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(H94) アフターコロナの商機をつかむ!変革の時代に立ち向かう挑戦者たちSP (2020.7.9) by 村上龍 より抜粋加筆しました。

⑴ 突如として、世界中に猛威を振るった新型コロナウィルス

「緊急事態宣言」の発出により、
多くの企業が営業自粛などの窮地に追い込まれました。

しかし、これまで結果を残してきた凄腕経営者は、
コロナショックを耐え忍ぶだけでなく、変化を見据えて新たな戦略に乗り出していました。


⑵ 徹底してお客のニーズを形にするカインズの新サービス

品揃えと安さを武器に、全国に218店舗を展開するホームセンターの王者「カインズ」。

最大の強みは、
1万3000点もある、独自開発した“アイデア商品”。


常に、
お客のニーズをとことん追求した商品を開発して成長を遂げてきました。

だが、そんなカインズでも、
新型コロナの影響で“売れる商品”に変化が出てきたといいます。


例えば、以下がコロナ騒動を期に売れ始めたといいます。
①これまではあまり売れていなかった、自宅で手軽に調理できる「燻製キット」がバカ売れに!
②自宅で砂遊びをするための「砂場用の砂」
③自宅で子供に勉強を教えるための「ホワイトボード」


つまり、新型コロナの感染拡大が、
消費者のニーズにも大きな影響を与え始めています。


⑶ 小さな時代の変化も見逃さず対応する!進化するエフピコの秘密

「食品トレー」1本で、
年商1863億円を稼ぐ業界最大手の「エフピコ」。


これまで以下の様々な“機能性トレー”を独自に開発してきました。
①テープを使わず、蓋ができる容器
②余分な油が下に落ちる容器


常に小さな時代の変化を読みとり、
食品トレーを進化させてきた、業界トップ・エフピコが仕掛ける驚きの新戦略を打ち出しました。


⑷ 村上龍の編集後記

①カインズでは、
先代が「ロープライス保証」など革新的な試みを行ったが、「商工分離」と主張し、プライベートブランドには反対しました。

それを裕雅氏はあっさりと覆し、成功しました。


②エフピコの小松安弘氏は毎日、主だった部下に電話した。
「変わったことはないか」と聞いた。
危機は必ず小さな変化として現れる。

金山への投資で大失敗したあと、世の中良いことなんか起こりはしないと危機感の塊となり、トレーが夢に出てくるまで、トレーのことを考えるようになりました。


両社の共通点は以下にあります。
「先回りして危機感を持つ」


多くの在中国日系企業は、会議時間が長い。
進捗状況の確認や依頼した仕事の経緯を社員全員に行うことが大きな理由では?

社員は自分に不利なことや、トラブルごとはなるべく言わない。

そのため、以下の質疑応答が続く。
「問題ないのか」「問題ないです」

しばらくして、「実は問題がある」と言い出す。


小さい変化のうちに、状況把握できる仕組みが必要です。

ITで確認できるものは、ITで確認したい。
だから、小さい変化を確認できるITが欲しいです。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp