人生相談ショートストーリー【疲れすぎて、帰ってきて何もできないそんな罪悪感に。】
カフェのカウンターで、マスターとお客さんが会話しています。
客「最近、仕事から帰ってくると疲れすぎて何もしたくないんですよね」
マ「あぁ、それはしんどいですね。ソファに倒れ込んで動けない…とか?」
客「そうそう、ちょっとだけ休もうと思って寝っ転がったら、もう何もしたくなくなっちゃって…」
マ「ぼくも会社員時代はそんな感じでした」
客「そうなんですか。毎日イヤになりませんでした?」
マ「なってた気がしますねぇ…」
客「体力つけなきゃな、って思ってジムとかいったほうがいいのかなとか思うんですけど、その体力が残ってなくて」
マ「ですよね。その気持ちわかります」
客「あぁ、わかってもらえて嬉しい…」
マ「ただ、その疲れは体力の問題だけではないかもしれません」
客「え?どういうことですか?」
マ「人が疲れる要因って、色々あるんですよね。たとえば、体力だけでなく気力の問題だったり」
客「気力…たしかに気力も残ってないですね」
マ「人と一緒にいる時間が長いと、気力が消耗しすぎるタイプの人もいますからね」
客「それ私な気がする…」
マ「ぼくもそうなんです」
客「マスターはそれ克服できたんですか?」
マ「そうですね、ある程度は上手に向き合えるようになりました」
客「どうやってですか?」
マ「自己分析がまずは大事なんですが、人と過ごす時間と一人で過ごす時間、どちらが心地よく感じるかを考えてみました」
客「どちらが心地よく感じるか…」
マ「どちらもそれぞれ好きではあるんですが、やっぱり一人の時間が落ち着くんですよね」
客「わかる!なんだかんだで、一人の時間が好きです」
マ「人って大きく分けて2つ、”人と会うことで気力を充電する人”と”一人の時間で気力を充電する人”がいるそうなんです」
客「私、一人の時間で気力を充電するタイプです!人と居るのは楽しいけど、疲れちゃうんで」
マ「となると、人と居る時には気力を消費しているということなので、それが疲れの原因かもしれないわけです」
客「なるほど」
マ「だからぼくは、一人で気力を回復する時間を大事にするようになりました」
客「体力をつけようとして何かをするんじゃなくて…?」
マ「そうなんです。これを体力の問題だと考えて、無理に体力をつけようとあれこれ動き回ろうとしてもそのエネルギーが残っていないので…」
客「本当にそう…」
マ「なので、”何もしたくなくなる時間”をむしろ、自分にとっての大事な気力チャージの時間だととらえています」
客「気力チャージの時間…」
マ「はい。なにもできない、なんて自己否定することなく、これは自分にとって大事な回復の時間なんだと」
客「そんな風に考えたことなかったな…いつもばくぜんと罪悪感が生まれる感じで」
マ「不思議ですよね。つい自分を責めちゃうんですよね」
客「でも、どうしてそもそも人と一緒にいると疲れるんですかね?」
マ「そうですね、たとえば、”人”ってあらゆる情報のかたまりなので、一緒にいるだけでその人が発するあらゆる情報を、こちらの五感をフルにつかってキャッチし続けているのかもしれません」
客「あ、人一倍敏感なタイプってやつですか?」
マ「そうですね。敏感なタイプの人であれば、余計にキャッチし続けるのかもしれません」
客「私もそんなタイプなのかな。どうやったらこれって改善できるんでしょうか?」
マ「敏感にキャッチし続けることは、決して悪いことではないと思いますし、変えようとするよりも、無理せずに、自分のペースで適度な休息を心がけるだけでずいぶん解消されたりもしますよ」
客「そういうものなのか…」
マ「これって、強さ・弱さ、みたいな話じゃなくて、そういう特性だっていう話だからですね」
客「特性…そういわれると、変えようとするのもちょっと違うのかな。ちゃんと自分のことを理解して、休むことを責めないようにすればいいのかな」
マ「いいですね。ぼくもそうやって、少しずつ自分を責めることが減っていきました」
客「へ〜、体力じゃなくて気力で考えると結構変わりそうだなぁ。なんかちょっとスッキリしたかもです」
マ「お、よかったです」
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疲れを「気力」という面からとらえて、それに合った対処をすること。
そんな自分を責めないこと。
たったこれだけのことで、ずいぶんと毎日がラクになったものです😌
〜Cafe 秋晴れ〜
お読みいただき、ありがとうございました。
HSPオンラインコミュニティ「ひみつ基地」を運営しています、オフィス秋晴れ代表のばっしーと申します。
X・スタエフ・note等で、日々HSPさん向けに投稿をしていたり、講演活動をしていたり、コーチングや独立支援コンサルティングを実施しながら…
「フリーな心で豊かに生きる」そんな人を増やすべく、活動しています。
上記は、将来的に実際オープンする予定でいる「Cafe 秋晴れ」でのお客さんとのやりとりの様子をショートストーリーとして作成したものです。
そこではちょっとした「お悩み相談」から、ガッツリと自分と向き合う「コーチング」までを提供していて「自分と向き合うカフェ」とでもいうべくサービスを展開していく予定です。
実際にオープンするまでのリアルドキュメントも今後発信していく予定ですので、引き続きチェックしていただけたらうれしいです。
また、自分と向き合うためのサービスとして「コーチング」は、現在既にオンラインで提供を開始しています。
「1人で考えてても、どうにも上手く考えらえれない」そんなモヤモヤを抱えている、HSPのあなたへ。
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コーチングは、アドバイスをする場ではありません。
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「質問」「問い」を通じて、あなたの頭の中を一緒に整理しながら、「こうするといいかも!」を一緒に見つけていくものです。
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「あなたに味方ができる」そんな感じを目指しています。
話してみたけど「ピンと来ないな」と感じられるときには、もちろんその場で終了です。
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あなたのこれからの生き方に合わせて選択していただければ大丈夫です。
まずは「ま、とりあえず」でお話ししにきてください。
そこからあなたの毎日が何か変わっていく…かも?
お待ちしています。
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