記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画「エクストリーム・ジョブ」を観て

1日2日「エクストリーム・ジョブ」という映画を観た。原題は「극한직업」。2019年の韓国映画で、イ・ビョンホン監督の作品だ。

キャストは、コ・サンギ役のリュ・スンリョンチャン・ヨンス役のイ・ハニマ・ポンパル役のチン・ソンギュなどである。

*****************************
あらすじは、

コ班長以下たった5人の麻薬捜査班は、いずれも人並み外れた体力と情熱を持って、昼夜を問わず事件を追っているものの、いつもミスに見舞われて被疑者を取り逃がし、実績ゼロで解体寸前となっていた。ムベ率いる国際犯罪組織による麻薬密輸事件が起き、組織の検挙指令が麻薬捜査班に下される。麻薬捜査班は潜伏捜査として、ムベ一味のアジトの目の前にあるフライドチキン屋に客として通い詰めながらの監視を開始するが、一味は証拠になるような動きを見せなかった。
ある日、チキン屋の主人が「あなたがた以外に客が来ないため店を閉める」と告げる。班の存続を事件解決に賭けているコ班長は、妻に内緒で前借りした退職金でフライドチキン屋を買い取り、秘密捜査本部として用いるようになる。出入り口の鍵を閉めなかったためにムベの手下がチキンを食べようと店内に入り、あわてた刑事たちは「準備中だ」として彼らを追い返してしまう。このことをきっかけに5人は、アジトへ突入しての現行犯逮捕を狙って、アジトからの出前注文を待つために、フライドチキン屋の営業を始める、という遠大な作戦に乗り出す。すると、絶対味覚を持つマ刑事が考案した新レシピが当たり、チキン屋が連日大繁盛してしまう。ところがいつまで経ってもムベ一味からの注文はなく、ついに店の切り盛りに追われて、捜査を後回しにするようになる。
姿を見せない麻薬捜査班に業を煮やした署長が、5人を署に呼び出して叱責する。そのとき、アジトから出前の注文が入り、班は急いで店に戻ったうえ、かねて綿密に計画していた突入作戦を決行する。意を決したコ班長がドアを開けると、そこにいた注文の主はムベ一味ではなく、清掃員に振る舞う軽食を求めていたビルの大家だった。麻薬捜査班が店を留守にしている間に、アジトは引き払われていたのだった。捜査が振り出しに戻った5人に追い打ちをかけるように、かつて取材を門前払いしたテレビディレクターの逆恨みによって、店の悪評につながるような編集映像を放送されてしまう。捜査の真相を知った署長は麻薬捜査班に無期限の停職を命じる。チキンづくりへの情熱が芽生えていたコ班長たちは、悪評を払拭するためにチキン屋の経営を継続することに決める。
たまたまチキン屋の映像特集をテレビで見ていたムベは、手下のコンサルタント・チョンを送り込む。チョンは店の救済策として、チキン屋を全国チェーンに拡大する経営計画を持ちかける。ムベは客足が途絶えたチキン屋の弱みに付け込めると合点し、フライドチキンチェーン店に偽装した麻薬の秘密流通計画を企んだのだった。チキンで稼いで退職金を取り返したいコ班長はチョンの計画に応じる。新たに各地で開店した支店はムベの麻薬配達基地となる。麻薬の梱包と配達を裏稼業とする支店の、片手間で作られたチキンの味はひどいものとなる。
やがて、支店の評判が芳しくないことを見聞きした5人は、チェーン店運営会社内に「従業員教育部」を発足させ、刑事として培った技能を用いて実態を調査していく。配達代金が支払われたばかりのチキンが食べられずに捨てられる事態や、配達員に麻薬中毒者がいることが判明したことで、5人は計画をさとり、ついにムベの居所をつかむが、感づいたムベは先手を打ち、マを捕らえる。4人はマを救出するため最後の戦いに挑む。

出典:Wikipedia

と、いった内容。
で、観終わっての感想。

ただ笑えた

映画を観てひとこと。笑えた!
もう理屈でなく、観ていて楽しかった。
ボクは、シリアス系の映画を休日の朝に観るので、どうしても夜は何も考えないで楽しめる映画を選ぶ傾向がある。
今回は、まさにドンピシャだった。

韓国のコメディ映画は、絶妙な間が面白い

韓国のコメディ映画は、間が絶妙なんだよね。
残念ながら、日本の映画より上手いものが多い。何でなんだろう?
日本映画で面白い映画があれば、絶対に観たいのに、いつも梯子を外されちゃうんだよ。
少なくともボクは、そんな感覚を持っている。
だから、この類の映画は、韓国のものを選びたくなるのである。

脚本がいいのか、監督がいいのか

今回の映画。麻薬捜査班とフライドチキン屋。どこでこの2つが繋がるのだろう、と思って観ていた。まず、この関係ない2つが繋がる脚本は、みごとだ。こんな発想なかなかできない。脚本がいいのかもしれない。
でも、映像が面白くなければ、脚光を浴びないわけであるから、監督も上手ということだ。
いずれにせよ、突拍子もない脚本がいい。

頭が回らなくなった、夜に観るのがいい

正直言うと、正月早々暗いニュースが続き、笑いが欲しかった。
そうしないと、心がどんよりとしてしまうからである。
そして、頭が疲れているときは、何も考えずに笑いたい。
それが、映画のなせる業だと思う。
そういう点で、この映画は、ボクの心のどんよりした気持ちを、優しく包んでくれたのである。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?