とりちゃん

U15世代のサッカー、バレーボールの指導経験をもとに、育成年代の指導やサッカーの試合を…

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U15世代のサッカー、バレーボールの指導経験をもとに、育成年代の指導やサッカーの試合を観戦した感想などについて、書いていきます。 今季は、主にユベントスの試合を中心に観ています。

マガジン

  • 23-24 ユベントス

    23-24シーズンのユベントスに関するマッチレビューや考察など。

  • 22-23 JUVENTUS

    22-23シーズンのユベントスについて、考察や試合レポートをまとめています。

  • 21-22 JUVENTUS

    21-22シーズンのユベントスに関する記事をまとめています。

  • 20-21 フラム

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さらば、愛しのマッド・マックス

アッレグリは最終的にユベントスと合意の上で契約解除と成ったようです。しかし、タイトルを獲った試合で大暴れしてそれが監督としての最後の姿になるとは。どんな時にもウィットに富んだユーモアを忘れない、いかにもアッレグリらしい別れでした。 世代交代〜不正会計への対処圧倒的な強さを誇ったアッレグリ第一次政権後、サッリ、ピルロと1年で契約を打ち切り、再びアッレグリにバトンが渡されました。その時、アニェッリ会長からアッレグリが託されたミッションは積極的に若手を使って(財政的に)持続可能な

    • UCL FINAL 〜マドリーの貫禄勝ち

      ELの決勝はパーカーのフラムで奮戦していたルックマンがまさかのハットトリックをぶちかまして今季世界を席巻したアロンソのレバークーゼンを撃破。とにかく「あの」ルックマンが大舞台で躍動している姿に思わず涙してしまい、それ以上のことは書けないため、CL決勝の方を書いておきます。 セミファイナルのデジャヴ率直な感想は、準決勝マドリーvsバイエルンの1stレグ後半を90分に引き延ばした感じの試合でした。後半からボランチを削って5レーンを埋める攻撃を展開し、マドリーの4-4-2に対して

      • コッパ・イタリアFINAL 〜結実のアッレグリ・スタイル

        アタランタと対戦したコッパ・イタリア決勝戦はブラホビッチの先制点を守り切って1-0で競り勝ち見事3季ぶりのタイトルを獲得。第二期アッレグリ政権で初のタイトル獲得となりました。 アッレグリ・スタイルロカテッリが累積警告のため出場できず、代わりにニコルッシ・カビリアを先発させて5-3-2のベースフォーメーションで試合に入ったユベントス。攻撃のリズムと方向を決める選手がいないため、この試合はボール保持は最初からするつもりはなかったと思います。守備ラインでボールを保持しても中盤にボ

        • UCL 準決勝 1stレグ バイエルン vs レアル・マドリー 〜戦術家二人

          UCL準決勝のバイエルンvsレアル・マドリーを見ました。ここ最近、ユベントスの試合を見ながら考えていたこととリンクすることも多かったので、感想を書き残しておきます。 守備から入ったマドリーバイエルンは4-2-3-1、マドリーは4-4-2をベースに試合に入りました。開始早々、サネに決定機が来ますが、ルニンのビッグセーブが飛び出してスコアは動きません。その後はバイエルンがボールを保持し、マドリーが中盤から構えて守るという展開に。マドリーは4-4-2で守備ブロックを組んで、かつヴ

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          セリエA 第34節 ユベントス vs ミラン 〜少しやる気出してみました

          ミランとの一戦はスコアレスドローで決着。ただ、アッレグリが色々な柵を振り解き、やっとやる気を出してみたように思えました。来季はアッレグリはユベントスにいないかもしれません。アッレグリ第2期政権の集大成が今、ピッチに描かれているように思う試合でした。簡単に振り返っておきます。 アッレグリによる今季の最適解ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、ウェア、ガッティ、ブレーメル、ダニーロ、コスティッチ、カンビアーゾ、ロカテッリ、ラビオ、ブラホビッチ、ユルディズ。この試合のポイントは

