(F90) 2020年最新!人事評価制度の10社の成功事例を徹底解説-1 (2020.4.14) by ONE TEAM LAB より抜粋加筆しました。
⑴ 事例を見ると、以下を採用している企業が多いことが分かる
①バリュー評価
②360度評価
⑵ 株式会社メルカリ
【OKR、バリュー評価、ピアボーナス】
人事評価制度は以下の2軸で、四半期ごとに評価を実施しています。
ⒶOKR(定量評価)
Ⓑバリュー評価(定性評価)
①OKRは、2015年から導入しています。
評価の際は、
OKRの達成度合いではなく、プロセスを評価します。
四半期ごとに設定した個人OKRに対して、
達成するプロセスの中で見られた成果やパフォーマンスを見ているそうです。
個人のOKRと上のレイヤーのOKRが関連するようにしたところ、会社の方向性が個人に伝わりやすくなったといいます。
②バリュー評価を導入することで、ミッションとバリューが会社全体に浸透し、社員一人ひとりが自分で行動できるようになったそうです。
バリュー評価では、
3つの行動指針をどれだけ実践できたかを評価しています。
3つの行動指針:
Ⓐ失敗を恐れず大胆にやる(Go Bold)
Ⓑチームに貢献し大きな成果を目指す(All for One)
Ⓒ専門性を高め続け、オーナーシップを持って仕事をする(Be Professional)
バリュー評価を行うための材料として、ピアボーナスのタイムラインを参考にしています。
⑶ 株式会社ディー・エヌ・エー
【成長志向・360度評価】
同社は半期に一度のサイクルで人事評価を行っています。
査定は以下の2軸で決まります。
Ⓐ成果(業績)
Ⓑ発揮能力(成長度合い)
以下に還元しています。
ⓐ成果(業績)はボーナスに
ⓑ発揮能力(成長度合い)は基本給に
①「発揮能力」では、
半年ごとに上司と部下でゴールを設定し、その到達度を測っているそうです。
基本給は、その到達度と、社員が属するグレードの階層を照らし合わせることで決まります。
②約130名のマネージャー向けに実名での「360度評価」を行っています。
360度評価は通常無記名で行われることが多いのですが、マネージャーとメンバーとの信頼関係を構築するため、実名で行っているそうです。
これはあくまでも評価方法ではなく、フィードバックを目的として行われています。
成果の大きさは必ずしも自分の実力と連動しないため、
「発揮能力(成長度合い)」とは別に「成果(業績)」がボーナスとして還元される仕組みは、給与の決まり方が明快だと好評のようです。
⑷ アドビシステムズ株式会社
【ノーレイティング】
2012年から、社員の日々の成長を個々に評価する「チェックイン」という人事制度を導入しました。
上司と部下が継続的に面談を行うことでランク付けの評価が不要となり、「ノーレイティング」の人事評価制度を実現しています。
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