オリンピック開会式で流れる国歌に感動した
おはようございます、音楽家の河野一之です。
お知らせ
まずはお知らせをさせてください。
①「即席バンドにて決められた曲を河野一之とともに練習する会」
スターウォーズに続いて今回はThe Year of The Dragon / Philip Sparke!
8/9 14:00~16:00
今後の予定
9/18 午前午後(ホールでの開催)
詳細&ご応募はこちらから
②河野企画ではオンラインレッスンor 対面レッスンも開講中!
無料での体験レッスンもありますのでぜひ以下のリンクまたはDMでお問い合わせください!
③7/31 Brass in Recital 8th
金管楽器のソロコンサート集!
アマチュアの方々にソロの機会をということで始まったこちらのイベントも早8回目!ゲストソリストには毎度お馴染み、テナーホーン奏者の今井斐さんにご出演いただきます。
無料
7/31 12:30開演予定
ご来場には事前予約フォームへのご記入が必要となりますのでご予約をお願い申し上げます。(2分で書き終わります。)
オリンピック開会式で流れた国歌に感動した
四年に一度、今回に関しては前回2016年のリオ・オリンピックから五年
東京オリンピックが1964年ぶり、47年ぶりに開催されました!
僕は現在33歳なので8回はオリンピックが開催されているはずなのですが、これまであまり興味を持つものではありませんでした。
しかし、イギリス留学中の2012年、なんとその年はロンドンオリンピックの年。生まれて初めて”自分のいる国”で夏季オリンピックが開催されるということで否が応でもオリンピックムードに包まれ興味関心を持ちはじめました。
僕がみたのはサッカー日韓戦、大変残念ながら日本は負けてしまいましたが、あの国同士で一体となって応援したり、勝った負けたを競い合う時間。
そして会場、さらには会場の外まで溢れる熱気、しかも四年に一回の大きな国際大会の盛り上がりは本当に特殊で、生まれて初めて体感する興奮で一杯でした。
まして留学するまで”日本”、”自分の国”というものを強く意識したことがなく、留学をしてから生まれて初めての自分自身が”外国人”扱いを受けるということ、そして外から母国を見ることを体験し、自分の中で様々な思いが駆け巡りました。駆け巡りすぎてちょっと頭おかしくなっていた時期もあったと思います笑
愛国心を持てた
イギリスに留学をしてからイギリス、音楽、チューバ、ブラスバンドと並行してとにかく母国のことも勉強し直しました。
ホームシックというのもあったと思いますが、そもそも
自国のことを知らないと海外で外国人の方とお話しする際に会話にならない
のです。
あなたの国ではどうですか?
この質問は当たり前のようにきます。その時に自分の国のことを知らないと答えられません。そして海外に学びにきたり、働きに来るような国際的な方なら自国のことを知っているというのは当たり前の話なのです。
なのでイギリスでの研究のほかにとにかく母国、日本のことについて学びました。すると、「僕の生まれた国はなんて素晴らしい国なんだ」と思うようになってきたのです。
愛国心とい聞くとなぜか戦争を連想したり、他の国を卑下する際によく使われるような印象、そして街宣車で軍歌を爆音で鳴らし、街頭で怒鳴り散らす右翼の車を連想します。
Youtubeで愛国心と検索してもどろどろとした怖い配色を使ったサムネが多く出てきます。
でも愛国心って本当は、郷土を愛するような、自分が生まれ育った土地、僕で言えば東京や埼玉を好きな気持ちと同じだと思っています。
まして海外で数年過ごしてみてください。
日本の自分が生まれ育ったある特定の地域だけに関わらず、食べ物とかもそうですが”日本”という国、空気感、風土、人、気候や季節、言葉、色んなものが国として愛着を感じ、身体や心が自然に求めるはずです。
そしてそういう自分の気持ちを認め、日本が好きだな、良い国だな、この国に生まれて良かったなという気持ちが愛国心だと思っています。
MISIAさんの君が代で感動した
ずっとテレビに齧り付く時間はないので録画しておいた開会式(4時間)を少しづつ小分けにして見ているのですが
MISIAさんの君が代に感動しました。
音楽家、企画運営、エンターテイナーとして「もう少しこうしたほうが」という部分がないと言えば嘘になりますが、それでも感動しました。
でも実際に感動したというのはこのセレモニー、式典、つまり儀式としてしっかり構成がなされていたからです。
僕たちが普段から行う様々な式、結婚式とかお葬式、神前式、卒業式などのこれらはいわゆる儀式と言われます。
一定の作法のもと大勢で集まり行程を踏まえていくことですが、この
大勢で、あるルールのもと、物事をする
というものに我々はある種の感動、言い方を変えれば暗示状態のような感覚になり心を動かされるのです。
演奏会もそうです。ホールに集まり、演奏の後には拍手をしたり、座って聞く、大勢の中でといった儀式的要素もあるので一種の陶酔状態になるのです。
今回の東京オリンピック開会式のMISIAさんが世界最古の国歌「君が代」を歌われる前にも後にも
踊り→国旗とともに行進→国旗の掲揚→一同起立→国歌
と手順が綿密に組まれ、よく見ていると歩幅や歩数も全て決められているような綿密な行程で、よく見れば見るほど心動かされる感動的な場面が多数あった。
簡単に書くと
「こんなん見させられたら日本のこと好きになって、日本について調べちゃう!」です。
まとめ
僕は日本が、母国が好きだと認識してから日本のこともさらによく関わりのあるイギリス、オーストリアなどの海外のことももっと知りたくなりました。
それは自分が日本人だという存在として自分自身を認識したことによって個という自分も認識できたからだと思います。この辺はとても感覚的なところなので詳しくは今度飲みながら話しましょう。
愛国心、いいじゃないですか!
スポーツを皮切りにでも、色々な場面でせっかく素晴らしい国に住んでいるのだから学んでもっと自分が今いる国、日本なら日本のことを調べてみるといいです。
案外学校ぶりな方も多いと思いますので、楽しいですよ。
とりあえず今はオリンピック!
この様々な方々がご尽力なされて開催がされたオリンピックが世界中の方々の勇気となりますように、励みとなりますように
そして大会関係者、選手たち、全ての方々が無事に大会を終えられますように
頑張れ日本!さし!
Thank you
Kazz
サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。