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(H49) 独立後年収はほぼ確実に減るが、「会社員に戻りたい」という人はわずか7%しかいない-3 (2020.6.30) by 前川孝雄 より抜粋加筆しました。

⑹ 複数顧客を持つ独立した働き方はローリスク

以下のような声が聞こえてきそうです。
ⓐ50歳になると、転職できないから致し方なく独立して働いているだけじゃないか
ⓑ年収300万円なんて、とてもやっていけない
ⓒやっぱり冷や飯くわされても、大企業にしがみつくしかない


実際、私が行うセミナーには、
大企業の中高年サラリーマンが受講してくるが、独立の話をすると、こうした不安の声があふれ出てきます。

しかし、役職定年や雇用延長で嘱託社員となり、モチベーションを失いつつある大企業サラリーマンには、
独立こそ有望なキャリアの選択肢だと私は考えています。


なぜならば、
①大企業から中小企業に転職しても、
都落ちした感覚を拭いきれず、知らず知らずのうちに上から目線で接してしまい、新しい職場の同僚や上司と折り合わず、また辞めてしまう例が少なくないから。

②人生100年時代でもあり、
たとえ転職先で60歳や65歳まで働き定年したとしてまだまだ人生は長く、結局は独立という選択肢を考えることになるから。

③さらに強調したいのは、すでに独立開業している人たちは、
大企業サラリーマンが想像するように自身を以下とは捉えていない傾向が強いことです。
「不遇な状況にある」


⑺ 希望を感じられる調査がある

アントレ『脱サラ309人「お金と仕事」白書』によると以下です。
①退職前のデータでは、年収300万円未満層は17.8%

②独立後3~5年後は、年収300万円未満層が40.1%
(2倍以上に増加)


つまり、年収はほぼ確実に減ります。
しかし、独立後「会社員に戻りたい」という人はわずか7%しかいない。

圧倒的多数の71%が以下に答えます。
「会社員に戻りたくない」


⑺ 会社員に戻りたくない理由は、お金に換えられない満足や幸せを感じられていることに尽きる

つまり、以下の理由です。
①自分のやりたい仕事に真っすぐに打ち込めて働きがいを感じられる
②何より嫌な上司や人間関係や雑務に煩わされない
③働き方も自由でストレスフリーになっていく


なんといっても、
一国一城の主として仕事も働き方も決定権は、自分にある満足感は雇われ人には得難いもの。

リクルートワークス研究所「データで見る日本のフリーランス」でも明らか。
「年代が上の層ほど、仕事と生活の両立ストレスを感じていない傾向」


ストレスを感じている割合は以下です。
20代は78.0%
30代は65.0%
60代は39.2%
70代は37.3%と半減する。


今後は、
ますますスピードと質が伴う成果を求められます。

それはストレスを溜めやすい社会環境であり、
中高年ほど、うつ病になる可能性も高くなります。


これからの中高年は、頑張らなくて良い。
収入より、情熱を傾けられる仕事を選択すべき。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp