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(B79) スクラム採用に近い取り組みを実践されている事例-2 by 山本花香 (2019.4.3)より抜粋加筆しました。

⑶ スクラム採用による、5つのメリット
①人事だけではリーチできない、優秀な人に会える
②分散化したチャネルに対し、効率的な採用活動を行える
③人事担当者の「疲弊」を防ぐ
④「誰と一緒に働くのか」を社員自ら考え、実行できる
⑤社員のエンゲージメントを高める

つまり、「企業の採用力を高める」ことが最大のメリットになります。


スクラム採用の実践により、自社の魅力の言語化にも取り組むことになります。
以下のメリットが生まれます。
⑥社員のエンゲージメントが高まる
⑦自発的な採用広報につながる


⑷ 事例3選
スクラム採用に近い取り組みを実践されている企業があります。

【事例①】ヘイ株式会社
人事と現場の役割を明確にし、現場への権限委譲を徹底しています。

採用って、基本的には「各チームの責任」だと思うんです。
「どういう人が欲しいのか」「どの人を採るか」を決めるのは、その人と一緒に働く各チームの人たちがコミットすべきだと考えています。

なので、一次面接を設定した後は、
採用管理などのサポートはしますが、
候補者の惹きつけや、合う合わないの判断は、すべて各チームに任せています。

「採用は全員の仕事」という考えをベースに、
毎週会社説明会を開き、社員の9割が参加しています。


【事例②】株式会社PR Table
全社PRパーソンという思想に基づき、
採用活動に対しても、全社で取り組んでいます。

その取り組みをスムーズに行うため、
面接のフィードバックや選考プロセスなど、
オファー時の給与を除くすべての情報を、全社員にオープンにしています。


すべてのコミュニケーションは、全社員にオープンにされています。

例えば、面接のフィードバックや選考のプロセスなど、
オファー時の給与を除くすべての情報が開示されています。

そして、情報が更新されるとSlackに通知されるので、見逃すことなく社内のやり取りも円滑に行えています。


現場に権限委譲するためにも、社員への情報オープン化はひとつの重要なポイントだと考えられます。


【事例③】Fringe81株式会社
全社的な取り組みをプロジェクト化し、人事がPMの役割を担っています。

現場主導の採用や組織改革を行うため、
人事担当者がスケジュール管理をしたりして、活動しやすいような環境を整えています。

組織貢献も評価軸に取り入れることで、目標として追いやすい体制を作っています。


こうした活動は、「組織貢献」という軸できちんと評価される仕組みになっています。

そのため、上長とメンバーとの月イチ面談の中でも、
「組織貢献」に対する目標も設定されます。


スクラム採用を成功させるポイントは以下が肝です。
①現場に権限を委譲する
②現場社員が採用活動に参加しやすい仕組みがある

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私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp