歴代彼氏愛憎記録④

今回は鬱回です。


3人目の彼氏と別れた後、2週間後に告白された。

人生初の告白である。


念の為出会いはぼかすが、リアルで出会った人だ。

初対面の時、その姿を見て呼吸の仕方を忘れてしまった。そもそも私は肺呼吸だったか?エラ呼吸してたっけ?

自分が魚か哺乳類かも忘れてしまうほどに衝撃だった。俗に言う"一目惚れ"って奴をしたのだった。

しかし私はその時点で彼氏持ち(既に音信不通)

しかもその一目惚れ相手もLINEを交換して、アイコンをみると何やらペア画のようなもの。

無理だね。うん、だって君はかっこいい。彼女だっているよね。はいはい。

諦めた。というより私はそもそも一途な女。彼氏以外の男にときめかないぷん!

という訳で喋る度に息を荒くしていたが、何とか友達として仲良くしていた。

趣味も思考もそれなりに合っていた為、仲良くなるにはそれ程時間はかからなかった。

そしてしばらく、私は3人目の彼氏に振られた。

3週間程音信不通になってからいきなり「好きな子できた。」だ。(前回の復習)

流石に3回目ともなれば別れの予兆も予測できる。もう別れるだろうな、って思ってたからダメージは少ない。わけも無い。

3回目の別れを経験し、私は恋愛をする度に精神が変わっていくのを感じた。

始めは「肉団子」

とにかく自信が無かった。面白さ意外価値のない人間だと思っていた。恋愛というサークルには入れないとすら思っていた。

次に「割といける」

自分が可愛いとは到底思えないが、それでも好きと言ってくれる人がいる事に気づいた。女として少しだけ自信を持てた。

3回目には「恐怖」

肉団子だった私でも好きになってくれた人がいる。間違いない事実であり、自信となった。しかし、既に3回別れている。

どうせ、次もうまくいかない。

付き合って、上手くいかなくって、何回も繰り返しておばさんになって、相手さえして貰えなくなる。

別にトラウマとかでは無いが、その考えが呪縛となり、今もそれは解かれていない。ちなみに教会でも解けないらしい。

そんな中、初めて告白してくれた一目惚れした相手と付き合った。

あれ?ちょっと待って!

あのペア画らしきLINEアイコンはなんだったんですか!?

「別にペア画じゃない」

そっっっっっかぁ〜〜〜(付き合う)


一目惚れの相手と付き合えたのは勿論嬉しかったが、やはりあの呪縛は完全に私を支配していた。

半年は本気になれなかった。いつ別れてもいいように、あまり好きにならないようにしていた。いや一目惚れはしていたけど。

ちなみにこの時点で私が1番長く付き合ったのはたったの半年間である。

最初の3ヶ月はいい。恋人ってだけで優しくしてくれる。構ってくれる。

だがそれ以降。急激に冷たくなる。

冷たくなってからの期間はそれぞれであったが次第に音信不通になり、別れる

お前もどうせ半年もしないうちに別れるのだろう。

そう思っていた。

だが半年、7ヶ月、8ヶ月経っても好きって言ってくれる。音信不通にならない。

逆に戸惑ってしまった。どうして別れないのか。

1年が経った。

まだ、別れない。

もしかして、本当にこのまま別れないでいてくれるのではないか?


だが、このノートに書かれているってことはお察しの通りである。

付き合った期間はおよそ1年半。

別れた理由は主に4つ程だろうか。

まず1つは、ノリの違い

私は共通の友達がいれば割と寄せ集めパーティでも平気な質だ。友達の友達は類友なので仲良くできると思っている。

が、彼は違った。

コミュ力はあるものの、あまり活発では無かった彼にとっては負担が大きかったのだろう。私は私の友達は皆良い奴だから、一緒に遊べばきっと楽しいだろうと、しつこく誘ってしまった。

2つ目は私の愛情表現

私はモノ、コトでしか愛情表現が出来ない。好きであればいっぱいモノをあげたがり、尽くしたがる。他に表現ができない。それはきっと相手からすれば重くのしかかっていたのだろう。

3つめはコロナ

これは定かではなく、こじつけかもしれないが、確かにコロナが流行ってから段々と疎遠になっていった。

コロナ前では2週に1回は会っていた。

元々興味なくって、コロナを理由に避けられていたのかもしれないし、今となってはわからない。

4つめ最後に最大の理由

彼の浮気と私のネトスト行為

私は執着心が強く、恋人となった相手のTwitterを特定してしまったりする。(遊戯王カードの効果ではない。)

彼の知らないことを無くしたい、という訳ではなく

自分がどう思われているのか知りたかったのだ。

Twitterは愚痴吐き場だ。

たまにではあるが、私の愚痴が書かれていたりもする。

でも別に怒りは湧かない、申し訳なく思い、気をつけるようにしていた。

彼が言わない本心を知りたかっただけだった。


ある日、違和感を覚えた。

彼の女性フォロワーが急に惚気始めたのだ。そして彼へのリプが増えていた。

正直、楽観的な私の脳みそも碇ゲンドウのように険しい顔をしていた。

パターン死、浮気ですか?

いやいや待てやマヤ、そう決めつけるのは早いよ早い

ネトスト魂をルフランさせて匿名の質問箱から彼氏の特徴を聞き出した。

うーんどう考えても私の彼氏である

死ぬしかないじゃない?

脳内で騒ぐマミさんをなだめ、次なる作戦を打った。

匿名質問箱の個人チャット機能に課金し、より直談判した。

幸せ絶頂期にいる彼女は私の話を信じなかった。更にはアンチ扱いしてきたのだ。

しかし、もうこれ以上情報を聞きだせる余地もなく、何も言わす付き合い続けるというのも無理な話だ。

私は彼氏にネトストをしていること、ネトカノとの会話を告げた。

すんなりと自分の非まで認めた。

怒りも湧いたが、それ以上に悲しみが強く何より非を認めているので、怒る気にもなれなかった。

聞けばその彼女とは1度も会ったことがないらしい。

私は1度も会ったことがない女の人に負けるんだと思うと悔しくてたまらなかった。

が、悲しい悲しい言ってても問題は解決しない。この時点での選択肢は2つ、どっちと付き合い続けるかだ。

だが私の小さな脳みそは既に結論を出していた。

私と別れるべきだと。

脳の中では感情と理性が戦っていた。

感情はここまで好きになったの初めてだ、別れたくないと騒ぎ

理性は人間は変わらない1度やった事は何回も繰り返すし、浮気するってことはもう私への気持ちはないに等しい

と。

感情はボコボコに理性を殴りつけた。感情に任せ、相手と別れてくれって懇願したかった。が、理性はボロボロになりながらも折れなかった。ドラえもんを安心させて未来に送る為?いや違う、それが最善であると最高裁裁判長官  脳さんが導き出していたからだ。

私は私と別れ、彼女に匿名メッセージを送ったのはアンチであり、誰にもこの事を言わずに今の仲間と仲良くし続けることを勧めた。

悔しくてたまらなかったが、何もこれは彼のせいだけではない。自業自得の面もあるのだ。

心臓を握りつぶしながら打ったそのLINEで私は今でも1番好きな人と別れたのだった。

自分でも恐ろしいが、今現在1番好きな人はやはり彼である。

もし仮に、復縁の話を持ちかけられてもまた付き合うことは無いが、やはり今でも大好きである。


以上、鬱回でした。

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