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          コッパイタリア準決勝2ndレグ 〜配置を整理する

          ラツィオとのコッパイタリア準決勝セカンドレグは1-2で敗戦するもののトータルスコア3-2でなんとか決勝に勝ち上がりました。相手はフィオレンティーナかアタランタ。どちらのチームが上がってきてもユベントスが苦手とする高速ハイプレスを武器とするチームなので、決勝も我慢の展開になるでしょう…。 自主的ハンデマッチは継続サンドロを使った以上、軽いディフェンスで失点するのは計算の内。アッレグリ自身が延長戦も視野に入れないといけないというコメントをしていたようなので、2失点までも想定の範

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          ラツィオ2連戦〜カリアリ戦 …キエーザとアッレグリの不幸な関係

          4月の猛烈な仕事量のため全くnoteを触れませんでした。その間もユベントス戦は追いかけてはいましたので、ザックリと感想だけ残しておきます。4月に入っても相変わらず低調なパフォーマンスに終始していたユベントス。少しでも復調し、目標としてきたCL出場権を獲得することはできるのでしょうか? 多彩な戦術は封印?リーグのラツィオ戦ではカンビアーゾを上下動させた4-4-2と5-3-2の可変守備を試してみたもののまともに機能せず。クアドラードがいた時期のチームでもある程度機能していたレベ

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          セリエA 第29節 ユベントス vs ジェノア 〜選手起用に疑問符

          ジェノアとのホームゲームも0-0の引き分け。ここ数試合失点していたため、無失点だったことは悪くないのですが、得点が遠く勝ち点1を獲得するにとどまりました。その原因について思うところを書いておきます。 キエーザとコスティッチ試合を見ていてまず疑問に思ったのはキエーザの起用です。ナポリ戦、アタランタ戦ではハイプレスを積極的に仕掛けてカウンターを狙うプランだったため、キエーザのスピードが生かされていました。相手の守備陣形が整う前にキエーザが突撃してシュートに持ち込む、クロスを送り

          セリエA 第29節 ユベントス vs ジェノア 〜選手起用に疑問符

          セリエA 第28節 ユベントス vs アタランタ 〜若返るアッレグリスタイル

          アタランタとのホームゲームは2-2の引き分け。またまた勝ち切れなかったことで各方面忙しいようですが、シュート数、ボール支配率、ゴール期待値はアタランタを上回っています。勝っていた時期のユベントスを「つまらない」と言っていた人たちは最近の試合をどう見ているのでしょうか?結果は出ていないけれども面白い試合をしていると思いますが…? そして、勝ち切れなかったことには原因があります。その点を修正できれば、面白いし勝てるサッカーをユベントスがやってくれるかもしれません。今は結果は出て

          セリエA 第28節 ユベントス vs アタランタ 〜若返るアッレグリスタイル

          セリエA 第27節 ナポリ vs ユベントス 〜超攻撃的なプレー

          ナポリとのアウェーゲームは1-2で敗戦。足踏みとはこのことか、と思うほどに勝ち点を伸ばせない時期が続いています。ただし、マッケニーとラビオが使えずに中盤のやりくりに困っている中では悪くないゲームだったと思います。ノンジェのPKは高い授業料となりましたが、今後の成長に期待しましょう。 超攻撃的ユベントスユベントスは5-3-2をベースにスタートしました。スタメンは、シュチェスニー、カンビアーゾ、ルガーニ、ブレーメル、サンドロ、イリング、アルカラス、ロカテッリ、ミレッティ、キエー

          セリエA 第27節 ナポリ vs ユベントス 〜超攻撃的なプレー

          セリエA 第25節 ヴェローナ vs ユベントス 〜傑物ユルディズ

          ヴェローナとのアウェイゲームは2-2の引き分け。勝ち切るチャンスもあっただけに悔しい結果となってしまいました。前節の敗戦でスクデットはほぼインテルの手中に収まったため、気になるのは5位との差ということになってきました。 試合内容については、シーズン当初から明らかだった弱点を突かれた上にパスミスを繰り返してヴェローナに主導権を渡してしまうという自滅に近い展開。審判の不安定な笛にも苦しみ、ヴェローナにチャンスを何度も与えてしまいました。 ユベントスの弱点ユベントスのスタメンは

