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吹奏楽部、モラハラを受けて育ってきた人ばかり

おはようございます。音楽家の河野一之です。

お知らせ


まずはお知らせをさせてください。

①The LIVE "In Eb"動画販売開始!

令和3年2月28日(日)
東京都西日暮里駅もより「やなかホール」にてチューバ、テナーホーン、ピアノ、パーカッションの4人で開催されたライヴコンサートの配信動画です。

あの感動を再び!

②17LIVEという無料配信サイトで毎朝生放送しています。

ぜひ覗きにお越しください。

毎朝6:30~管楽器奏者が教えるブレスウォームアップ
毎日チューバライヴ

③金管バンドでスターウォーズを練習する会
6/26(土)10:00〜12:00
今回は前回のStarwars Phantom menaceに加えSWシリーズフォースの覚醒よりThe march of the Resistanceを練習します!


ご応募は以下リンクより


これ以降のお知らせは全てこちらからご覧ください。

吹奏楽部、モラハラを受けて育ってる人ばかり

17LIVEでチューバを吹いていると色々な年代の方々が演奏を聞きにきてくださります。

そういう方々とこちらは会話、向こうはチャットでのコミュニケーションをしていると必ず話題になるのが学校教育で用いられる音楽の話です。

しかも僕自身中高の音楽の教員免許を持っている(教員実務経験はありません。)ので多少はかじっている+自分自身が学生だった時の思い出が強いので話題は盛り上がります。

また17以外でのリアルな世界で音楽家として活動をしている中でも大人から今実際に学校に通っている子供まで様々な話を聞きます。

そういう中で僕の印象では約3人に1人ぐらいの割合で、学校での音楽教育、とりわけ部活動=吹奏楽部での教師からのモラハラや体罰というのを経験しています。

実体験

驚いた質問に、僕が指揮者であるということを知った方から

「河野さんは怒りますか?」

このご質問はご自身が学生の頃の部活動中にとにかく怒鳴られらながら指導を受けたという経験があり、指揮者は怒鳴り、怒り散らしながらやるものだとう認識があったようです。

また別の方は学校吹奏楽部での3年間を終えた時、「お前は3年間全く成長しなかったね、意味なかったね」と言われたそうです。

人生で一度しか体験しないその3年間を全否定された奏者の方の気持ちはどのようなものでしょうか、想像を絶します。

大勢の前で立たされ、罵倒を受け、何度も何度も1人で吹かされる。こういう話もよく聞きます。

僕でさえ吹奏楽部に所属していた時にドラムのスティックで頭を叩かれたこともあります。

音楽とは、音楽教育とは、部活動とは

音楽って、音楽教育って、部活動ってなんのためにあるのでしょうか

音を楽しむと書いて音楽です。さらに言えば、大昔「神々の住む世界のことを説明するための学問の一つ」でもあったMousa(英Muse)

自分は言葉や容姿、行動とは別に「自分自身を表現する方法の一つ」、つまり自己紹介の方法の一つだと思っています。

そして音楽教育とは”その方法のやり方”を教える方法で、部活動はその方法とそれぞれの学校が持つ理念とを合わせた教育をする場であります。

ですが、僕らのこの国では大変残念ながら

・義務教育期間の6年間、音楽を学んでいても楽譜を読めるようになる人は少数派(英語も同じ)。

・部活動に入れば途端に軍隊のような教育が始まり、後輩は顧問と先輩には絶対服従

・ミスをすれば怒鳴られ、モラハラを受け、下手をすれば暴力を受けます。

・人によっては学校教育の3年間の吹奏楽部活動経験後、社会に出たら音楽は続けません。吹く場所が無いというのもありますが、軍隊教育やコンクール至上主義教育を受けているのでうんざりなのです。

・それでも音楽が好きだと続けたとしても、部活動でのトラウマでソロや目立つ箇所での恐怖が甦り、身体が震えたり硬直したりされる人もいます。

レッスンをさせてもらったりするとそういう方々にたくさん会います。とりわけ僕よりも(昭和最後期生まれ)目上の方々にその傾向が強いようです。

昭和の時代、平成初期に学校の中で音楽を学ばれていた方々の苦労とはどんなものだったのか、なぜあんない身体が震えたり、硬直したりするようなトラウマ的経験をお持ちなのか、理解に苦しみます。

現在このようなアンケートもとっていますので引き続きこの話題は掘り下げていきたいと思います。

自戒も込めて

Thank you


サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。