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the brandy, Practical Damage is almost on sale

幸せに生きている人間すべて、私のコミュニケーション癖を理解しない人間すべて、転移の元凶になる言葉を吐く人間すべて。
そんな人間たちに「プラクテカルな痛み」というブランデーを紹介しよう。まずブランデーは醸造酒(発酵したての酒)のワインの蒸留酒(醸造酒を蒸留、気体と液体の状態を行き来させ純度と度数を上げた酒)だ。飲んだことはないのだが、おそらくつんと鼻につく酸味がまろやかな甘みでコーティングされた二面的な顔を持っているだろう。
二面的な顔という言葉で太宰を思い浮かべるならそれは私の求婚対象なので結婚してくれ。
そもそも人間が高尚な生き物だとする考えなんて、その逆を主張する意見と同じくらいに低俗な考え方なんだよ。高貴なのは紳士でも、読書家でも資本家でも労働者でもなく、資本に買い叩かれながら明日生きていくだけの金銭をやっとのことで確保し、公共のために身を削っている「プロール」達なんだよ。その意味で皆が等しく高貴であるはずがない。逆張りをしているわけでもないし、したいわけでもないのでここでは「プロール」も他の人間たちと「同等」のものとして扱っておくことにする。
お前ら自給自足しろ。ユーチューバーだなんだって「楽な稼ぎ方」できてて「カリスマ性(笑)」でどうにかなってる人間なんて軒並みくそったれなんだよ。そんな表層的な効率性という合理性からしかものを推し量ることのできないコスパ厨は今すぐ首括れ。
そんなもので計り知れないのが人間の可能性であり、そこに焦点を当てたいのだ。私の愚痴よりも。
小国寡民という概念について私は早いうちから着想を得ていた。皆がコミュニティの中で責任と役割を分担しあい、それでこそ成り立つ小さなコミュニティ、つまり中世ドイツの領邦国家のような形で我々は生きる術を身に付けるべきなのだ。一説によると人間のコミュニケーションキャパは100人前後であるというそうだ。顔と名前と役職が一致する最小の構成単位に国家を解体し、そのうえで取りまとめ役が外交の要領で繋がっている、そんな世界が望ましいのではないか?
そんな時代錯誤のことを考えるのには、上記のような「プロール」と支配層における「不可逆な」立場があるからだ。つまり支配層を最も尊いものとして崇め祭って、それ以外の小集団に対しては目もくれない人間が民主主義と資本主義で人をか殴り倒していく、こういう現状に異議を唱えたいのだ。だって人は対等なものとするフェミニズム的思考からするとそれは全然的ハズレではないからだ。
理解してくれなど厚かましいことは言っていない。ただ、そんな風に感じている節があるのだ。


おっと、つい先走ってしまった。商品の説明をしないと。
このブランデーは年代物で、約22~30世紀ほどの熟成を経て誕生した幻の一品なんだ。何といっても「知恵の実」を「パンドラの箱」で熟成させたもので、それを飲んだ者は軒並み人間不信と悪に取りつかれ、最終的には自分の目鼻口、耳を切り落として蒙昧に至るまで自分のことを傷つけるんだとさ。
時に、知ることが恐ろしい力を持つことがある。「好きだ」という言葉の本心はどこなのか探り当てる勇気が出ないでそのまま放置して腐らせた初恋からは皆目をそむけたくなるでしょう?そういう「知ってしまったこと」を浄化するために皆自傷に走り、方端になって、無量空処を自閉円頓裹で覆い隠すの。
その中で自分が悪者だと感じ取れない者は戦争、悪に取りつかれてしまったら最後、自死に至るという。人間の本性というのは闘争と理性と生殖である。それ以外の何物でもない。

ああなんてことだ。資本主義、民主主義の中金と意見を持つ術を長く教育されて、それで「立派な大人でしょ?責任もってね」なんてクソみたいな常識をみんなで履き潰して、そうやって向こうの誰かさんは金持ちでうらやましいとか、こっちの政治家は信用ならんとかほざいているんだ。
そんな中に生れ落ちる尊い命がどうしてもかわいそうでたまらない。

あとは狸も狐も嫁入り準備するな
神様の御意向が分からなくなる
無性生殖しろ
そしてメンツだけ守ろうとする書類作業しかしない現場監督は即刻「働き方改革」で消されてくれ
お前なんかおらんでも俺稼げるし

以上用法用量にお気をつけて「プラクテカルな痛み」をお楽しみください。

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