          セリエA 第25節 ヴェローナ vs ユベントス 〜傑物ユルディズ

          セリエA 第24節 ユベントス vs ウディネーゼ 〜ロカテッリが消されても…

          ウディネーゼとのホームゲームは0-1の敗戦。ここ3試合で勝ち点1しか取れていないという緊急事態です。ただ、ユベントスのゴール期待値は2点を越え、ウディネーゼのゴール期待値は1を下回っています。ウディネーゼの得点もセットプレーから。試合内容自体はユベントスが勝っていてもおかしくない試合でした。だからこそのブーイングだったのかもしれません。 ロカテッリの引力ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、ウェア、ガッティ、ブレーメル、サンドロ、カンビアーゾ、マッケニー、ロカテッリ、ラビ

          セリエA 第24節 ユベントス vs ウディネーゼ 〜ロカテッリが消されても…

          セリエA 第23節 イタリアダービー(AWAY) 〜CL準優勝は伊達じゃない

          サンシーロで行われた首位攻防のイタリアダービーは0-1で競り負けました。内容を見ても今季のインテルの充実を思い知らされる力負け。現時点ではインテルの方が上だったと認めるしかありません。これでインテルとは実質勝ち点差7となり、スクデットについては他力本願となってしまいました。ただ、2月以降にCLが入ってくるインテルが足踏みをする可能性もあります。諦めずに毎試合集中して準備をしていく必要があります。 ほこ×たて対決ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、カンビアーゾ、ガッティ、

          セリエA 第23節 イタリアダービー(AWAY) 〜CL準優勝は伊達じゃない

          セリエA 第22節 ユベントス vs エンポリ 〜正しい姿勢でいる限り…

          エンポリとのホームゲームは前半18分にミリクが退場する苦しい展開に。それでもセットプレーから先制して逃げ切りも見えてきたところでミドルシュートから失点。勝ち点3を狙って攻め込みましたが、1-1でドローという結果になりました。暫定首位ではありますが、インテルは2試合消化が少ないため、実質は勝ち点差4でインテルを追う状況と見ていいでしょう。スクデットを狙うなら、次節のイタリアダービーではドロー以上はMUSTになったと言えます。 ミリクの退場ミリクの退場については、正当なジャッジ

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          セリエA 第21節 レッチェ vs ユベントス 〜混沌のアッレグリ

          レッチェとのアウェーゲームは3-0で勝利。年が明けてからは複数得点のゲームが続いています。レッチェ戦は得点シーン以外にもチャンスを多く創出しており、ブラホビッチの調子とともに攻撃の質も爆上がり状態となっています。ただ、レッチェ戦についてはゲームのコントロールを失っているように思えるところもあり、アッレグリのチームらしくない試合だったように思います。そのあたりについて考えてみます。 手綱を緩めたアッレグリユベントスのスタメンは、シュチェスニー、カンビアーゾ、ガッティ、ブレー

          セリエA 第21節 レッチェ vs ユベントス 〜混沌のアッレグリ

          セリエA 第20節 ユベントス vs サッスオロ 〜配置で殴るユベントス

          サッスオロとのホームゲームはブラホビッチのゴラッソ2発でユベントスが快勝しました。そして、試合運びもほぼパーフェクト。カウンターからベラルディに独走を許す場面もありましたが、シュチェスニーがスーパーセーブで救ってくれました。サッスオロは怪我人も多く難しい状態だったようです。この試合では、ユベントスが攻守に渡ってサッスオロの上を行っていたように思います。 左右非対称のハイプレスユベントスのスタメンは、シュチェスニー、カンビアーゾ、ルガーニ、ブレーメル、ダニーロ、コスティッチ、

          セリエA 第20節 ユベントス vs サッスオロ 〜配置で殴るユベントス