起きたことは仕方がない【Spa Resort 菜々の湯@千葉県】(1/3)
計画通りにいかないのが人生。最近、そういう前提で生きると心が軽くなるのだな、と思えるようになった。僕は小さい頃から”正解”を求めて生きてきたので、テストではそれなりに良い点数を取ることができたし、それなりに名の知れた大学に進学することもできた一方で、そもそも”正解”が存在しない「社会」という世界に足を踏み入れた途端に、精神的につぶれてしまいそうになったことがあった。
なぜ辛い思いをするのか、それは理想と現実にマイナスなギャップが生まれているためである。物を盗まれたとか、上司に詰められたとか、そういったことが「辛さ」の直接的な原因ではないのである。計画通りにやろうとして、想定通りの結果を出そうとするから、その理想状態に届かなかった時にストレスを感じるだけなのだ。
むしろ、友人との話のネタを作るためとか、同じ失敗をしないための経験値を貯めるとか、そういうことを目的に生きていれば、全ての出来事は人生におけるただの通過点でしかなくなるため、常に前を向いて走っていることになるのではないだろうか。目の前で起きたことに対してどう向き合うか、そこにその人の真価が問われるのではないかと思う。
僕の大好きな映画『TENET』でも、「起きたことは仕方がない」というセリフが何度か出てくる。未来になにが起きるのかを考えるよりも、目の前で起きたことと向き合い、その時の状況に応じた最善と思われる対応をすることが重要だという話だ。
なぜこのようなことを綴っているのかというと、8月13日(金)に予定されていた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」が、台風の影響により中止になったためである。僕はこの日を待ち侘びていて、前日の12日から14日まで、わざわざ会場近くのホテルを予約していたのだが、中止の発表があったのは12日の午後。その時すでに僕はホテルのチェックインを済ませており、部屋で仕事をしていたところだった。
「なんのために僕はここまで来たのか」
僕は落胆した。ただ、起きてしまったことは仕方ない。この状況は自分では変えられないのだし、せっかく千葉県内まで来たのであれば、想像力を働かせて今ここでしか得られない楽しみを手に入れる方向に動くしかない。
そう思った時、僕は即座にパソコンでGoogleマップにアクセスし、「サウナ」と検索していた。
ーー後編に続く
(written by ナオト:@bocci_naoto)
①僕たちは自費でサウナに伺います ②それでお店の売上が増えます ③noteを通して心を込めてお店を紹介します ④noteを読んだ方がお店に足を運ぶようになります ⑤お店はもっと経済的に潤うようになります ⑥お店のサービスが充実します ⑦お客さんがもっと快適にサウナに通えます