12月10日「ヘアスプレー」という映画を観た。
原題は「Hairspray」。2007年のアメリカ・イギリス映画で、アダム・シャンクマン監督の作品だ。
キャストは、トレイシー・ターンブラッド役のニッキー・ブロンスキー、エドナ・ターンブラッド役のジョン・トラボルタ、リンク・ラーキン役のザック・エフロン、“モーターマウス” メイベル・スタッブス役のクイーン・ラティファなどである。
あらすじは、
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
すごく優しく、楽しい気持ちになる映画
まず第一に、優しい気持ちになった。そして楽しい映画だった。
ボクの中では、おススメの映画である。
主人公のトレイシーが、すごくイイ。
彼女の体形は背が低く、身体もふくよかである。
でも、彼女はそのことで、自分を卑下したりはしない。
心はすごくピュアで、ナチュラル。なので、周りの人たちが、自然と仲間になってゆく。映画は、この主人公が中心ではあるが、ある意味他の登場人物たちも同様に主人公のような気がするのである。
体形の違い、肌の色などの人種差別が、いかに愚かなのかを教えてくれる
映画を観ていると、体形の違いや、肌の色の違いによる(人種)差別が、いかに愚かなのかを、まるで教えてくれているようである。
映画の中で、黒人の側を訪ねた白人が、「怖いところ」のような表現をしたが、そこにいた黒人のモーターが言った”ひとこと”が忘れられない。
「私からすれば、(白人の街)に行く方が恐い。」というようなセリフだった。なるほど、視点を変えるとそうだよね。。。と思ってしまった。
ミュージカル映画、やっぱり好きだ
さて、この映画はミュージカル映画である。
ボクは、たぶんミュージカル映画が好きである。
現実離れをしているからか、この手の映画を毛嫌いする人も一定数いることは承知している。
でも、むしろ、セリフだけでは伝わらない感情を、音楽を通して伝えることができるのは、ミュージカル映画ならでは、と思ってしまうのである。
今回の映画は、さらにそう感じた。
60年代の音楽が心地よい
そして、この映画は1960年代が舞台である。
その60年代の音楽が、ボクには心地よかった。
話は変わるが、ボクは日本のミュージシャンの佐野元春氏が大好きである。
この映画を観ていて感じたのは、彼は60年代の音楽に大きく影響されていること。ボクも、その佐野氏からの影響を受けているから、60年代音楽が心地いいのかもしれない。
とにかく、いい映画。
おすすめの映画であることは、間違いない。