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トレードとドラフトと人的補償

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記事一覧

スポーツ紙より早い!2024ドラフト大予想

スポーツ紙より早い!2024ドラフト大予想

 毎年、当日朝のスポーツ紙を見る前に、備忘録的に予想を記載しておく企画。

展望 当日朝刊の段階で事前公表は1球団だけと、ここ数年では珍しいほどの隠密ドラフトになった。理由としては

宗山と金丸のどちらが魅力的か(あるいは重複が少ないか)結論が出なかった

宗山と金丸以外の選手に入札する場合、一本釣り出来るかの結論が出なかった

 あたりが考えられる。いずれにしても主役はこの2人であり、彼らが何球

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スポーツ紙より早い!2023ドラフト大予想

スポーツ紙より早い!2023ドラフト大予想

毎年、当日朝のスポーツ紙が出る前に、備忘録的に予想を記載しておく企画。

展望 会議前日時点で4球団が入札選手を公表(巨人も事実上の公表)。1番人気は恐らく武内夏暉(投手/国学院大)だろう。似たタイプの隅田知一郎(現西武)がバリバリのローテ投手になっている事を踏まえても、3~4球団程度の競合が起こるのではないか。
 一方、他の選手はあっても2球団程度の強豪と見る。

●中日入札:度会隆輝(外野手/

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スポーツ紙より早い!2022ドラフト大予想

スポーツ紙より早い!2022ドラフト大予想

 異例の9球団公表となった2022ドラフト。当日朝のスポーツ紙が出る前に、備忘録的に予想を記載しておく。

●日本ハム

 二刀流左腕・矢沢の指名を公表したが、新庄監督の発言からも伺える通り、評価は野手寄り。外野の支配下が現状7名(近藤健介と王柏融はノーカン)という事情を鑑みれば、矢澤以外にも外野手は揃えておきたい。支配下最年少が大卒世代の万波中正なので、2位は高卒の西村で如何だろう。

●中日

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2022初夏のトレードカタログ3選

 50試合程度を消化し、交流戦に突入したペナントレース。スタートダッシュに成功した球団も、そうでない球団も、少しずつチームとしての形が見えてきた頃合いではなかろうか。
 そうなると考え始めたいのがトレードである。くすぶっている選手を放出し、足りない箇所を補う。それは上位を目指していく中では必須行為のはずだが、相変わらずNPBには生え抜き神話が根強い。嘆かわしい事だ。

 さて、そんな狭苦しい国民性

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【日本ハム】7対7トレードを本気出して考えてみた

 新庄BIGBOSSがまた面白いことを言っている。

新庄ビッグボス「7対7くらい」トレード熱望 移籍活性化で選手に輝ける場を

 7対7という人数はともかく、内容自体はもっともだ。なんでもかんでもメジャーの真似をすればいいわけではないが、選手の出場機会のためにも、移籍のハードルがもっと下がれば良いのにと切に願う。

 そこで今回は、BIGBOSSの言葉を現実のものとするため、ガチで7対7のトレー

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【ドラフト2021】スポーツ紙より早い!直前大予想

【ドラフト2021】スポーツ紙より早い!直前大予想

全体的な展望 不作と言われる2021年。確かに入札重複確定のSランクはひとりもいないが、ハズレから2位ぐらいのレベルに好投手(特に即戦力左腕)がひしめいている。そのため各球団とも
 ・極力競合したくない
 ・即戦力左腕は後回しでも1人ぐらい取れそう
 という心理が働きやすいと思われる。以下、予想を記載していく。

各球団の予想●DeNA
入札:椋木蓮(東北福祉大)
外れ:ーーーー

 左腕王国のイ

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【日本ハム】中田翔以外にトレードするべき選手3選

 8月20日、北海道日本ハムファイターズは、中田翔の読売ジャイアンツへのトレードを発表した。本人のチーム内暴力に端を発した一連の騒動は、一番シンプルで、一番あっけない結末を迎えたと言って良い。

