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何か疑問を持つことで見方が変わってくることも多いよね(^^;

胡散臭いけど・・・・・・

a=bという式があるとします。

この両辺にaをかけると、a^2=abとなり、さらに両辺に(a^2-2ab)を加えると、2a^2-2ab=a^2-abとなります。

この式の左辺を整理すると、2(a^2-ab)=a^2-abとなり、ここで、両辺を(a^2-ab)で割ると、”2=1”って・・・・・・ん?

一見、数学的には正しい作業のようだけど、実は、数学の世界でやってはいけないルール(ゼロで割ると無限大になってしまいます・・・・・・)を侵してしまった結果が原因です。

物事が決まらない理由は合理性に欠けるから・・・・・・・

ここで、想像の世界にしか存在し得ない数である虚数的な考え方をしてみると(^^)、例えば、バディ(相棒)システムとかは、常に二人が組になって、互いに助け合いながら行動し、事故を防ぐものだから、2=1って数式が現実世界でも成り立つって言えないこともない?かも(^^)

また、人は自分の事しか感覚として理解することはできないけど、他人のイメージを取り込んで、自分の心の一部にして理解することで、自分の心の中にいる人が傷つくと、自分のことの様に痛むこともできたりします。

人が分かり合ってるのは単なる想像で思い込みだって思うかもしれないけど、それはとんでもない誤解。

愛がなきゃワザワザ自分が痛むかもしれないのに、他人を取り込んだりしないだろうし、他人を理解できない人は他人を自分に取り込めないってことになり、愛が無い(数式的には、2=0?)ことに・・・・・・・

人を愛する、理解するということが、心の中の他人のイメージなら、自分の中に他人がいるということになり、愛の前では、2と1が等しい(2=1)も有り得るってことでもOKなんじゃないかって思います(^^)

まあ、楽しい人生を送るためには趣味や嗜好品が少なからず必要です。

ただ、趣味は仕事に対して従であり、嗜好品は食事に対して従であると考えてしまうと、なんだか素っ気ない気もします。

「日本人にはとにかく教養が足りない」なんて言われる今日このごろです。

教養なんて言われるとなんだかよく分からない感じがしますが、単に、前述の様な数式で遊んでわくわくしたり、いい仕事・いい人生には絶対にかかせないものだと、私は思います。

「○○の無い人生なんて」のひとつに、「教養という嗜好品のない人生なんて」も加えてみる。

何か疑問を持つことで見方が変わってくることも多いですよね。

合言葉は、「自分で限界を決めず、突き進もう!見方を変えれば新しい道が見えてくる♪」みたいな感じで、どうかな?(^^)

数学の話に戻すと、そんな疑問を数学の世界で考えてみた時、「数学は何のためにあるのか」「数学でお金持ちになれるか」「数学は正しいか」といった「大きな疑問(ビッグクエスチョン)」に答えていく形で構成された以下の本が、一般向けの入門書としては、良くできた本だと思います。

「THE BIG QUESTIONS Mathematics ビッグクエスチョンズ 数学」トニー・クリリー(著)サイモン・ブラックバーン(編集)熊谷玲美(翻訳)

【関連図書】

「THE BIG QUESTIONS Universe ビッグクエスチョンズ 宇宙」スチュアート・クラーク (著)サイモン・ブラックバーン(編集)水原文(翻訳)

「THE BIG QUESTIONS Physics ビッグクエスチョンズ 物理」マイケル・ブルックス(著)サイモン・ブラックバーン(編集)久保尚子(翻訳)

「ビッグクエスチョンズ 哲学 (THE BIG QUESTIONS)」サイモン・ブラックバーン(著)山邉昭則/下野葉月(翻訳)

「ビッグクエスチョンズ 倫理 (THE BIG QUESTIONS)」ジュリアン・バジーニ(著)山邉昭則/水野みゆき(翻訳)

「ビッグクエスチョンズ 脳と心 (THE BIG QUESTIONS)」リチャード・レスタック(著)サイモン・ブラックバーン(編集)古谷美央(翻訳)

斬新な装丁で、透明のカバーを外すと洋書のようにもなって楽しいです。

無駄のない人生が、意外とつまらない人生なんじゃないかと思えてきたりします(^^)

数学の話のついでだけど、ハイテク製品の多くはコンピュータで制御されていますが、その中にあるプログラムは数学の理論に基づいて作られていることが多くて、そういう形の部品として、数学が入っています。

新聞やテレビで知的資産という言葉を聞いたこともあるかもしれませんが、資源の少ない日本は、科学技術で生きるしかなくて・・・・・・・

そのためには知的資産を保護し、活用しなければならない、と言われています。

そういう観点から数学を観ると、数学とは、その時代時代の最高の頭脳が、脳味噌を絞り尽くし、3千年をかけて栄栄と築きあげてきた、最高の知的資産であると言えます。

数学とは、世界の誰もが自由に使える知的資産です。

これを活用しない手はないですね。

と同時に、以下の本の内容にもある通り、数学を勉強すればするほど、その見事さ、美しさに驚嘆します。

「美しすぎる数学―「数楽アート」を生んだ日本の底力」桜井進/大橋製作所【著】(中公新書ラクレ)

【数学関係参考図書】

「美しすぎる「数」の世界 「金子みすゞの詩」で語る数論」(ブルーバックス)清水健一(著)

「世界を解く数学―誰も話さなかった危険な数の話」河田直樹(著)

「数学はなぜ哲学の問題になるのか」イアン・ハッキング(著)金子洋之/大西琢朗(翻訳)

「数学は最善世界の夢を見るか?―最小作用の原理から最適化理論へ」イーヴァル・エクランド(著)南條郁子(翻訳)

「心はすべて数学である」津田一郎(著)

「数学の認知科学」G. レイコフ/R.E. ヌーニェス (著)植野義明/重光由加(翻訳)

「数学する身体」(新潮文庫)森田真生(著)


「数学的思考―ピュタゴラスからゲーデルへの可能性と限界」オスカー・ベッカー(著)中村清(翻訳)

「神は数学者か?──数学の不可思議な歴史」(ハヤカワ文庫NF)マリオ リヴィオ(著)千葉敏生(翻訳)

【関連記事】
改めて数字の持つ奥深さに魅せられる(^^)
https://note.com/bax36410/n/n66154396b9a7

数学とは、人間が創り出したものであり、そういう意味で芸術みたいなものですね。

そこに現れる定理の多くは見事な論法で証明され、理論は想像を絶するほどの美しさで構成されています。

何十万、何百万という人が参加して創り出した、最高の芸術作品に触れない手はないかな(^^)

それでは、ジャンル関係なくピアノメインでかっこよくて美しいこの曲♪で、今回は、このくらいで(to be continued)

東京スカパラダイスオーケストラ「水琴窟-SUIKINKUTSU-feat.上原ひろみ」

https://www.youtube.com/watch?v=_vEMkvjnAfo

【おまけ】

矢野顕子 × 上原ひろみ「そこのアイロンに告ぐ」

https://www.youtube.com/watch?v=1FHLfL9cDLc

矢野顕子「飛ばしていくよ」

https://www.youtube.com/watch?v=_nxrb5GsgZI

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