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22-23 JUVENTUS

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22-23シーズンのユベントスについて、考察や試合レポートをまとめています。
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#サッカーを語ろう

コッパイタリア準決勝 2ndレグ イタリアダービー(away) 〜アッレグリの本質

コッパイタリア準決勝 2ndレグ イタリアダービー(away) 〜アッレグリの本質

コッパイタリアの準決勝は0-1で敗戦。残念ながら決勝進出はなりませんでした。5-3-2で堅く守るインテルを崩すのは骨が折れますが、勝てない相手ではなかったので非常にもったいない敗戦となったように思います。互いに連戦を重ね、コンディションは不十分だと見えました。正直、いい試合とは言えない内容でしたが、アッレグリの考えと課題が垣間見えたように思います。試合内容は見返す気も起きないものでしたので、見てい

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セリエA 第19節 ユベントス vs アタランタ 〜このスタイルを継続的に

セリエA 第19節 ユベントス vs アタランタ 〜このスタイルを継続的に

今朝方行われたアタランタとの試合。3-3と派手なスコアになりましたが、実際はユベントスのミスを的確にゴールに結びつけられた残念な試合となってしまいました。勝ち点15を剥奪されるという衝撃的なニュースがあり、精神的なショックは影響したかもしれませんが…。ただし、アタランタ相手に3点叩き込み、さらに決定機も創出していたこともまた事実。後半戦に向け、希望の光も見えつつあるように思います。

ミス、ミス、

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コッパイタリアR16 ユベントス vs モンツァ 〜渋滞する左サイド

コッパイタリアR16 ユベントス vs モンツァ 〜渋滞する左サイド

今季のセリエA第7節でモンツァに0-1の敗戦を喰らい、猛批判を浴びたユベントス。ロベッラをレンタルで貸し出していたり、来週もセリエAで試合が組まれたり、アッレグリがベンチ外という状況も共通していたりして、ある意味因縁の対決となったこの試合。ユース出身の選手をズラッと並べたユベントスのプレーを振り返ります。

ヤング・ユベントスユベントスのスタメンは、ペリン、ガッティ、ルガーニ、ダニーロ、マッケニー

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セリエA 第18節 ナポリ vs ユベントス 〜守備を捨てたユベントスは…

セリエA 第18節 ナポリ vs ユベントス 〜守備を捨てたユベントスは…

ナポリとのアウェー決戦は1-5で完敗。引き分けでも良かった試合に完敗したことでスクデット争いからは再び脱落することになりました。シーズンはやっと半分を過ぎたところ。ナポリが息切れをする可能性もあるので、この敗戦から学んで、またやり直すしかありません。後半戦に向けて、ナポリ戦を振り返っておきましょう。

アッレグリの失敗ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、キエーザ(!?)、ダニーロ、ブレーメル、

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セリエA 第17節 ユベントス vs ウディネーゼ 〜決戦を前に

セリエA 第17節 ユベントス vs ウディネーゼ 〜決戦を前に

序盤大躍進したウディネーゼとのホームゲームは終了間際のゴールでまたしてもユベントスが1-0で勝利。今や死語になりつつあるウノゼロがここにあります。5バックで堅く守る相手から点を取ることは中々難しいことで、8連続クリーンシートで8連勝はひとまず喜ぶべきことではないでしょうか。次節は勝ち点7差で追うナポリとのアウェイゲームです。ここで勝って勝ち点差を4にできれば、逆転でスクデット獲得が視野に入ってきま

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セリエA 第16節 クレモネーゼ vs ユベントス 〜飛び道具の必要性

セリエA 第16節 クレモネーゼ vs ユベントス 〜飛び道具の必要性

ワールドカップ中断期間を終え、セリエAも再開しました。ユベントスはアウェイで昇格組のクレモネーゼと対戦。90分にミリクのフリーキックが決まって1-0でユベントスの勝利となりました。この試合を見て思ったことを書いておきます。

一人相撲のユベントスユベントスは5-3-2でスタート。先発はシュチェスニー、スーレ、ガッティ、ブレーメル、ダニーロ、コスティッチ、ファジオーリ、ロカテッリ、マッケニー、ミレッ

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セリエA 第15節 ユベントス vs ラツィオ 〜伝統と進化

セリエA 第15節 ユベントス vs ラツィオ 〜伝統と進化

ワールドカップによる中断前のラツィオ戦は3-0で勝利。ラツィオのコンディションが悪かったようにも思いますが、ほとんどチャンスを作らせずに得点を重ねた完勝と言っていいと思います。チームを立て直せた要因や、後半戦に向けた課題などについて書いておきます。