 一部ファンからは球団の態度に苦言を呈す声も聞かれた。不穏分子を"退学"させたら問題が解決したことになるのか。チームとしての体質、風土に問題はなかったのか──。しかし一方、最下位をひた走るファイターズにと

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【ソフトバンク】人数違いトレードで狙う"大物"とは

 7月23日、ソフトバンクホークスはダリエル・アルバレスの入団会見を行った。同席した三笠杉彦GMは、アルバレス獲得で70人の選手枠が埋まったことについて「人数違いのトレードもある」と、今後さらなる補強があることを示唆した。
 そこで今回は、後半戦での浮上を狙う絶対王者が、いったいどんなトレードを画策しているのか予想してみたい。

補強ポイント やはり中軸を打てる打者ということになるだろう。チーム防

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【巨人】ブルペン版ウィーラーはこいつだ!3選

 夕刊フジが面白い記事を書いている。

巨人“ブルペン版ウィーラー”補強大号令 契約最終年で是が非でも結果が欲しい原監督、元気かつ力のある中継ぎ右腕と先発確保へ

 菅野智之、坂本勇人を欠きながらもセ・リーグ2位につける巨人。だが投手陣のやりくりはかなり厳しく、開幕からローテを守っているのは高橋優貴だけ。しわよせの行ったリリーフは早くも過労気味で、野上亮磨や大竹寛ら実績ある右腕が戦列を離れる事態と

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【オリックス】サードにまつわるエトセトラ

 平野佳寿の帰還に沸くオリックス。話題性は(本人も語る通り)田中将大に及ばないが、ウィークポイントを埋めるピンズドな補強で、2021年への期待値は大いに高まったことだろう。しかし解消しなければいけない編成上の歪さはまだまだ残っている。三塁手だ。

 チーム方針なのか知らないが、近年特に"三塁手は消去法"という起用が目立つ。昨年は福田周平・太田椋など本職二遊間の選手や、中川圭太・宗佑磨など内外野兼任

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【巨人】亀井善行、プロテクト漏れか

 12月12日、梶谷隆幸と井納翔一の巨人入団が決定的となった。梶谷はBランクのため人的補償が発生する。そこで気は早いが、プロテクトリストを作成してみた。

 まずDeNAの現状をおさらいしよう。昨年の2位から4位に順位を落とし、ラミレス監督が退任した。低迷の要因は投手陣にある。今永昇太、山崎康晃とチームの柱となるはずの選手が軒並み成績を落とし、だいぶ基礎の部分で計算が狂ってしまった。そのため202

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【ドラフト2020】スポーツ紙より早い!直前大予想

 いよいよ本日に迫った2020年ドラフト会議。夜通し考えた予想をここに記しておく(10/26 16:20更新)

全体的な傾向

 大学社会人に即戦力投手が多く、粒ぞろいな年。「入札確定」のSランク投手は早大・早川隆久のみだが、AランクBランクには名投手がひしめき、早川への一極集中は実は起こらないのではと予想。
 一方で野手は不作気味で、Bランク(2~3位指名レベル)まで広げても7、8人しかいない

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【巨人】13人のサヨナラ候補は誰だ

 先月、10人のサヨナラ候補は誰だという記事を書いてから、だいぶ事情が変わったので再度考えてみることとする。

 一番の変化は、大塚副代表が自由契約の人数を「13~14人」とアップデートしたことだ。当落線上と睨んでいた選手の多くが、脱落を余儀なくされる事となりそうだ。
 さらに9月末日、田中貴也の滑り込みトレードが決まった。9月上旬に「山瀬の成長までは様子見で残留、小林の怪我も追い風」という趣旨の

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【ソフトバンク】ギリギリ山田哲人に釣り合うトレード

 週刊実話が、いかにも"らしい"記事をあげている。

 https://npn.co.jp/article/detail/200007847

 パ・リーグ制覇を目指すソフトバンクが、ヤクルトから山田哲人を獲得する。山田は今オフFA移籍の可能性があるため、ヤクルトにとってはタダで出ていかれるよりお得のはず──という論法だが、ヤクルト球団はそんなドラスティックな決断をする体質ではない。いわゆる"飛ば

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