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映画 ロスバンド

世代も悩みもブッ飛ばせ!

ドラムのグリム、ギターボーカルのアクセル(ジャイアン、グリムが加工してるので気づいていない)、チェロ担当のティルダ(ベースの募集で応募してきた笑)

ドライバーはイケメンな青年マッティン。

フェスに出演するため、ロスバンドは北へ向かう!

北欧、ドイツなどヨーロッパはヘビメタやV系、ロックが非常に盛んな地域だ。

ヘヴィ・トリップをはじめバンド絡みの傑作映画も沢山。

クール、軽やか、ブッ飛んでる!

最高にイケてる魅力的な4人

“ロスバンド・イモターレ”

バンドはやっぱりいい、青春だ!

これ…めちゃくちゃ面白いですよ。

トレーラーを見てなんとなく面白そうだなと思って去年、新宿シネマカリテで上映最終日に観たんですけど。

もう最高でした、満足度高し!

子供向け映画の名手で温かい作品を生みだすのが得意なクリスティアン・ロー監督の作品。

なんだろ、酒に溺れる、女遊び、暴力。

ロックの悪い面(個人的に思う悪い部分)は描かれてないので家族での観賞にもおすすめ!(文部省推薦作品)

メイヘムを描いたロード・オブ・カオスとかヤバいのもあるので…(怖いから自分は観てない笑)

★“ロスバンド・イモターレ”メンバー詳細。

※Dr.グリム(ターゲ・ホグネス)
リーダー的存在、ミキシングなどプロデュース全般も担当。
真面目で優しい多感で繊細な少年。
アクセルの音痴が気になって仕方ないが、優しい性格が災いしてなかなか言いだせずにいる。
両親は現在離婚協議中。
中学生のときの同級生“あだっちゃん”に似てる(笑)

※Gt兼Vo.アクセル(ヤコブ・ディールード)
ロックな心、熱いハート!
ギターの腕は村一番、でも音痴(本人は気づいていない)
体操をしている“ビッチ”(アクセル以外の男子全員とキスをしているらしい?)と評判のリンダに恋をしているが相手にされていない。
恋に奥手で下手。
モテない…が本人が気づいていないだけでアクセルには熱い視線が!

※チェロ.ティルダ(ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル)
親からは放置プレイ、友達もいない。
ティルダのロックの知識は二階、上からの騒音から?(いつの間にか好きになっていた笑)
ノルウェー唯一のゴーストタウンに住むのが彼女の夢。
そうすれば誰にも気をつかわずに静かに暮らせる(騒音問題も解決!)
もう、傷つくこともない。
バッハの無伴奏をさらりと弾ける実力の持ち主。

※ドライバー.マッティン(ヨナス・ホフ・オフテブロー)
ロスバンドの兄貴的存在、ロック大会の開催地トロムソまでの案内人。
実は歌が上手い、有名な音楽の学校にも受かってるが、親の反対で断念。
宗教、政治活動に傾倒しているヒステリックな兄に悩まされている。
父親から家業も、夢も押しつけられているマッティンは自分のやりたいこと、人生を送ることができず苦悩する。
日本でリメイクなら柄本佑くんだな!(たすくです、ゆうじゃないです笑)

念願のロックフェス出場のチケット。

それはグリムがアクセルの歌声をうま〜く加工したデモテープによるもの。

ベースもいない、開催地は北の果ての町トロムソ。

希望と絶望が同時にやってきた。

バンドはやっぱり車で移動!

ノルウェーのたまらなく美しい自然、ロスバンドは大会目指して突っ走る!

この日は映画館はしごで3つの作品を観賞。

そのなかで圧倒的に最高でした!

自分には18歳〜24歳くらいまでV系のバンドをしてた過去が(ボーカル担当、現在41歳)

インディーズ止まりだが、事務所に所属して、雑誌掲載、CD、デモテープをリリース、全国ツアーも経験。

なので少しはバンドのことが分かる。

“デストロイ・キル・デストロイ”

ボーカルが実は下手、音痴、勘違い。

これはよくある話で…(自分もそうだったかも!)

その下手さがジャイアン、コーヒーのように癖になる場合もあるんですけどね(+に働く場合も笑)

今はなき雑誌“BANDやろうぜ”にメンバー募集を載せる、ライブハウス、楽器屋、V系に特化したショップ(ライカエジソンとか?)にメンバー募集の張り紙を貼らせてもらう。

やってました、一番最初にバンドを組んだときはガラケーが普及しはじめた頃でまだネットが弱くて。

途中から知り合いも増えていってツテができて紹介とかもある訳やけど、最初はそういった方法がベターでしたね。

“ロリコンですか?”

っていわれても結構!

片手にチェロ、片手で中指を立てるティルダに悩殺されました!(笑)

ティルダは身長132センチ、9歳。

チェロとほぼ変わらない大きさ。

そのティルダがチェロをガラガラしながら“なぜか”ロスバンドのベースのオーディションにやってくる。

…で合格(笑)

チェロを弾く小悪魔的でロックな姿、ふとした瞬間にみせる子供らしい無邪気な笑顔。

そのギャップが最高!

演技も上手い、“ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル”将来はスーパースター間違いなし(これは予言!)

グリム憧れの伝説的ドラマー

“ハンマー”

彼はグリムにいう。

“ロックは死んだ”

進歩した技術、加工、補正、修正でどうにでもなる現状。

“詐欺ばっかりだ”

自分がバンド活動をしていた20年前でさえ、音源では相当ごまかせた。

たとえば高いキーが綺麗にだせない、音をはずす。

レコーディングで失敗したなーと思っても簡単に補正できてしまう。

音痴でも音域が狭くても全然様になるのだ。

20年前でそれなので、今は相当すごい!

少しくらい歌詞を間違えても修正できるから再レコーディングの必要はない。

ユーチューブとかティックトック、ニコニコ動画など“音源”から人気がでたアーティストがライブや歌番組とかで生歌を披露する。

すると“え!?”ってなって炎上することがある、あれ。

ライブハウスや路上出身の人以外でも実力がある人は沢山いますけどね。

自分が音楽をしてた当時は声量の問題もめちゃくちゃあった。

ライブのときはPAさんが頑張ってくれるんやけど、それにも限界があり、周りの音にかき消されて歌声がよく聞こえない人とかいた(自分も最初はそうだった)

この問題も今は技術の進歩で改善されてるんじゃないだろうか?

大好きなましゃ兄(福山雅治さん)が地底人ラジオでいってたけど、昔の歌手の人はすごかったって。

ましゃ兄が歌番組に出演したときに驚いたのは声量。

プロやから歌が上手いのは当たり前やけど、声量が違う(中森明菜さんとか)

相方荘口さんのささきいさおさんだったかな(宇宙戦艦ヤマトの歌の人)は股間のあたりにマイクがあったって話は笑った(笑)

自分がバンドをはじめるきっかけになったGACKTさん(憧れのバンド・マリスミゼル、あの手のバンドをしてました笑)は自分の声をよく理解していて、どう魅せればいかにカッコよくなるかを知り尽くしている。

機材や楽器の知識、技術も相当すごい…知り合いのプロデューサーがいってました(バンドを引退してプロデューサーで成功した人)

“自己プロデュース能力”

自分を知り、最高に、最適にプロデュースできる能力。

それもひとつの才能ですよね(GACKTさんは歌唱力も相当すごいと思うが!)

“FEEL”

自分の道、運命は自分で決めろ。

居心地がいい、彼らをずっと見ていたい。

続編を熱く熱く希望する!

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