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(H25) 攻めのITとは「ビジネスそのものをデジタル化すること」-2 (2019.11.15) by ユウキ@データ戦略 より抜粋加筆しました。

⑹ データガバナンスは以下のことを指す
「組織としてデータを適切に管理・運用する仕組み」


データレバレッジ(以下、DL)が研ぎ澄まされてくると、以下になります。
①意思決定の達成や課題解決といった、目的を達成できる可能性が高まる
②実現できたときの経営インパクトが大きくなる


「DL経営」によれば、企業のデータ活用のレベルは以下のように4段階で分類できます。

1.DL経営が進みつつある企業
2.DL経営が発展途上にある企業
3.DL経営に着手している企業
4.従来の経営を継続している企業


少なくとも経営層が「データ活用」を明確に打ち出し、業界を超えた取り組みを実現することによって、以下に寄与する可能性があります。
①顧客への新たな価値提供
②働き方の変革
③企業そのものの価値向上


⑺ 攻めのITとは
「DXを実現するために、ビジネスモデルやオペレーションの再構築に合わせ、既存のシステムを改修・再構築すること」


簡単に言ってしまえば以下です。
「ビジネスそのものをデジタル化すること」


これまでのIT(本書では「守りのIT」と述べる)は、
◆会計データを管理したいから「ERP」を導入
◆顧客データを管理したいから「CRM」を導入
◆バックオフィス業務を自動化したいから「RPA」を導入

というように、以下が目的でした。
「ビジネスを実施する際に発生するお金の管理や顧客管理などをIT化し、業務を効率化する」


つまり、ITはどちらかと言えば「コスト削減」に対して威力を発揮してきたと言えます。

しかし、企業が存続する大前提は「売上」を伸ばすことです。


「ビジネスそのものをデジタル化」するということは例で言えば、以下です。
①自動車の自動運転
②スーパーやコンビニなどの無人化
③生産プロセスの自律化
④通貨の仮想化


これらは、「バックオフィス業務を自動化する」というレベルではなく、以下を指します。
「顧客に届く製品を創るプロセスや製品そのものがデジタル化する」


よって、これらを実現するためには、
既存の「運用・保守」型の「守りのIT部門」だけではなく、
「創造・駆動」型の「攻めのIT部門」が重要になるのです。

これを実現するべく、
デジタル技術を活用してビジネス変革をもたらすことを目指す企業が少しずつ増えているようです。


データサイエンスに関しては、
理論がかなり体系化されてきていますので、以下の再現性があります。
「このように分析すればこうなる」

しかし、それをビジネスに組み込むとなると、一気にハードルが上がります。


データサイエンスの発展に、
ビジネスがほとんど追いつけていないというのが現状です。


まずは、
会社の点在化されている社員間の情報を企業の経営資産として、データを統合管理することがスタートです。

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