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映画「96時間」を観て

9月23日「96時間」という映画を観た。
原題は「Taken」。2008年のフランス・アメリカ合作映画で、ピエール・モレル監督の作品だ。

キャストは、ブライアン・ミルズ役のリーアム・ニーソンキム役のマギー・グレイスレノーア役のファムケ・ヤンセンなどである。

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あらすじは、
元合衆国秘密工作員のブライアンは、家庭を顧みない以前の生活のせいで、退職した今も妻子と別れた。今はボディーガードなどの仕事をしている。ある日、ひとり娘のキムが観光旅行でパリに向かうが、現地でキムは謎の一味に誘拐されてしまう。ブライアンは、いても立ってもいられず、飛行機で現地へ。統計によれば誘拐事件発生から96時間後、人質の救出は不可能に近くなる。ブライアンはアルバニア系人身売買組織の仕業とにらむが……。
と、いった内容。

で、観終わっての感想。

観ていて、飽きない

アクション映画は、結構好きである。
なぜならば、映画を観ながら、アルコールでのどを潤すこともあるので、アクション映画は眠くならない。そして、観ていて飽きないからである。
この映画は90分程度の短い作品であるが、スリリングで、映像にくぎ付けだった。

実際に人身売買があるからこそ、作られた?

この映画。犯罪組織に、旅行中の若い女性が捕まり、人身売買されるストーリーである。
このような作品があるということは、単なる映画ではなく、実際に同様の事件や組織が存在すると考える。映画として観るのは楽しいが、実際ならばこんなに恐ろしいものはない。やっぱり世界中(日本も)安全ではないと、映画を観て思ったのである。

娘を助けても、ブライアンの姿が切ない

ブライアンの娘。夫婦が離婚後、娘は母方の方に引き取られる。そして母親は再婚。相手は大富豪である。
父親のブライアンは、年頃になった娘に誕生日プレゼントを持ってゆくが、義父は娘に馬をプレゼントする。走り出して義父とハグする娘。ブライアンの足元には、渡したプレゼントが、そのまま置き去りにされていた。
切ないなぁ・・・。
旅行先での安全を心配していたブライアン。その、悪い予想が当たってしまい、娘と女友だちは事件に巻き込まれてしまうのである。
結局、娘を助け出すのだが、空港では母親と義父が待っている。現在の親である2人に感謝はされるものの、そのまま娘はそちらの家に帰ってしまう。
切なすぎるぞ、コレ・・・。

あれだけの人を殺して、普通に帰ってこれるところが・・・

この映画の「突っ込みどころ」を2つ。
一つは、娘のキム。女友達が殺されたのに、その心の復活が早いこと。
(ちょっと、立ち直りが早すぎないか?)
もう一つは、ブライアン。パリであれだけの人を殺して、普通に飛行機に乗って帰って来れるのは、どういうこと?
その2つを、あえて突っ込みたい。
まあ、所詮映画である。そのへんは目をつぶった方が良さそうである。

映画自体は、展開も早く、ハラハラ・ドキドキする。
夜、アルコールを飲みながら観るには、もってこいの作品である。

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