考える隙を脳に与えないために「とにかく行動する」ことが、健康的に生きる上では重要なテクニックなのである。

ーーそれにしても、なんだ、この圧倒的な開放感は……。

 大阪の街並みを眺めている僕の火照った身体を、やわらかい風がかすめていた。

ーー後編に続く

(written by ナオト:@bocci_naoto)

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