江戸時代から続くアマルフィの銘菓 〜スフォリアテッラ〜
南イタリア、ナポリの名物であるスフォリアテッラ。
ナポリに限らずイタリア全土で定番のお菓子として親しまれています。
ちなみに場合によってはスフォリアテッレという場合もありますが、こちらはイタリア語の単数系か複数形の違い。
単数形=sfogliatella（スフォリアテッラ）
複数形=sfogliatelle（スフォリアテッレ）
となるのですが、Bicerinでは一人前のオーダーでおひとつの提供ですので、単数系のスフォリアテッラを使ってます！
その歴史は古く、西暦1600年ごろにナポリのアマルフィ海岸にあるSanta Rosa修道院で作られたお菓子が発祥と言われてます。
Santa Rosa修道院は特に戒律が厳しく、修道女たちは外部との接触を極力控えて自給自足の生活が送られており、食生活もとても質素なもだったそうです。
そんなある日、料理中にセモリナ粉のお粥に火を通し過ぎてしまうハプニングが起こります。
料理番の修道女は、捨てるのも勿体無いという事で、砂糖とドライフルーツを混ぜてパイの具にすることにしてみました。パイ生地にはバターの代わりにラードを使い、修道女達のかぶる帽子の形を模したパイにたっぷりと先ほどのフィリングを詰めて焼き上げます。
そして完成したのがこのスフォリアテッラ。
質素な生活をしていた彼女たちにとっては、天国のお菓子のような素敵な味わいであった事が想像できます。
そんなスフォリアテッラは修道女たちが外部との交流を幻覚に制限していたこともあり、ナポリの街中に広がったのは1800年代に入ってからと言われています。
そんな歴史の長いドルチェですが、BicerinでもBicerin SHINJUKU TAKASHIMAYAの店舗限定ドルチェとしてご提供していますので、是非お試しくださいね！
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