マイケル

映画と本と美術館が好きです。 頑張って継続します

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最近の記事

一旦、トルコ留学総括

トルコ留学記を全然書き終えられていないのだが、いったん総括しておくことにした。今後トルコについて書くときは、思い出話として語っていけばいいだろう。 留学後、大学のウェブサイトに載る体験記を書かせてもらえる機会があり、自分なりに心血注いで書いたので、そちらを載せながらお話ししたい。 こちらは、私が在籍した留学支援グループへの体験記である。  高校三年間を終えて大学に入学してすぐに私が思ったことは、「このままでは四年間もあっという間に過ぎてしまう」ということでした。振り返れ

    • 日本語ボランティアとトルコの思い出

      トルコ留学の記録を全然書ききれていないけど、もう日常生活を書くことにした。書かずにすべてを忘れてしまう方がよっぽど悲しいような気がしたので。 11月まではずっと忙しく、なかなかトルコを思い出すことはなかった。自分から積極的にそういう体験を話す方ではないので(これには理由があって、また書きたいのだが)話さなければ忘れてしまい、忘れてしまえば話せない。 しかし、サークル活動(?)として行っている日本語ボランティアで久しぶりに思い出すことがあった。 私は日本語を教えるボランテ

      • ラマダン(断食月)を体験する@トルコ

        初日に4つの空港を訪れるという大技を決めたのち、やっとたどり着いたトルコ北東部、トラブゾン。 友達にも再会し、家族に温かく迎え入れてもらい、やっとホッとして…。と思いきや。 実は、私にはまだ完全にはホッとできない事情が存在した。どうしても気になり、少し気張ってしまう事案、それはラマダン(断食月)の体験だった。 前々回の記事でも書いたのだが、私がトラブゾンを訪れた3月前半は、断食月にドン被りしている。さらに今回お世話になる友人一家はイスラム教徒で、イスラムの五行の一つと言

        • 1日で4つの空港を回った女、爆誕(後編)

          飛行機を乗り継げなかった。 午前7時、トルコのアンカラ・エセンボーア空港での出来事である。 友達を訪ねる楽しい旅だったはずが、一人で乗り継ぎの交渉をしなければならない試練の旅に変わった瞬間である。 自分の乗る予定だった飛行機のゲートが、電光掲示板にて ”GATE CLOSED”の表示になっているのを見つけた。とにかく誰かにこの事態を相談せねばと周りを見渡すが、職員は近くにいない。周りにいたはずの人もどんどんいなくなり、聞こえるのは自分の心臓音だけである。 慌てて周囲を

        一旦、トルコ留学総括

          一日で4つの空港を回った女、爆誕(前編)

          現在、私が目指しているのはトルコ北東部に位置するトラブゾン。行くことになった経緯は前回のnoteから。 飛行機のチケットも予約し、ついに旅立つ日がやってきた。今回はチャナッカレ空港→アンカラ・エセンボア空港→トラブゾン空港と、乗り継ぎが必要な旅程となっている。チャナッカレはトルコの中では田舎で、一日一便、しかもアンカラ行きしか無いためである。そのため、朝は4時起きで空港へ向かう。 トルコの航空会社は比較的ゆっくりで、時間通りに離陸することのほうが珍しい(印象がある)。私は

          一日で4つの空港を回った女、爆誕(前編)

          トルコ旅行記~トラブゾン編はじまり~

          前回の旅行から約1か月。相変わらずのオンライン授業で、授業ビデオを溜めまくり、暇なのに暇じゃないという日々を送っていた。 それでも毎日思っている、暇だな~~~~~~と。 そんな時、友達から連絡がきた。同じクラスの仲がいい友達である。 「うちに泊まりに来なよ!せっかくトルコにいるんだから、そんな生活もったいないよ」と書かれている。 これに飛びついた私。だって断る理由がないでしょう!こんな素敵な申し出!! 友達に感謝を伝えるとともに、日程を調整する。隔週で対面の授業があ

          トルコ旅行記~トラブゾン編はじまり~

          旅の知られざる効用~ドイツからトルコへ~

          オランダから始まり、ノルウェー、ドイツを旅してトルコ(留学先)へ帰国する日を迎えた今日。 心境としては……ちょっと憂鬱。だった。 この旅行記を始める前のnoteには、トルコで地震が起こって、留学生として通っていた大学のオンライン授業化が決定して、毎日何もせずに過ごしていて、罪悪感とやるせなさを感じている様子を書いていた。 元々ノルウェーにいる友達を訪ねる計画は立てていたから、これ幸いとばかりに旅の計画に全力を注いだ。 いつも旅行の前日はあまり眠れない。特に海外旅行の前

          旅の知られざる効用~ドイツからトルコへ~

          ペルガモン博物館へ行こう!@ドイツ

          躓きの石と看板を見終わって一時間後…。12時15分…。 私は博物館島に立ち尽くしていた。 行きたいのはペルガモン博物館だけ、12時30分からのオンラインチケットも予約している。だが、ペルガモン博物館の入り口が分からない。博物館島、巨大すぎ。 12時30分入館のチケットは、12時15分から30分の間の入館という意味らしく、「12時30分を超えての入館は許可されない場合がありますのでご注意ください」という注意書きも無慈悲に書かれてあった。 更に運が悪いことに、SIMカード