伝統のユベントスここ数試合を見ていて思ったのは、「伝統のユベントスが帰ってきた!」ということ。

ベースは全員守備。うまく相手を絡めとり、何もさせな

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セリエA 第14節 ヴェローナ vs ユベントス 〜適材適所を見つけるまでは…

セリエA 第14節 ヴェローナ vs ユベントス 〜適材適所を見つけるまでは…

ヴェローナとのアウェーゲームは苦しい展開ながらもキーンのゴールを守って1-0で勝利、5連勝としました。クリーンシートも5試合連続となり、調子は上向きなようですが、途中から出てきたディマリア、パレデスはフィットしきれていない様子もありました。簡単に試合を振り返っておきます。

戦術的な試合ユベントスのスタメンは、ペリン、クアドラード、ブレーメル、ボヌッチ、ダニーロ、ファジョーリ、ロカテッリ、ラビオ、

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セリエA 第13節 イタリアダービー(HOME) 〜原点回帰

セリエA 第13節 イタリアダービー(HOME) 〜原点回帰

インテルとのホームゲームはカウンターからの2発で0-2で勝利しました。ミレッティ、ファジョーリが先発し、キエーザも途中からプレーすることができました。若手の台頭、怪我人の復帰と明るい材料も見えてきています。今季初のイタリアダービーについて書いておきます。

運が味方した前半ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、クアドラード、ダニーロ、ブレーメル、サンドロ、ファジョーリ、ロカテッリ、ラビオ、コステ

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セリエA 第12節 レッチェ vs ユベントス 〜若手の台頭

セリエA 第12節 レッチェ vs ユベントス 〜若手の台頭

レッチェとのアウェーゲームは決め手を欠きながらファジョーリのスーパーゴールで1-0の勝利。勝ち点3を積み上げ、上位を追走しています。この試合を見て思ったことを記しておきます。

ゲームが作れない!ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、クアドラード、ガッティ、ダニーロ、サンドロ、ソウレ、マッケニー、ラビオ、コスティッチ、ミレッティ、ミリク。4-4-1-1のような並びでスタートした。一方のレッチェは

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セリエA 第11節 ユベントス vs エンポリ 〜可変式5-3-2

セリエA 第11節 ユベントス vs エンポリ 〜可変式5-3-2

エンポリとのホーム戦は4-0でユベントスの勝利となりました。注目したいのは、採用した5-3-2システムです。今季は主にCLで採用してきましたがうまく機能していませんでした。しかし、エンポリ戦ではそれなりに機能していたように思います。もしかしたらしばらく5-3-2をメインに据えるかもしれません。今回はユベントスの5-3-2システムについて思ったことを書いておきます。

ユベントスの5-3-2ユベント

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セリエA 第10節 トリノダービー 〜現代サッカーとユベントス

セリエA 第10節 トリノダービー 〜現代サッカーとユベントス

連敗の後、合宿騒ぎや解任論争など色々あった中で行われたトリノダービー。ミリンコビッチサビッチ(GK)の活躍が光った試合の結果は守備で試合をコントロールした1-0でユベントスが勝ちました。ひとまず勝ちを拾ったユベントスですが、これから先も勝ち続けられるかはわかりません。試合を見て、思ったことを書いておきます。

守備重視のユベントスユベントスの先発は、シュチェスニー、クアドラード、ブレーメル、ダニー

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セリエA 第9節 ミラン vs ユベントス 〜後半、ミスを重ねて

セリエA 第9節 ミラン vs ユベントス 〜後半、ミスを重ねて

ミランとユベントスのビッグマッチは、0-2でミランの勝利に終わりました。ボールはユベントスが持っていたかもしれませんが、チームの総合力ではミランが上回っていました。ユベントスの歪なチーム構造と、今後の道筋が見えてきたような気がします。

試合について試合自体は、ミランに対して引いて構えたユベントス。そこからカウンターを狙うが、ミランは素早いトランジションでカウンターの勢いを殺してシュートチャンスを

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セリエA 第8節 ユベントス vs ボローニャ 〜守備で流れを掴む

セリエA 第8節 ユベントス vs ボローニャ 〜守備で流れを掴む

9月の不調からインターナショナルマッチブレイクを経たボローニャとのホームゲームは3-0の快勝でした。守備で試合を支配してカウンターとセットプレーから得点。ボール保持も悪くはありませんでしたが、ユベントスらしいゲーム運びに回帰してきた印象を受けました。
そして何より、審判がモントリーボに見えて仕方がありませんでした。

守備のユベントスユベントスのスタメンは、シュチェスニー、ダニーロ、ブレーメル、ボ

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