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テスカトリポカ

連日夏の暑さが戻ってきて、少々バテ気味です。皆さんはいかがでしょうか?

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先週から読み進めている第165回直木賞と第34回山本周五郎賞をW受賞した佐藤究氏の作品です。

題名のテスカトリポカTezcatlipocaは、アステカ神話の主要な神の1柱。
古代アステカの生贄の心臓を捧げる儀式と、現代の臓器売買が重なっていくというのが本作です。

実は現在もまだ読み終えていません。主人公がカタカナ名だし、周りの登場人部もニックネームが付けられてしまい、内容に入り切るまでに、私は疲れてしまっています。

また凄惨な暴力描写が続くことも多く、想像すると気持ち悪さが先に立ってしまい、それぞれの思いに心を寄せることがなかなかできません。

著者が受賞後のインタビューで語られていた

人間は群れの中から特別なものを選び出して熱狂することで、一時的に情念を昇華したがる。

という言葉は少しづつ理解できる気がしてはいるのですが。

エンターテーメントとして、まさにゲームで育ってきた人たちには理解できる世界かも、と感じています。

1度時間をおいて、再度読んで深く読めたらいいなと今は思っています。

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。(Amazon内容紹介より)

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