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(B80) 最新のスクラム採用の実践例(メルカリ社、hey社)-3 by 山本花香 (2019.4.3)より抜粋加筆しました。

⑷ 最新のスクラム採用の実践例
①株式会社メルカリ 石黒卓弥氐
創業の初期から「リファラル採用」を推進してきました。

入社経路におけるリファラル比率は、
50%〜60%の割合で推移しているといいます。

あらゆる人事施策において、
ミッション実現のための「バリュー」に基づいた設計をしています。

▼同社の掲げるバリュー
・Go Bold – 大胆にやろう
・All for One – 全ては成功のために
・Be Professional –  プロフェッショナルであれ


スクラム採用の実践においては、
各領域のプロフェッショナルがそれぞれの価値を発揮することで、人事担当以外のメンバーが活躍しています。

経営陣のコミットメントも非常に重要で、
週1で開催される全社会議の場においても、以下の発信があると言います。
「一緒に働きたいと思える人を連れてこよう」


② ヘイ株式会社 佐俣奈緒子氏
「組織づくりはプロダクト開発と同じ」という思想のもと、採用においても
マーケティング思考で施策を考えています。

スクラム採用の実践においては、
「人事を現場の役割」と明確にしていることがポイントとして挙げられます。

その役割分担とは、
人事は「選考に乗るまでのリード獲得」を担い、
人材要件の定義や、選考フローにおける意思決定などは、現場に委譲するということです。


EX(従業員体験)を高めることで、
社員が自発的に採用活動に参画するような組織風土を作っていることも特徴的だと言えます。


メルカリ社、hey社ともに、スクラム採用を推進するために、以下が鍵となっています。
ⓐ経営陣のコミットメント
ⓑ現場主導で行うための権限委譲
ⓒ前提として、「いい会社である」ための組織づくり


中国の一流大学を卒業するミレニアル世代は、以下を求めます。
①フランクでフラットなコミュニケーション
②企業の社会的使命の説明
③ライフステージに合わせた多様なキャリア構築


従って、在中国の潜在転職者層へのアプローチは以下です。
ⓐ「いい会社である」ための組織づくり
ⓑ現場社員への権限委譲
ⓒコンテンツの情報発信


ⓒのコンテンツには以下の視点が大事。
①ミレニアル世代が共感できそうなところ
②社員がフラットな目線
③自社の気に入っているところ


以下の発信方法により、欲しい人材が募集に反応し、採用効率が高くなります。
ⓔ採用候補者層に響くコンテンツ作成
ⓑSNSによる拡散


自社のブランドを体言するコンテンツを作成し、WeChatから配信します。

つまり、
コンテンツが面白ければ、社員、それを見た不特定多数から拡散されます。
中国では、採用候補者全員がWeChatのアカウントを持っているため、確実に多くの候補者にメッセージが届けられます。

https://seleck.cc/1307

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp