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お前も思考犯罪を犯さないか

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お前も思考犯罪を犯さないか

最近の記事

やり場のない感情

どうしようもなく好きになって、だから傷つけたくなくて、でも踏み込みたい。そんな押し殺さないといけないような、そんな好きなってはいけない人を好きになるような、そんな自分を見て、やっぱり落ち込む。あなたの所為ではないの。僕が勝手に先走ってしまって、合わせてくれなんてくだらないプライドで塗り固めた自我が、それが憎いのだから、あなたは何も悪くない。少しタイミングが良くなかっただけだ。僕も僕で自立できるようになるから、あなたの優しい心をそれ以上すり減らさずに済むようにするから、だから、

    • 遺書§25「老害」と孤独、ペシミズム

      「老害」最初に断っておくのは、ここで軽く触れる「音楽活動の人」というのは私のSNSで繋がっている特定の方(多分ご自分だと分かるはずです)を指しているのではないということです。 大変愉快に、奇天烈に、そして情熱的に展示は過ぎゆき、売り上げは輸送代の元を取るくらいにはなった。権威的なアーティストの盲目な信者にも「可能性がある」とお世辞をいただくほどのもの。そんなものを制作・展示でき、売り上げもよく、それでいて精神も安定している。何にも文句は「なかった」。お前ひとりを除いて。

      • the brandy, Practical Damage is almost on sale

        幸せに生きている人間すべて、私のコミュニケーション癖を理解しない人間すべて、転移の元凶になる言葉を吐く人間すべて。 そんな人間たちに「プラクテカルな痛み」というブランデーを紹介しよう。まずブランデーは醸造酒(発酵したての酒)のワインの蒸留酒(醸造酒を蒸留、気体と液体の状態を行き来させ純度と度数を上げた酒)だ。飲んだことはないのだが、おそらくつんと鼻につく酸味がまろやかな甘みでコーティングされた二面的な顔を持っているだろう。 二面的な顔という言葉で太宰を思い浮かべるならそれは私

        • 丁度いい寂しさが丁度いい

          新年明けましてで、実家に帰省し、家族との時間を過ごしている ふと物悲しくなる時があり、それに耐えがたい時に母親に電話をする 近況のことしか話さないし、持病のことがあっていつも口を開けば「薬は飲んだのか」とか「酒は飲んではいけない」とか 正直辟易している そういう時に限って寂しいのだ 肌が、心がコミュニケーションを求めて泣き叫んでいるのに、通り一遍のことしか言われないから厭になる 丁度いい寂しさがあるから、表現の欲求と磨きが生まれる そうでなくては私ではないのだと思うにつけ、嫌

        やり場のない感情

          プラクテカルな痛みというブランデー

          私には何も許されていないのだとそう思うことが増えてきました。どこかに行って私の身の上を話す時必ず現状が辛くしんどいものだということを話す。「そうなんだ、辛かったね」「大丈夫前を向いて」「まだチャンスはある」。所詮他人事なんだしそんなところにわざわざ自分の人生を使いたくない。至極当然の心理を理解しないまま、私はまた誰かの前で独白を続けるのでしょう。どうせ私には相談して何かを解決するとか、解決できなくてもなんとか心のしこりを和らげるとか、そういうことはもうできないんだろうと思いま

          プラクテカルな痛みというブランデー

          不在の原風景ー存在しないこと、無くすこと、見えないものー

          透明で見えないのか、もともと持っていなかったものなのか、無くしたことがはっきりわかるのか。その三者は「不在」をテーマにしながら「存在」というものを強く連想させる。恐らくはっきりとボーカルの藤原基央の原体験を成熟させたのはそういった、はっきりしない存在者の存在であって、それが克明に歌詞の各所に現れている。 「透明だからなくならない」というのは見えないから分からない、論証のしようがない、そういったネガティブな心持ではなく、永遠不変の何かの徴表の存続を思わせる。「そこに君がいなか

          不在の原風景ー存在しないこと、無くすこと、見えないものー

          遺書§24 2023/11/02 23:07

          11/03 23:07 どうしようもなく湧き上がってくる感情がある 死にたいとか死にたいとか死にたいとか そんな一辺倒でつまらない人生なんだね って笑ってくれればいいの いつか笑えない日が来るから そういえば貴女に宛てた手紙を書こうと思うの 封筒に名前だけ書いて 中身はぎっしりの愛だの憎悪だのすきだのきらいだの セックスがしたいだの眼鏡が愛おしいだの その愛おしい眼鏡でまた今日もオカズを探していることも 貴女がいなければ私の人生ではないことも そうでなくては私が生きてはいかれ

