勉強する理由は人生を豊かにするため

2022年1月9日 08:08

みなさんは勉強は好きですか？それとも嫌いですか？勉強というと学生時代の勉強を思い出す方もいらっしゃるかと思います。一方で資格や自己研鑽を想像する方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は学生時代までは勉強が嫌いでしたが、大学卒業後にふとしたきっかけで勉強が好きになりました。

さてさて今回は勉強をテーマに書いてみます。いきなり結論を言ってしまいますが、勉強は楽しいということを伝えたいと思います。

学校の勉強がつまらないのは無理もない

勉強と言えば一番最初に思い浮かぶのが学校の勉強かもしれませんね。私は高校もいけない落ちこぼれだったので、当然ながら学校の勉強は嫌いでした。

私に限らず学校の勉強が好きではない人は少なくないと思います。その理由は簡単で、多くの人にとっては大人にやらされるものだからです。

もちろん人それぞれ好きな科目はあると思いますので、好きな科目ならば好きでやっていることになります。中には将来の夢が決まっているから頑張る人もいるでしょう。

学校の勉強が楽しくないもう一つの理由は、各科目の領域が広すぎるからです。例えば社会なら地理・歴史・公民から成ります。しかし実際には地理も国レベルから街レベルまで広いですし、歴史も国や時代が様々です。

つまり超大雑把なくくりでなおかつ浅くしかできないから、楽しいと思える人が少ないのです。

一方で大人の勉強は楽しいと私は考えています。なぜなら領域が超細分化されているからです。歴史ならば江戸時代の文化でもいいですし、城でもいいでしょう。

理科だって乗り物好きなら材料特化でもいいし、空力特化でもいいでしょう。幸いにして職業にしても趣味にしても、いずれも特化で選ぶことが可能です。

整理しますと、超ピンポイントで人それぞれの千差万別の好みに合わせられるのが大人の勉強なのです。自分の好みのジャンルの本を読めばいいのです。

仕事だって色々な職業があり、職種毎にスキルが細かく分かれています。沢山ある中から自分の好きなものを探せばいいのです。

大人の勉強は自分の仕事や趣味などに合った、細かく分かれた領域から選択すればいいと解説しました。一方で好きなことを勉強していく上で気を付けることがあります。それが知識のレイヤーです。

知識には具体的な知識と抽象的な知識があります。具体的なもののいい例は仕事のスキルです。あるいは実用書や料理のレシピ、趣味の具体的なテクニックでしょう。

一方で抽象的なもののいい例は数学や哲学、古典などです。具体的に何に役立つかというと、具体例がでてきません。しかし大局的なものの見方や考え方を身に付けることができます。

だから抽象的な知識の勉強は即効性がありません。一方で具体的な知識を十分に学んだ人がもう一方上へ行くために役立つというのが私の考えです。

例えばマネジメントを仕事にしていると、正解がない中で判断しなければいけないシーンが沢山あります。そういうときどういう基準で判断すればいいのか？という疑問に答えてくれるのが哲学や歴史だと思っています。

また数学は思考力そのものを高めてくれる学問です。具体的に役に立つわけじゃないけど、物事の捉え方に役立ちます。因数分解なら物事を要素に分解して考えるなどです。関数とグラフについては、あらゆる事象はパラメータが変化することで連続的に変化するものだと捉えることができます。

知識を身に付けることは楽しいのですが、具体的な知識と抽象的な知識の両方を身に付けた方が仕事などでは結果に結び付くと思っています。

なぜ勉強するのか？というと、私は「人生を豊かにするため」だと答えます。

知識が増えると複数の視点から物事を見れるようになります。また今まで気にも留めなかったものに気付けるようになります。勉強することで思考力を高めれば、人生における正解がない悩ましい状況でより良い選択を行なえます。

ついでにいうと知識が広く深く、思考力が高ければ知的な人や品格のある人という印象を他人に与えられます。自分自身の人間力の向上にも役立つでしょう。

勉強して知識や思考力を高めることは人生を豊かにしてくれるものです。私はもし自分が勉強していなかったらと思うと、ぞっとしてしまいます。きっと何も知らずただただ不平不満を並べるだけで何も達成できない人生になっていたでしょう。

今回の記事を書くきっかけは、勉強していてよかったという話を人にしたことです。

人生を豊かにするための勉強を始めてみませんか？まずは自分が好きなこと、興味のあることから本を読んだり詳しい人に聞いたりしてみましょう。

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