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映画「アリー/ スター誕生」を観て

5月4日、「アリー/ スター誕生」という映画を観た。原題は「A Star Is Born」。2018年アメリカの映画で、ブラッドリー・クーパー監督の作品だ。

キャストは、ジャック役のブラッドリー・クーパー、アリー役のレディー・ガガ、ボビー役のサム・エリオットなどである。

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あらすじは、
ジャクソン・メインはカントリーロック歌手として名を馳せていたが、ドラッグと酒に溺れる生活を送っていた。そんなジャクソンを公私共に支えていたのが、兄のボビーであった。
カリフォルニア州でのコンサートの後、ジャクソンはドラァグ・バーに立ち寄った。しばらくしてパフォーマンスが始まったが、ジャクソンはその歌に大きく心を揺さぶられることになった。歌っていたのはバーのウェイトレス、アリーであった。彼女の才能に感服したジャクソンは、アリーを次のコンサートで起用することにした。その話を持ちかけられたアリーは断ろうとしたが、ジャクソンの熱意に根負けして出演することになった。
コンサート当日、ジャクソンとアリーのデュエットは観客から喝采を浴びた。その反応を見たジャクソンはアリーを自身のツアーに同伴させることにした。そうしているうちに、2人の間には恋愛感情が芽生えることとなった。2人はその夜ベッドを共にし、結ばれた。その後、2人はジャクソンが生まれ育った牧場を訪れたが、その土地はすでにボビーの手によって売却されていた。背信行為に怒り狂ったジャクソンは直ちにボビーを解雇した。
やがて、アリーはメジャーデビューの機会を掴み、カントリー歌手からポップ歌手へと転身して瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていった。ジャクソンはアリーの転身を快く思っておらず、ストレスからますます酒浸りになっていった。アリーのマネジャー、レズはジャクソンの存在がアリーのキャリアの邪魔になっていると考え、その事実をジャクソンに突き付けたが、それが悲劇的な結末をもたらすことになった。
と、いった内容。

で、観終わっての感想。

まさに「スター誕生」という感じの映画

たまたま、自らのコンサート後に立ち寄ったバー。そこに、出会いがあった。スターが誕生する瞬間は、こんな偶然で必然の出会いから始まったりする。「たら・れば」では片づけられないものが、世の中には存在する。

ミュージシャン = 酒、ドラッグの構図

今までも、ミュージシャン系の映画を観てきた。その中でどうしても共通するのが、酒やドラッグである。そしてこれに依存し、自ら崩落への道をたどる。映画の中で語られることは少ないが、ボクが思うに、多くの人から注目される中で、常に新しい(人々が共感や期待をする)音楽を産み出さなくてはいけないプレッシャーと戦っているからではないだろうか。そしてそのぷ列車から解放してくれるのが、酒やドラッグなのかもしれない。

他人の言葉からの、悲しい結末

この映画の中で、断然に納得いかないことがある。
それは、アリーのマネージャーであるレズが、ジャクソンを自殺へと追い込んだことである。アリーとジャクソンの幸せはやはり2人の中にある。
そこへ、第三者が余計な口出しをすること。ましてや、アリーの商業的な内容で、ジャクソンを責めるというのは、確実に越権行為である。
ボクはたとえ、この先、アリーが大スターの道を歩んでいこうと、最後には後悔しか残らない人生を、歩むことになると感じるのだ。

レディ・ガガ、やはり歌がうまいね!

それにしても、このアリー役のレディ・ガガ。
本当に、歌がうまいね。
まさに、彼女の才能が映画の中に満ち溢れている。
ナイスキャストである。
この映画で、今まで普通に一ミュージシャンとしてみてきた彼女に対して、少し見方が変わった。
それくらい、素晴らしい演技であった。

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