          遺書§24 2023/11/02 23:07

          遺書§23 2023/11/02 22:02

          11/02 22:07 『孤独の鴉』は上手くいかないだろう 情景描写が冴えない作品に価値はない 私の思いだけを乗せるのならここで十分すぎるのだ それで何にもならないこの現状に満足せず よく言えばハングリーな ただの諦めの悪い若害に落ち着いて それでも明日は笑えるかな なんて妄想を捨てずにおいて カルマを心の中に抱いて 希望が胸を席巻して またぐちゃぐちゃの文章の中に この矛盾を内包する無法則の散らばりが私の自我である などと言わねばならない 貴女が言ったことを強く覚えている

          遺書§23 2023/11/02 22:02

          遺書§22 2023/10/31 2:48

          10/31 2:48 不眠が続き、不毛な時間が流れる 私は泣きそうだ どうしていい出会いがないのか 何故まだ忘れられないのか 全部投げ出してしまいたい 救えなかった、なんて言わせない あなた達には分からない この孤独と一緒の気持ちが どこまでも鉛色をして 重く肺に乗っかる こんな心臓破れてしまえばいい

          遺書§22 2023/10/31 2:48

          遺書§21 2023/10/29 22:42

          10/29 22:42 学祭が終わってしまった ギャルっぽいあの子はやはりギャルで シフトを自分の見たいだし物の関係上途中で早上がりしたり 顔がいいし所属するコミュニティも僕なんかより全然広くて だから彼女が呼んだお友達たちは気軽に足を運んだんだ 「まあ前半頑張ってればサボってても怒られないっしょ」 なんとまあ都合のいい考え方をするものかと しかし彼女のキャッチで足を運んだ人も多く 私はその裏で自分の作品の前に来た人間に名刺を配るなどしただけで 何の役にも立っていないのに そ

          遺書§21 2023/10/29 22:42

          遺書§19/20 2023/10/28 0:29/10:10

          10/28 0:29 とうとう明日つまり今日文化祭に参加することになった 手に余る動画作成をしている どうもうまくいかない 編集ソフトがかなり重たくてはかどらない こんなうだつの上がらない生活に懲り懲りした 私に対してコミッションが来るだろうか 来てほしい 儲けを作るのだ 私の個人的な画風を押し付けて ああまたどうでもいい回帰をしている 今この瞬間にお金になることを探している それがどんなに険しい道でも 私にはそれしか残されていない とりあえず素人童貞を捨てるべきだと そう諭

          遺書§19/20 2023/10/28 0:29/10:10

          「私はかくかくしかじかの者だ」と息を巻くこと以外人生の意味ではないのだ。

          「私はかくかくしかじかの者だ」と息を巻くこと以外人生の意味ではないのだ。

          遺書§18 2023/10/22 1:28

          10/22 1:18 どうやら心の中にはもう何もなくなってしまっているみたいで どう言葉にしていいかも分からない憤りだけが降り積もってしまった どうせ私にはいい出会いなんてないし もうすべて諦めたと思っていたのに なんでまた希望なんて 死にたい夜が続くだろう そんな夜にかぎって、そんな歌もあった 貴女はどこで何をしていますか 面倒な感情とどう向き合うのがいいのか全然分からない 貴女の教えてくれた温もりにまだ甘えています でもすべてを壊す時が来るのでしょう 私の中にあるすべてを

          遺書§18 2023/10/22 1:28

          悲しいことも、ため息も、鉛の飯も、むかつくことも、色恋も 全部いい思い出でしたよ ぜんぶ、いい、おもいで、でした、よ

          悲しいことも、ため息も、鉛の飯も、むかつくことも、色恋も 全部いい思い出でしたよ ぜんぶ、いい、おもいで、でした、よ

          遺書§17 2023/9/29 21:33

          9/29 21:33 何だって君は僕なんかに会ってくれたのか そこに深い意味がなければ僕は怒ってしまう 体の交わりが認められないのなら それは私たちの会う理由になったかしら 君は僕にとって特別で 僕は君にとってなんでもなくて そこに理由が欲しい僕は 何時まで下半身に力を入れていればいいの? こんなバカげたことは終わりにして 知らないの どうなるかなんて

          遺書§17 2023/9/29 21:33

          【小説】Schizophrenia §4 労働の火照りと同級生、甘酸っぱい記憶

          労働の火照りにシャワーは最高だった。 さて飯だ。何をしたものか。と言っても冷蔵庫の中身は決まっていた。じゃがいも、人参、玉ねぎ。カレーだ。 量の一室にはスパイスの香りが充満していた。芳しいも芳しい。小学校以来の遭遇に胸が高鳴る。 白米の白銀とルウの黄金を一匙。当たり前にうまい。思ったよりも時間をかけないと調理がうまくいかないことは寮に入って初めて料理をしたときに痛感していた。初めての自炊で作ったのは野菜炒めに味噌汁。あの歓迎会の後だったはずだ。歓迎会でも「これから初めての自炊

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          【小説】Schizophrenia §4 労働の火照りと同級生、甘酸っ…