ブルース

ブルース

最近の記事

秋の夜は涼しいのでセンチになる

老人の潤んだ目を見たのは人生で2回目だった。 1回目は母方の祖父が認知症になる前。 脳梗塞で倒れた時の事だ。 手を揉みながら何度も「みー子(あだ名)…みー子(あだ名)…」と私が居ない方を見ながら、私を呼ぶ。 後遺症により、全盲になってしまったのだ。 もう私の振袖姿や、同居する孫の姿さえ見ることが出来ない。「公園に連れてった時の姿が浮かぶ」と漏らした祖父に「その後はパチンコ屋とか、雀荘に行ったよね」と返せば、もう何もうつさない瞳に涙が溜まった。 祖父の手は私の手の大きさ

    • オセロニアはクソゲーなのか?

      ※私はオセロニア大好きです。わざと貶したりするけど垢BANしないでね運営さん愛してる。 「クソゲー」「オワコン」「オセロ(笑)」「プレイ人口ナウル共和国」「ストレスの震源地」 と名高いオセロニア。とはいえ、数年前にはプレイしたことがある人も多いことだろう。 しかし、そのプレイヤーの多くが今は辞めてしまっている。その理由は1つ。 「クソゲーだから」 そんな事知っているとオセロニアを消した皆さん。そして今も尚血走った目で白黒の駒を永遠に置き続ける古参プレイヤーの皆さん。落

      • キチゲージ

        日本は自殺する人が多いらしい 皆知っている話だ。理由?まあそんなの人それぞれでしょ。投げやりだけど、私は死にたいと思ったことがない。 実際、同じ状況にならなければその人の気持ちなどわからないものだ。 まあ、1つ言えるとすれば、ストレスは大きな原因だと思う。 しゃくり上げる泣き声、不愉快な笑い声、鈍い衝撃音 誰もそれを気にもとめず、手を動かす。 眠たくなるような声でテキスト通りの言葉をなぞる教師。 この世は終わったのだ。 キチゲージ。 かつては精神病として扱われ、後

        • ぶるーす制作秘話②

          noteでポジティブな事1個も書いてないなって気づいたので私の全盛期だった幼少期のエピソードを書いてみますね。 ①奇行児ぶるーすちゃん 園児って皆そうなのかもしれないんだけど、かなり不思議な行動ばかりしてた。 名前をよく覚えてないうえに別に好きじゃない男の子にラブレターを渡してみたり どうして履き替える必要があるん?と上履きで園庭に出てみたり(汚れるからです) 学校に64のソフトだけを持ってきてたりした(なんで?) 私は呼吸をしているけど他の人が呼吸をしているのかわ

        秋の夜は涼しいのでセンチになる

          ぶるーす制作秘話①

          今日は実家に泊まって母親と話して地獄を思い出した記念にその一部を紹介したいと思います。 いや〜、嫌な出来事って脳が拒否反応起こすのかな?忘れちゃうんですよ。ただ漠然と、それに嫌悪感が残るだけで。 これは小学校4~6年生の頃の話です。 私は本来明るくて可愛いマジで可憐な女の子でした。ですが小4あたりで生理が始まり、ぶくぶくと太っていきました。あ、この話ちょっと身体的な話入ります。 可憐な女の子は完全なパワー系になり、腕相撲では男の子の腕を曲げてはいけない方向に曲げ、柔道で

          ぶるーす制作秘話①

          クソ母校の修学旅行大事件

          これは私が通っていた中学校の修学旅行の時のお話です。 当時中学2年生。私は明日待ちに待った修学旅行に心を弾ませながら自宅で過ごしていました。 その日は雪の降る寒い日でした。明日は気をつけて歩かないとな…と思った瞬間。 和室と居間の僅かな段差で踏み外し、私は足の靭帯を損傷しました。 曲がってはいけない方向に足が曲がった感触にビビり激痛に悶え、慌てて雪の中近所の整骨院へと父親の肩を借りながら歩きました。 家の中で転んだとはいえ、かなり腫れていたので修学旅行に行かない方が

