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新宿の手

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赤色宗教信仰者新宿普段歩き。

赤色宗教信仰者新宿普段歩き。

自我の成長と記憶、発達障害当事者が好きな色が決まるまでの出来事です。
そして新宿を歩く、今の自分の週末の新宿での生活。

生まれてからの最古の記憶

うちの最古の記憶はハイハイからようやく歩けるようになった頃、千葉県松戸市にあった父親の社宅の外を散歩している記憶だ。
社宅の2階からの階段をテディベアのぬいぐるみのように母に肩を持たれふわ〜と降りていく、自分の意思で足を動かすのが難しく真っ直ぐ歩きた

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異形の月はどんな匂いがするのか

異形の月はどんな匂いがするのか

自分のキャパを独占しているのは自分だ

4:30に目が覚めたらね、誰からも連絡が来ていない安心感で、この絶対な孤独に、ちょうどいいと思った こういう夜の感じ方は本当に久しぶりで、純度の高い中高生の頃の自分を夢見る

人の胸の上に頭を置いている時、この時間とほとんど同じ気持ちになる 時計ない、太陽ない、暗視して、心臓音だけあったりなかったりする

尊敬を見出すのが本当にうまいだけで、じゃあ安い愛着で

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処女を犠牲にしてパンを得る

処女を犠牲にしてパンを得る

オナニ神[読み]おなに−しん[名]
自慰の神様。男のオナニ神は頭部が陰茎、座布団が金玉でできており、女のオナニ神は頭部も座布団も女性器。男のオナニ神は腕が6本あり、それぞれの手に嬉しい自慰グッズつき。女のオナニ神は金玉をしっかり握りしめている。荘厳。頭部が陰茎や女性器のため表情は見えないが、その皺の細部をよく観察すると恍惚の表情が見えてくる。
オナニ神は2021高円寺秘宝館で、鏡の中で怪しく光り具

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新宿と音楽、ネオ・ヴィジュアル系ブームを駆ける。

新宿と音楽、ネオ・ヴィジュアル系ブームを駆ける。

00年代、うちは所謂バンギャと呼ばれる種族であった。
バンギャとはここではヴィジュアル系(以下:V系)を聞いたりライブへ足を運ぶバンドギャルの事を指す。V系好きな男性の事はギャ男と呼ばれていた。
ヴィジュアル系氷河期と言われた時代に中学生だったうちはお小遣いも少なく、お小遣いが潤沢にある同級生のナッチのお世話になっていた。
ナッチは、「SHOXX」「FOOL‘S MATE」「B-PASS」「KER

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人間算

人間算

飢えの喉を、混乱の喉を、鉄道を紐にして、締めあげろ!

かいです。今日のお題は「新宿」。

私は初台に住んでいる。新宿で飲み、酒を中心に世界を回している。
私は新卒時代から一昨年まで、東京郊外でブルーカラーの仕事をしていた。今、少し昇進して本社のある新宿で働いている。新宿での席を得るために、一昨年、昨年は社内を奔走した。一度は大宮で研究員をやった。大宮は遠かったし、暑いし寒いし野犬いるし、研究所に

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新宿の神様も眠る。

新宿の神様も眠る。

うちが高校生の頃、新宿を良く走り回っていたのを思い出す。
世間ではネオ・ヴィジュアル系ブームが到来しその中で更にジャンルが細分化されれ数多くのアマチュア、インディーズバンドが毎日の様にライブをしていた、週に3、4日はライブハウスに入り浸っていた。
学校にも行かずライブハウスで知り合った友達と歌舞伎にあったマックで待ち合わせ、友達の友達も集まり集団を形成していく、たわいも無い話をしながら笑いあい精神

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