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閉鎖病棟入院から復活した私のメンタル克服法

私は過去に精神疾患の症状がひどくなって精神科病院に4回も医療保護入院(家族同意の下の強制入院)し、閉鎖病棟に長期間入院していたことがあります。
それでも、最後の退院から1年8か月、自分の体調不良では会社を休むことなくフルタイムで働き、子育てを楽しむ余裕もできて、やっと自分の生活を安定させることができてきました。

今日は、メンタルの問題を克服して充実した幸せな生活を送り続けるために、私が気を付けていることを書いていきたいと思います。


自分の病気を認識して受け入れる

まず大切なのは、自分の病気や症状を理解して受け入れること。
精神疾患の症状は人それぞれだと思いますが、私の場合は

  • すぐ不安になる

  • 思考が停止して頭が働かなくなる

  • 憂鬱な気分になって落ち込む

  • できない自分にイライラする

  • 夢と現実の区別がつかなくなったことがある(妄想)

上記のような症状に悩んできました。
特に妄想症状については、なぜ非現実的な思い込みに陥ってしまったのか今でも理解できませんが、それも自分の脳の特質なのかなと受け入れる心の準備ができてきました。

現実と向き合うことは最初はとても怖かったのですが、精神疾患になった自分を認めて適切な治療を開始しなければ何も始まりません。
自分なりに精神疾患について調べる中で、精神疾患は特別な病気じゃなく誰にでも起こりうることを理解できてからは自分の病気のことも受け入れることができ、そこで初めて少しでも普通の生活に近づけるようにできることは何でもやろうという意欲がわいてきました。

信頼できる精神科医や薬に出会う

これは1番大切で1番難しいことかもしれませんが、信頼できる精神科医に出会って適切な薬を処方してもらうことで症状は劇的に改善します。

私は今の「非定型精神病」という診断名にたどり着くまで6年かかりました。
「非定型精神病」は一般的な精神疾患に分類できない多種多様な症状が現れる病気で、これまでの病歴を総合すると私の症状を最もよく表していると思います。

薬も今のエビリファイ注射剤に行きつくまでは抗うつ薬を増量して躁転してしまったり、気分安定薬の副作用が強く出てしまったりするなど紆余曲折ありましたが、エビリファイになってからは妄想症状はすっかりなくなり、気持ちも落ち着いて過ごせることが増えました。

信頼できる精神科医に巡り合うためには、賛否両論あるかもしれませんが、私は3か月通ってみて改善が見られなければセカンドオピニオンを受けてみることをお勧めしたいです。
医師が変われば処方される薬も変わるので、別の診断を受けて別の薬を処方されることで自分に合った病名と薬に早く出会えるようになるかもしれません。

本当は精神科の初診で適切な診断がついて適切な薬を処方してもらえるのが1番良いのですが、、現在の精神医学では医師の主観に左右されてしまうためなかなか難しいと思います。
なかなか症状に改善が見られなくて苦しんでいる方もいるかもしれませんが、本当に適切な診療に行きつくことができれば症状は劇的に改善される可能性がありますので、決して治療を諦めないでほしいです。

頼れる人をできるだけ多く作る

今の私には、生活全般について頼れる人がたくさんいます。

  • 夫:常にそばにいてくれる良き理解者で、家事や育児全般を一緒に協力してこなしてくれる。困ったときや悩んだときはどんなことでも親身に相談に乗ってもらえる。

  • 子ども達:可愛い笑顔で癒してくれる。簡単な家事は一緒にやってくれる。私の仕事や勉強を応援してくれる。

  • 訪問看護師さん:月に1回自宅を訪問して体調管理しつつ、日ごろの疲れや悩みを聞いてもらえて一緒に解決策を考えてくれる。

  • ヘルパーさん:週末に自宅を訪問してお風呂・洗面所・トイレ・台所・各部屋の掃除をしてくれる。

  • 友人:精神疾患の悩みを打ち明けた後、頻繁にLINEや電話で話を聞いてもらえていっぱい元気をもらえる。

  • 精神科医:月に1回受診したときに投薬だけでなくメンタルを安定させるためのアドバイスをしてくれる。

  • 職場の産業医や保健師:毎月1回産業医面談があり、主に仕事の面で悩みを相談し、メンタルを保つためのアドバイスをしてくれる。

このようにいろんな方々の助けを借りて初めて、今の安定した生活を送ることができています。
私は本当に困ったときは1人で抱え込むことなく、身近な周囲の信頼できる人たちにすぐに助けを求めることで、メンタル克服の一歩を踏み出すことができました。

悩みを打ち明けるのは最初は勇気がいるかもしれません。
精神疾患を打ち明けることで離れていく友人もいるかもしれません。

でも、心配してくれて全力でサポートしてくれる、優しくて良い人は周囲にきっといるはずです。
私は自分のできない部分や弱い部分に向き合って周囲の人に助けを求めることで、多くのサポートを受けられるようになり、今の自分の恵まれた環境を実感しています。

精神疾患を克服して元気になれば、サポートしてくれる周囲の人たちにいくらでも恩返しすることができますので、辛いとき・悲しいとき・悩んだときはとにかくまず周囲に頼ることが大切だと思います。

健康的な規則正しい生活を送る

健康的なライフスタイルはメンタルの安定に大きく影響します。
私が1日を過ごすうえで気を付けていることは下記の通りです。

  • 4時:起床。朝日を浴びたりスマホやパソコンを使用したりして体内時計をリセット。朝食は牛乳多めのカフェオレ、納豆ご飯、DHAサプリメント、48種の発酵食品サプリメントを摂ることが多く、不足しがちな栄養を手軽に摂ることができています。

  • ~6時半:会社に行くまでの時間は好きな音楽をヘッドフォンで聴きながらパソコンでnoteを書いたり、好きなことをして過ごすことで朝を有意義にリラックスして過ごしています。保育園の送りは夫にしてもらっています。

  • 7時半~12時:出社。自宅から最寄り駅までは15分、駅から会社までは10分ウォーキングしています。職場の中でだれよりも元気よく挨拶。午前中に重要な仕事を優先順位をつけてスムーズに終わらせるようにしています。

  • 12時:昼食は主菜・副菜・主食のそろったお弁当を10分くらいで食べます。残りの休み時間(50分)は好きなことをしてリラックスしたり、疲れがたまっている日は15~30分程度仮眠をとることもあります。

  • 13時~16時半:午後はゆったりと時間に余裕をもって無理せず仕事をこなします。疲れがたまってきたらお茶を飲んで適度にリフレッシュしています。

  • 17時半:子どものお迎え、帰宅。お菓子を1口食べて元気を出してから家事や育児に取り掛かります。子ども向け食材キット「パクモグ」を注文しているので、晩ご飯は15分程度でバランスの取れた主菜と副菜をパパっと手軽に作っています。夕方からはスマホやパソコンをできるだけ使用しないようにして、夜寝つきやすくなるように工夫しています。

  • 20時:39℃のお風呂にゆっくり浸かってリラックス。

  • 22時:就寝。たまに30分以上寝付けない時があるので、その時は睡眠薬のデエビゴを服用しています。

こうして書き出してみると、精神疾患を抱えたワーママにしては、6時間の睡眠を確保しつつ適切な食事も運動も好きなこともある程度できているなと思います。
運動は通勤時のウォーキングくらいですが、子ども達がもう少し大きくなって週末に時間ができたら、学生時代に趣味でしていたテニスを再開したいです。

私と同じように精神疾患に悩んでいる方に向けて、私の気を付けていることが少しでもお役に立てたら本当に嬉しいです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


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