          クソ母校の修学旅行大事件

          アルミ缶の上にwwwwww

          アルミ缶のwwwwww上にwwwwwwあるwwwwww未完成の地図。 それは小学生だった頃、腕は細く、肌は浅黒く、ニカッと笑うと抜け歯が目立ち、いつもヨレヨレのタンクトップを身につけていた当時私の唯一の友人と描いた物だった。 小学生とは残酷な生き物だ。彼のそんな外見からクラスの多くは彼を"汚物"として扱い、席替えで隣になろうものなら女子は皆泣きだした。 彼はそんな境遇でもボロボロの歯で笑うのだ。困ったように、悲しげに。 彼もまた、私が唯一の友人であった。 彼の本来の

          アルミ缶の上にwwwwww

          歴代彼氏愛憎記録⑤

          最終回です。 別れてその日、もしくは次の日だったか。私はマッチングアプリに登録した。 寂しい、別れてよかったと思いたい、愛されたい どういう感情だったか忘れてしまったが多分そこら辺の気持ちで始めたのだと思う。 多分次の彼が現れたのはすぐだった。 少しLINEや電話して、すぐに会う約束を取り付けた。 そして会って、その日に告白された。 正直、まだあまり好きという感情は湧いていなかったが、付き合えば次第に好きになって行くかもしれないし、やはり喪女、好意を持たれて悪い

          歴代彼氏愛憎記録⑤

          歴代彼氏愛憎記録④

          今回は鬱回です。 3人目の彼氏と別れた後、2週間後に告白された。 人生初の告白である。 念の為出会いはぼかすが、リアルで出会った人だ。 初対面の時、その姿を見て呼吸の仕方を忘れてしまった。そもそも私は肺呼吸だったか?エラ呼吸してたっけ? 自分が魚か哺乳類かも忘れてしまうほどに衝撃だった。俗に言う"一目惚れ"って奴をしたのだった。 しかし私はその時点で彼氏持ち(既に音信不通) しかもその一目惚れ相手もLINEを交換して、アイコンをみると何やらペア画のようなもの。

          歴代彼氏愛憎記録④

          歴代彼氏愛憎記録③

          まだ読み続けてくれている猛者はいるのでしょうか、どうもブルースです。 3人目の元彼は、実家が渋谷近辺の一軒家であり、顔立ちがハッキリしていて、早稲田か慶応に通っている(忘れた)"いかにも"な大学生でした。 サイタマスラムの育ちである私には一挙一動が神々しく見え、育ちの差を感じざるを得ませんでした。 ですが、そんな彼の口癖は「死にたい」でした。 深夜徘徊が趣味であり、公園のブランコに座りヤニを吸う。メンヘラが好みそうなことである。 しかし、多少メンヘラといえどとにかく

          歴代彼氏愛憎記録③

          歴代彼氏愛憎記録②

          こんにちは、ブルースです 今日は、始めに私の初恋から話していきましょう 私の初恋は中学三年生でした。 相手はサッカー部で、背が高く、ヤンチャな子でした。 その子と喋るようになったのは、その子と仲良い男の子と、私がよく喋っていた(いじられていた)からだったかと思います。 目が細く、筋肉質で髪の毛もつんつんしていた為怖さを感じる見た目であり、言わばDQNってやつでしたが、彼はそんな見た目とは裏腹に子供好きであったり、面倒見の良い兄貴肌でもありました。 隣の席になった時

          歴代彼氏愛憎記録②

          歴代彼氏愛憎記録①

          Twitterでアンケートに答えてくれた物好きの為に面白いかどうかわからんが適当に私の歴代彼氏を紹介していくぜ! ①初カレ 時は2016、スプラトゥーンが発売され早1年が経った頃、私は初めて「カレシ」という物ができた。 出会いは大手古参出会い系サイト「Twitter」スプラトゥーンをよく一緒にやっていた。 オフのきっかけは住みが同じ市内であり、割と顔が好みだったからだ。 当時のブルースは外見に自信が無く、自分が「男」という神聖なる生物に付き合うことは愚か、触れること

          歴代彼氏愛憎記録①