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大神神社を美的面から見つめる

こんにちは。またまた投稿が遅れたこと、誠に申し訳ないです。最近突然フォロワーが増えたので畏怖を感じております笑。今回は大神神社について書いていこうと思います。



1.大神神社の歴史

大神神社は奈良県にある神社です。「おおみわ」神社と読みます。大神神社は日本で一番古い神社です。そして、本殿を持っていない神社としても有名です。近くの三輪山がご神体であり、本殿の代わりでもあるのです。その御由緒について見ていきましょう。


大神神社のご祭神はオオモノヌシノカミオオクニヌシノミコトが主なものです。なぜこれらの神様を祀ることになったのかについて、二つの説があります。オオモノヌシノカミとオオクニヌシノミコトが同一神であるか、ないかという論点です。

まず一つ目は同一神でないという説です。主に古事記由来の話です。オオクニヌシノミコトが天孫降臨まで中つ国(現在私たちの住んでいるこの世界)の旧統治者であったことはこれまでの記事で多く語ってきましたが、オオクニヌシノミコトがまだ中つ国の国造りに励んでいる際、オオモノヌシノカミが現れ、国造りの成就のために自身を三輪山に祀ってもらうことを望み、オオクニヌシノミコトはそれに応じて、三輪山にオオモノヌシノカミを祀ったという話です。つまり、オオモノヌシノカミとオオクニヌシノミコトが違う神様として位置付けられています。


そして二つ目は同一神であるという説です。主に日本書紀由来の話です。オオクニヌシノミコトが国造りの際に、国造りの成就のために、自身の魂を三輪山に祀ったという話です。つまり、オオモノヌシノカミとオオクニヌシノミコトが同一の神様として位置づけられています。


どちらにしろ、オオクニヌシノミコトが関わっているというのは確実で、やはり重要な神社であることは変わりません。パンデミックが収束した際には、是非訪れてみてください。私もまだ参拝したことがないので、パンデミック収束後には直ぐに向かいたいと思っています!



2.The Art of 大神神社 Generalization ver.

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参照:https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_2100/

ここからは大神神社を美的面から探ろうと思います。「Generalization」とは一般化という意味なのですが(ちょっと格好つけました笑)、皆さんの住居の近くにあるような一般の神社にも共通するような神社の美を、大神神社を例にとって探っていこうと思います。

まず私がなぜ今回この大神神社を取り上げたのかについて。先ほど大神神社は本殿がない神社と書きました。本殿とは祀られている神様の住居とでも考えればいいと思います。実はこの本殿がないというのは、神社の宗教である神道の原始の、もともとの形なのです。つまり、どの神社でももととなっている形なのです。

神道は自然崇拝から始まったものです。なので神道を一概に宗教と括ってしまうのには、少し一般の宗教との違いが生まれてしまうのです。

本殿がない、つまりその神社の近くにある自然に神様が宿っていらっしゃるということなのです。

自然崇拝、この形は世界のあらゆる場所で見られるものですが、特に神道は、日本人の信仰の心の美しさ、環境、空間の美しさを映していると思います。


この記事を読んでくださっている皆様がご自宅でこの記事を読んでくださっているのなら、この動画を見て頂けるとわかると思います。

どうでしょうか?私は神社の美というのは五感に訴える美のことなのではないかと思っています。

神社の建築、彫り物、自然などを視覚で感じる美。

お参りの際に、手を合わせたり、風を肌で触覚で感じる美。

お参りの際に、目を閉じて、鳥のさえずりや葉と葉の擦れる音などを聴覚で感じる美。

自然の木々の香り、神社特有の時代を感じる古いにおいなどを嗅覚で感じる美

神社周辺にあるような茶屋でいただくお菓子などを味覚で感じる美。(少し当てつけですが笑)。


このような五感の美が、神社特有の、他の美術芸術にはない美なのではないでしょうか。

現在パンデミックで遠くに行けない時代にある中、どこにでもある神社にこそ、日本人が古来から大事にしてきた神道の美を見出すことができると思います。



3.まとめ

ここまで大神神社について、歴史的、美的に考察してきました。ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございます。この記事に関する意見、アドバイス、質問等いろいろ語り合いたいので、是非気軽にコメントいただけると幸いです。



4.おまけ

ここではいろんな企画を実験的に行っていきます。

今回は新企画! My Favorite Books!!!


ということで私が18年という短い人生のなかで読んできた本の中で特に印象に残っている本を紹介しようと思います。この企画は、特に何もなければ4回ぐらいはできるかもしれません。


ということで、企画第一回目で紹介する本は、、、

13歳からのアート思考」です。話題の本らしいですね。

この本では、我々はどのようにアートを鑑賞すればいいのかについて書かれてあります。

私が高3の時に、母親に薦められて読んだのですが、私のアートに関する考えをいい意味で変えてくれました。アートに対するより自由な見方、またアートの定義など、この本の考えは私のnoteにもかなり影響を及ぼしていると思います。

例えば、美術館とかでよく見かけるモダンアートに関してもこの本は述べています。モダンアートは「よくわからない、何を書いているのかわからない、作者は適当に描いただけなんじゃないのか」などと思われがちですが、この本を読むとモダンアートが如何に芸術的であったかわかると思います。


ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございます。これからも、(なるべく)週一投稿目指して頑張るので、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです。また、今回の記事に関する意見、質問、アドバイスなど気軽にコメントしていただけると、このnoteを続ける気力にも繋がります!

この記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。



※前回の記事「出雲大社を美的面から見つめる」は4/21現在、90回も見て頂くことができました。また、このnote全体の閲覧数も2000回を超えさせて頂きました。このnoteをご覧になってくださった方々本当に感謝致します。これからも、まだまだ私も未熟ではありますが、精一杯記事を書いていこうと思っていますので、どうかこのnoteを温かく応援していただけると嬉しいです。

本当にありがとうございました!



※最近、これまでこのnoteで上げてきた記事の内容を、もっと深く追求した、専門的な記事をリメイク版として書こうかなと考えています。お楽しみに!!これに関しても御意見いただけると嬉しいです。

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