          ペルガモン博物館へ行こう!@ドイツ

          躓きの石と”看板”

          迎えたドイツ3日目。どうしても行きたいところは2日目に行くことが出来た。 今日行きたいのは、ドイツ語の先生が授業で紹介してくれたところ。旅行前にメールして、詳細を聞いていた。 それは、Bayerisher Platz周辺に多くあるという、躓きの石と”看板”だった。 ①躓きの石について 躓きの石とは、ドイツ語で”Stolperstein”。 1992年にドイツの芸術家グンター・デムニヒ氏によって始まったプロジェクトらしい。(Wikipedia参照) ナチスによって死亡

          躓きの石と”看板”

          ベルリン・ユダヤ博物館を訪れる

          虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑を訪れた後、次に向かったのは、ベルリン・ユダヤ博物館。 しかしこの旅行3か国目ということもあり、ドイツではあまりきちんとした計画を練ることが出来ていなかった。 ユダヤ博物館を訪れたのも束の間、私はあることを後悔した。 …人、めっちゃ並んでるなあ。。。 オランダでは美術館の予約を完璧にしていったが、まさかユダヤ博物館もこんなに並んでいるとは思わなかった。慌ててユダヤ博物館の目の前で、3時間後入館のオンラインチケットを予約する。

          ベルリン・ユダヤ博物館を訪れる

          ドイツに来た理由 / 「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」

          ドイツ2日目。発熱して寝込んだ1日目。 7時に目覚ましをセットしていたけど、なんとなくまだ体調が悪くて結局9時くらいに起きる。 でも、今日はどうしても動き出したかった。 私がドイツを訪れたかったのは、2つの理由がある。 一つ目に、大学の第2外国語でとっていたのがドイツ語だから。 今はトルコに留学してトルコ語を勉強しているから、もうどちらかというと反射的にトルコ語の方が出てきてしまうのだが。 でも、1年間週4回、頑張って学んだ言語。さらに、先生が(めっちゃ厳しかったけ

          ドイツに来た理由 / 「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」

          ドイツ編はじまり

          汗をびっしょりとかいて目を覚ました午前6時50分。 なぜ汗びっしょりなのかというと、旅の半ば、ノルウェー滞在中に熱が出たから。しかも38.3度で意外と高い。 身体はだるさが残っているものの、昨日と比べるとスッキリしている。 熱を測ってみると、36.8度。 勝った…! 身体が喜びに満ち溢れている。なんとか勝った。 コロナ下での飛行機移動、もし38度の発熱が続いていれば最悪搭乗拒否される危険性もあった。しかし36度台であれば問題なかろう。 空港まで友達が送ってくれる

          ドイツ編はじまり

          ベルゲン珍道中(+私の友達)後編

          前編はこちら。 洗濯機の問題も何とか一件落着し、街歩きに出かけた私と友達。 ベルゲンは平日ということもあり街は静かで、ゆったりと流れる時間の流れすら見えそうな、そんな平和な雰囲気に包まれていた。 さらにこの日はベルゲンではかなり珍しい(らしい)雲一つない青空に、友達はテンションがめちゃくちゃ上がっていた。私が快晴を連れてきた、ということにしておきました。 翌日は朝早くドイツに出発するということで、今日にベルゲン街歩きをぎゅっと詰め込む計画である。早速行ってみよう! ①

          ベルゲン珍道中(+私の友達)後編

          ベルゲン珍道中(+私の友達)前編

          2月25日から3月5日までの9日間、私はヨーロッパ一人旅を敢行していた。 とはいっても、真ん中の日程の2月28日から3月2日までの2泊3日は友達宅で過ごさせてもらう。 オランダで初のドミトリー式ホテルを体験し、次のドイツ旅行まで英気を養う場所、ノルウェー。さらに、友人宅で洗濯させてもらい、次の旅行先に備えるなど実際羽休め的な場所として考えていた。…考えていた!!!! しかし、このノルウェー・ベルゲンの旅が、今回の旅行の中では一番トラブル頻出の場所となった。友達がトラブル

          ベルゲン珍道中(+私の友達)前編

          海外旅行2回目でロスバゲした話

          オランダでの一人旅を終えて、ノルウェーへ向かった時の話。ノルウェーには友達が滞在しているので、その子に会いに行くのが今回の旅の目的でもあった。 オランダでは一人旅だったし、何より朝3時40分に起きてホテル出発だったので気が張っていて、これから友達に会えると思うとホッとした。 ノルウェーのベルゲン空港はゆったりとした雰囲気で、早くも北欧感がする。洗練されているが温かい空間でとにかく素敵だ。 友達に「今着いたからスーツケースを受け取ったら出るねー」とメッセージを送る。約半年

          海外旅行2回目でロスバゲした話

          【オランダ】アンネ・フランクの家

          オランダ・アムステルダムの一人旅、2月27日。アムステルダム国立美術館を後にし、次に向かうのはアンネ・フランクの家。17時に国立美術館を後にし、18時45分から見学予定というハードスケジュールである。 まず最初に、おなかすいた!!!!! 国立美術館に行く前に食べたのはスタバのドーナツのみ。そして現在17時過ぎ。そろそろ死ぬって…。 ということで、アンネ・フランクの家へ向かいながらレストラン探し。 道中オシャレなレストランを発見。完全に1人向けではないがそんなことは気にし

          【オランダ】アンネ・フランクの家