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ニューヨーク金融市場

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#インフレ

FOMCとCPIの見方(有料記事)

FOMCとCPIの見方(有料記事)

久しぶりにnoteに投稿します。
そして、今回、初めて有料記事を書くことにしました。

「自分ってブロガーとしての価値ってどんなもんなんだろう」
と思ったのが有料記事を書こうと思ったきっかけです。

記事のクオリティーは過去、私が無料で公開していたものと変わりません。
そういう意味では、『有料だからすごいかも!』と思ってくださる読者の方々を後悔させてしまうかもしれません。

これまでの記事を読んで

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「インフレーションスワップ市場」から見た2023年の米国

「インフレーションスワップ市場」から見た2023年の米国

米国は今週から完全に年末モード。
さて、今日は2023年の投資戦略を考える上で欠かせない米国のインフレについて考えてみたいと思います。

多くの経済誌でエコノミスト等のインフレ予測は紹介されていますが、今日、私が紹介するのは「インフレーションスワップ」と呼ばれる市場価格を元に計算する「市場参加者」のインフレ見通しです。
インフレーションスワップが示すインフレ率を把握することで、市場参加者が来年、米

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先週の相場まとめ(米インフレ高、英国債の混乱 ..)

先週の相場まとめ(米インフレ高、英国債の混乱 ..)

先週はドル高が進み、円相場は148.67と1990年以来の安値で取引を終えました。

今日は先週の金融市場で起きた主な出来事を簡単に纏めました。

先週発表された主要経済指標まずは先週、米国で発表された主な経済指標をスライドに纏めました。

先週の米国ではインフレ関連指標が多く発表されました。
特に注目されたのは「CPI(消費者物価指数)」です。

CPIの総合指数は前年比+8.2%と市場予想の+

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先週のグローバルマーケッツ(米国経済、英国債、FRB高官発言、注目チャートについて)

先週のグローバルマーケッツ(米国経済、英国債、FRB高官発言、注目チャートについて)

先週もマーケットのボラティリティが高い1週間でした。
また、多くのヘッドラインが市場を動かし、その一つ一つのヘッドラインが何を意味するのか解釈しきれなかった投資家も多かったかと思います。

今日は先週の振り返りを兼ねて、重要な項目に的を絞って解説していきたいと思います。

米国の経済指標まずは先週発表された米国の経済指標をスライドにしました。

いくつかの重要な指標が発表されましたが、大切なのは「

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米国の『リセッション』は織り込み済なのか?

米国の『リセッション』は織り込み済なのか?

Twitterでは週に何度か投稿していましたが、Noteでの記事は久しぶりとなります。

さて、今日は債券市場から見たときに『米国のリセッション』は織り込み済と言えるのか否かを考えてみたいと思います。

マーケットでは将来の政策金利を当てる為の先物が取引されており、その取引価格から市場が将来のFF金利(Federal Funds Rate : 米国の政策金利)をどう予想しているかを知ることが出来ま

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