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メモリーカードを脳内に

猫も犬もスヤスヤ眠るけど。

私にとって眠ることは簡単なことではない。
子供の頃から、眠るとは夢に入って行くこと。
目が覚めるとは夢から出てくること。

例えるなら20世紀少年やマトリックスの仮想世界みたいな。

入る途中で夢かと気付いてしまえば戻されてしまうし、夢の入口場面がなかなか用意されないと眠ることができないし、どこかで気づいてうまく出れないときは本当に大変。

ずっとこうなので、これが睡眠というものだと思ってたけど、どうやらみんな違うようだ。
そして毎朝クタクタになって出てくる。

内容は大体サスペンスが多いのだけれど、これがまた松本清張のスペシャルドラマみたいにけっこう考え抜かれてて重めで面白いものも多い。
だけどいつも犬か猫に起こされてしまうので、肝心なラストに辿り着けないし、一度出た夢にはどんなに続きが気になっても戻れないのだ。

最近一番疲れたのは、湖に車3台沈めたこと。
これ本当に必死。
今証拠隠滅で車を消したい人がいても、沈めるのはお勧めしない。大変よ。

今朝は、ある犯罪に関わる集団の車移動中なんだけど、かなり緊迫する場面や、フェイクのための感心する設定もありつつ、目的地まであと30分のパーキングでパトカーに囲まれてしまった。

あと30分。

私は連れ去られて仲間にならざる得ない状況の立場だったんだけど、ボスが連行されて行くときの複雑な気持ち。
突然被害者のフリをする姐さんのプロさ。
私も被害者として早々に取調べを終え普通にしてるけど、ボスを待つことをそっと心に決めている。
心のどこかが繋がってしまったのだ。

あと30分だったのに。


夢が脳のデフラグなのだとしたら、この設定やストーリーは一体どの記憶から引っ張ってきたのか。
毎晩こんなに大変なんだから、いつかこれで小説を書こうかと思ったけど、片っ端からどんどん消えていく記憶。
次良いのきたら書き留めるぞ!
ベストセラーになって映画化されちゃうかもしれないぞ!

でもやっぱり、夜はただ健やかに眠りたい。。

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