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安かろう?悪かろう?!アメリカ人に不評な格安LCC Sprit Airlines(スピリット航空)に乗ってみた

皆さんは、航空会社を選ぶとき何を基準で選びますか?定時制、サービス品質、安全性、値段、選ぶ基準は様々ありますよね。
国土が広いアメリカでは、飛行機移動は必要不可欠です。よく耳にする空港から、聞いたことのない小さな街の空港まで、数多くの飛行機が飛んでいます。アメリカ大手航空会社はもちろんですが、格安航空会社(LCC)も意外な路線を飛んでいたり、使いこなせばアメリカ旅行の選択肢が広がりそう!

今回は、私がシカゴ↔︎フロリダ間を利用したスピリット航空の搭乗レビューをお届けします。
アメリカ人から言うと「最悪だ!」という不評な航空会社。しかし、使い方によってはお得にアメリカ旅行ができちゃうかも!?


Sprit Airlines(スピリット航空)とは

Sprit Airlines(スピリット航空)はフロリダに本拠地を置く、格安航空会社(LCC)です。厳密には超低コスト航空会社(ウルトラLCC)だそう。LCCのさらに下があるのですね…
特徴は、まず格安なこと!
手荷物や機内サービス、座席指定には追加料金がかかりますが、基本運賃は破格の値段で売り出されることも。私は、シカゴ→フロリダ間の片道を💲36ドル(日本円で約5200円)で購入しました。
そして、荷物制限が厳しいこと!
機内持ち込みサイズ、受託荷物サイズ、また重さにまで厳しい制限があります。自分の荷物の大きさを把握して、チケットを購入することが大切です。

荷物の大きさ、重さを確認することが安く旅するコツ♫

搭乗レビュー

私が利用したのは1月下旬の土曜日。シカゴ発フロリダ着便。
早朝5:20発でした。国内線のチェックイン締切時刻は45分前(国際線は1時間前)のため、4時には空港に着くように行きましたが、カウンターは大混雑していました。荷物を預ける方は少し早めが安心です。

写真は帰り便のフロリダ空港のカウンターです
出発2時間前だったためカウンターには余裕がありました

オンラインでのチェックインもできるため、受託荷物がない場合はオンラインの方が断然早いです。受託荷物がある場合は、KIOSKで荷物タグを発券し、手荷物預かりの機械で預けるところまですべて自分で行います。(これが安さの理由)

パスポートやIDの提示を求められました
重さはしっかり測られます
40lbまでだったのでギリギリを攻めました
機体は小型機のA320
ゲートは端っこに追いやられてる感じはありませんでした

アメリカでは、出発時刻より少し早めに搭乗を締め切ります。日本と違って待ってはくれません!時間に余裕を持って搭乗しましょう♩
また、後ほど書きますが、持ち込み手荷物にも大きさ制限があります。大きすぎる手荷物を持ち込もうとしていると、ゲート前で止められて追加料金(おそらく高い)を取られますのでお気をつけを!

大きい手荷物で止められている乗客もいました
乗り込みました
機内はほぼ満席です!
機体前方に足元が広い席がありました(もちろん有料)

乗ってみると、普通の飛行機です。簡素ではありますが、汚いとかもなく、これで3時間弱、それも💲36。全然ありです。

足元もこぶし1つ分は余裕です
男性でも大丈夫そう
座席モニターなどはありませんが小さなテーブルはあります
PCは広げられなさそうな大きさです

LCCですので機内サービスは全て有料です。しかし、持ち込みはOK。一度だけドリンクカートでの販売がありましたが、それ以外は特に何もありません。とても静かな機内でした。

ソフトドリンクは💲4.49 (日本円で約650円)
スナック類も同じくらいの値段です

少しだけ寝たらあっという間にフロリダに到着。遅れもせず順調なフライトでした。

チケット購入のコツ

  1. 値段は超変動性 数日見て相場は見極めるべし

私は、超調べ尽くしてチケットを買う派です。
今回も、数日間スピリット航空の値段と睨めっこしました。最初に見たときに、💲27のチケットを発見。しかし、相場が分からず購入を見送りました。(のちに分かるのですが、結果この価格が私が調べていた中では最安値でした。)
購入を見送った翌日朝にはチケットは💲60〜になりました。「これ以上、値段が上がってしまう前に買うべきなのか…」と一瞬思いましたが、また下がることを願って見送ることに。すると、その日の午後には💲36に。
アルゴリズムが関係しているのか、カラクリは分かりませんが数日見ていると曜日や時間帯によって超変動している様子。

チケットは直前には値上がりします。予定が決まっている方は、早めに調べて購入することが安く購入するためのポイント!席も埋まってきますしね。
安さを求めたい私のような方は、相場を見定めて、「💲○○になったときに買う!」と決めたり、思い切って購入することがよさそうです◎

2.機内持ち込み手荷物・受託荷物の数や大きさ、重さを考える

機内持ち込み荷物(1つのみ無料)45×35×20センチ
機内持ち込み荷物 (2つ目から有料)56×46×25センチ
受託荷物 (有料)3辺の合計が158センチ以内かつ18.1キロまで(超過は追加料金)

今回私は、Lサイズのスーツケースを1つ、受託荷物として預けました。受託荷物の追加料金は座席運賃より高い💲50払いました。事前に荷物のサイズを全て確認、重さは空港で測り、超過するようであれば機内持ち込み手荷物に少し入れようと思っていました。(結果はギリギリ)

有料分の荷物は、チケット購入時に一緒に予約しておくことが大切!
出発直前に追加すると高額になります。重さにも超過料金がかかりますので、重さにも十分注意してくださいね。

また、受託手荷物の料金は思った以上に高いです。受託荷物含めたら大手キャリアの方が安いこともありますので、安さ重視の方は必ず他社と比べてみてくださいね♫

3.座席指定は後からでもできる

座席指定も有料です。ご家族、ご友人と席が離れたくない方は座席指定を行った方が良いと思います。
私は、往路便のみ行いましたがオンラインチェックイン(出発の24時間前)の際に追加で座席指定しました。もともと予約するつもりはなかったのですが、なんと1席あたり💲3!それならと思って追加購入してみましたが、これはチケット購入時より直前の方が安く購入できました。

ちなみに帰りは10ドル以上したので、座席指定はしませんでしたが、家族とは隣同士でした…座席指定は謎のままです。

まとめ

今回のスピリット航空の利用は大満足の結果でした!
私の周りの人や口コミでは超不評な航空会社だったため、期待はしない…と思って乗りましたが、想像以上に普通の航空会社でした。(もちろん良い意味)CAさんもフランクな感じで、ちょっと面白いアナウンスや安全のデモンストレーションも行っており、THE アメリカの航空会社を感じられました。
簡素なサービスでも価格重視の方には大変お得にアメリカ旅行ができそうです。

ただし、あくまでもLCCです。
欠航や遅延などへの保証は大手とは違うと思われます。今回、私は往復ともに遅延なしだったのですが、アメリカ人曰く「遅延はあたりまえ」だそうです。
心と日程に余裕がある時に乗りたいですね!

記事の感想やアメリカの航空会社のことなどのコメントもお待ちしています♩ではまた次の記事でお会いしましょう。

ばたこ


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