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2章.死にかけたホテルを救え!?in ラオス

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一年前、インターンとして初めてラオスに行く。 そこでお世話になった方のマインドコントロールにて、 カイトの夢を思い出すことに成功。 お世話になった方 『あなたの将来の夢はなんで…
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2021年9月の記事一覧

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.15 死にかけたホテルを救え!? 〜激昂〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.15 死にかけたホテルを救え!? 〜激昂〜

今日とうとう激おこぷんぷん丸になってしまった。

ホテルオーナーのところに行く。
カイト「今から、あなたの奥さんと親戚と一緒に話をしよう。」
彼は「わかった。呼んでくる」と言って去っていった。

彼らが集まっているであろうところに行くと、
親戚”は”いた。が奥さんはいない。
しかもなぜかフロントにいつもいるスタッフがテーブルについていた。

カイト「奥さんはどうしたんですか?なぜ彼がここにいるの?

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.14 死にかけたホテルを救え!? 〜シロアリの正体〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.14 死にかけたホテルを救え!? 〜シロアリの正体〜

そろそろスタッフの給料日だ。

スタッフは全くもらってないと言っている。

この前ホテルオーナーと話をした時は、
「給料をちゃんと払っている。
そこまで言うなら、カイトに給料システムは全て任せ、
お金を全て預けるから、カイトから彼らに直接渡してくれ」
と言っていた。

これで、スタッフのモチベーションを維持することができる!

と思っていた。

が、そろそろ給料日。
彼からそのことについて何の音沙

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.13 死にかけたホテルを救え!? 〜焦燥感〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.13 死にかけたホテルを救え!? 〜焦燥感〜

オーナーサイドの横暴ぶりが前にも増してさらにひどくなった。
ホテルが続行されると決まってからだ。

勝手にライトを買ってきてはスタッフにいたるところにつけさせていた。

いつも座ってスマホいじっている親戚や自分よりも若いホテルオーナーの奥さんは、
自分が指示したスタッフに、
塗り替えるように別の指示を与え続ける。

なんの相談もない。

何度も何度も話しをした。
組織の中でボスが何人もいて、それぞ

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.12 死にかけたホテルを救え!? 〜大番狂わせ〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.12 死にかけたホテルを救え!? 〜大番狂わせ〜

終わったんだ。

誰もがそう思ったはず。

そして誰もが、
この後続く展開を予想だにしなかっただろう…。

翌朝、7時半に目が覚める。

いつもの掃除をしたり、朝食を出したり、朝の音が聞こえない。
まさか、もうみんないなくなってしまったのか!?
ベッドから飛び起きて、下に向かう。

いや、普通にいたよ。ただ、静かに引っ越し作業をしていただけだった。

とりあえず、みんながまだいたことに安心して部屋

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.11 死にかけたホテルを救え!? 〜優しさの形〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.11 死にかけたホテルを救え!? 〜優しさの形〜

今日が最後の日だ。

日本人として、最後の最後までいつもどおりに仕事をして、
日本人って最後までちゃんと働くんだ〜😲 というのを見せつけてやるぞ❗️

といつも通り、仕事をしていた。

ホテルオーナーがバイクに乗ってくる。
ホテルオーナー
「カイト、行くぞ!」

カイト
「どこにですか?」

ホテルオーナー
「ショッピングモールだ」

モールに着く。

並べ過ぎや!、(笑)
モールの中はどのお店

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.10 死にかけたホテルを救え!? 〜最後の審判〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.10 死にかけたホテルを救え!? 〜最後の審判〜

建物大家から退去命令が出てから数日が経つ。色々な噂を聞く。

・新しい借り手が見つかったらしい。
・建物大家の娘の旦那が、引き継ぐ。
・日本人のマネージャーが入って来たから、
 建物大家がこのままホテルがうまくいきそうだと考え、
 家賃引き上げのために鎌をかけた。
・いや実は自分のホテルがうまく行ってないのに、
 今貸しているホテルの運営がうまくいきそうだと思って、
 嫉妬して追い出そうと考えた。

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.9 死にかけたホテルを救え!? 〜怒り新党〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.9 死にかけたホテルを救え!? 〜怒り新党〜

あれ以来、裸の王様と話していない。話したくないみたいだ。
彼の側近でいつも座ってスマホいじっている親戚は最近いつもくっついて回っている。王様の相談相手は彼だけのようだ。

裸の王様は良い人だ。
彼はもともとインディアンレストランのシェフで彼の3店舗あるレストランのメニュー全ては彼が作ったという。
正直にいうと、美味しい。
3週間弱、カレーとナンが主食だったが、それでも全然平気だった。

毎日3食こ

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.8 死にかけたホテルを救え!? 〜終末期〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.8 死にかけたホテルを救え!? 〜終末期〜

今日の出来事を話す前に、これだけはお伝えしておきます。

上手くいっていたのに突然ピンチに陥るなんて、こんな短期間でそんなドラマみたいなことあるわけない。
と思っている方が多分多数いらっしゃるだと思います。
自分でも実際この現場にいなければこんなこと信じられるはずがないと思っていたでしょう。

でも全て事実です。
フィクションではありません。

正直信じられないくらい最悪な状況です。
それでも、始

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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.7 死にかけたホテルを救え!? 〜死刑宣告〜

学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.7 死にかけたホテルを救え!? 〜死刑宣告〜

「ここから出て行け」

ホテルのオーナーが、建物のオーナーに言われる。

突然の出来事だった。
何が何だかよくわからない。

もともとこのホテルは、目の前に建つ“Dホテル”のラオス人オーナーが所有する土地建物の一つだ。
それを現在のバングラディシュ人のオーナーが建物を借りて、
ホテル&インディアンレストランを運営している。

エアコンの設置をしてくれたのも、修繕費用を出してくれていたのもこのラオス

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学生インターン東南アジアでホテル経営#サブストーリー.結婚式編 in ラオス

学生インターン東南アジアでホテル経営#サブストーリー.結婚式編 in ラオス

今日は、廃屋より離れ、お休みをいただきまして、別なお話をお届けします。

友人の友人の結婚式。
本日は仕事から離れ息抜きの1日。

首都ビエンチャンから車で1時間半。
舗装されてない砂利道。
車酔いする私には結構ツラい。。

速攻で気持ち悪くなったので、
自分は今綺麗な湖のほとりで大自然に囲まれている。と妄想する。

(実際はかなりの悪路で、土と木がちらほら。綺麗な湖などはない(笑))

いつしか

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